日向夏
『薬屋のひとりごと』(第1巻〜第4巻)
(ヒーロー文庫)
今更ですが、先にNetflixでアニメ版『薬屋のひとりごと』を、シーズ1,2と観終わっていて面白かったので、漫画版を読もうか(更に漫画も2種類あるしw)、原作小説の方を読もうかと考えつつ、とりあえずアニメ版からの原作だと小説だろうと思い、小説の第4巻までがシーズ1,2という事で読み進めていました。
(正確には、〝小説家になろう〟版が原作になるのかな)
ヒーロー文庫版
薬屋のひとりごと1
薬屋のひとりごと2
薬屋のひとりごと3
薬屋のひとりごと4

先にアニメ版を観ていたのが、〝仇〟となってしまいました(笑)
小説も面白くて良かったのですが、それ以上にアニメ版の完成度が高くて印象としては、小説で感じる全てはアニメ版に落とし込まれているという印象で、「うんうん、そうだった」と確認するような感じになってしまいました(爆)
元々が〝小説になろう〟(所謂、なろう版)で連載されている小説で、どちらかといえば小説というスタイルよりも箇条書きが小説っぽくなっている感じで、それをベースにしてヒーロー文庫版の小説になっていると思いますので、ライトノベルという事もあるんですが、読みやすくスイスイと進む反面、背景や心理描写等の細かい部分は、それほど多く文字として書き起こされていない印象がします。
漫画版になると、そこは〝絵〟という表現が加わるので、原作者の考える『薬屋のひとりごと』の世界観がより具現化され、そしてアニメ版になると〝音〟と〝動き〟という要素も追加されるので、「翡翠宮って、どんなところだろう」、「猫猫の住み込み部屋はどんな感じなのか」みたいな印象が、アニメ版を観る事で強烈に印象付けられてしまう。
原作小説を読むだけでは、具体化し辛い部分をアニメ版は丁寧に設定へ落とし込んでいると思うんですね。
そんな状態で原作小説を読み始めてしまったので、面白いのは面白いのですが、新鮮味が、、、という。
『薬屋のひとりごと』ファンには、何よりも一番ストーリーが進んでいる原作小説ですしマストだと思いますが、アニメ版で十分で次のシーズン3までネタバレ厳禁令している方は、あえて読まなくても良いのかもしれません。
もちろん、今後の展開で原作小説とアニメ版で、アニメ版の脚本が大きく違いを出していく可能性はあると思いますし、その時は原作小説も別途、読み進めるのも面白いとと思います。
とりあえず、、、アニメ版シーズン3を楽しみにしている身としては、原作小説を読み進めるのは第4巻で止めておくかな。。。
(劇場映画版も気になりますが、、、)
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