ぐだぐだな文章なんて読んでられねえんだよ。とっとと動画をよこさせよ、このタコ!!、ってお急ぎの方は、こちらから今回の動画2本をご覧頂けます。よろしくお願い致します。
モジュラーシンセ入門、モジュラーシンセ基礎、、、何処まで役に立つ記事か謎ですが。。。
スタンドアローンでフリーで利用出来るモジュラーシンセのソフトウェア、『VCV Rack』がVer.2.0にアップデートしてから使用していなかったので、久しぶりにチマチマとマウス片手にパッチングしてみました。
以前のバージョンから一番の違いは、有料版がVST/AUに対応した事で、DAWからプラグインとして利用出来るようになった事でしょうか。あとmacOS版はApple Siliconにネイティブ対応していますね。
そして、もう随分と触ってなかったので、各種モジュールのアップデートやら、更に増えたブランドやら追加された新モジュールもありますね。
もはや、フリー版でさえ「全部なんて使ってられねえ」というぐらいのモジュール数なので、とにもかくにもモジュラーシンセ体験してみたい方には、フリー版をダウンロードして利用するのがお薦めです。
フリー版はスタンドアローンでのみ起動で、DAW上からプラグインとして呼び出す事は出来ませんが、モジュラーシンセ体験してみたい方、モジュラーシンセだけで作品を完結したい方等であれば、もう十分すぎる仕様になっています。
ダウンロードしただけでは、VCVブランドの初期モジュールしか使用出来ませんので、その他沢山のモジュールを使用したい場合は、、、と言いますか、使いたいですよね?(笑)、、、そんな場合はVCV Rackのサイトからアカウントを作成してログイン。
ログイン後に、ライブラリーから使用したいモジュールやら、1つ1つモジュール選択するのがメンドクサイって時は、ブランド指定して、そのブランドのモジュール全部登録、って感じで、どんどん使用したいモジュールを登録。
VCV Tack 2のソフトウェアを立ち上げて、メニューから改めてログインすると、先ほどWebサイトの方で登録したモジュールが順次反映されて行きます。
登録したモジュールが多いと、ちょっと時間が掛かるので、読み込みが終わるまで待ちましょう。
この辺り、詳しくは以前のVCV Rack記事に書いてますので、よろしければ合わせてお読み頂ければと思います。
(ちょっと古い記事なので、画面とか少し違う部分があるかと思いますが、基本的な流れは同じだと思います)
今回の動画ネタ。解説は、、、適当です。すいませんです。。。
VCV Rack2のパッチファイルも置いてますので、ダウンロードして試してみて下さい。
しかし説明を文字でやり出すと意味不明になる、、、次回から喋った方が早いか。。。(笑)
VCV Rack 2 : Sequencer VCO
【 使用モジュール 】 VCV ・LFO ・CV Mix ・SEQ 3 ・Scope ・VCO ・Audio 2 Surge XT ・Reverb2
リアルのステップシーケンサーをお持ちなら、そのCVアウトから直接、外部ミキサー等に繋いでみて、適当にステップシーケンサーを走らせてみて下さい。「プツプツ」と何か音が鳴っているかもしれません。そして、そのステップシーケンサーのテンポを最速にしてみると、「ブーン」と低い音が鳴ると思います。(各ステップのツマミは適当に0とMax以外でバラバラにしてみて下さい)
本来、CVもGateもTriggerもClock等の各種信号(可聴域より低い信号)とAudio信号(可聴域)の区別をする必要が無く、モジュラーシンセで扱う信号は、たったの1種類だけ、という考え方に基づくと、こんな感じでステップシーケンサーもオシレーターとして利用が可能となります。他にもエンべローブでも同じ事が可能です。
耳に聴こえない低い音(CV/Gate等)ならば、音程を高くしてあげればAudio信号になりますし、Audio信号を耳に聴こえないぐらい低い音程にしてあげれば、それはCV/Gateとなります。この両方に音程以外の違いはありません。
さて。
このパッチでは、〝VCV SEQ 3〟を高速でブン回す為に、〝VCV VCO〟の矩形波をクロックに見立てて、シーケンサーのクロックに入力してます。これで、〝VCV SEQ 3〟のテンポ自体が可聴域でブン回るので、自ずと〝VCV SEQ 3〟のCVアウトも可聴域Audio信号として出力されます。
〝VCV SEQ 3〟は8stepのシーケンサーなので、8つの山と谷をツマミで調整出来る波形を取り出す事が出来ます。16や32stepのシーケンサーを使えば、もっと複雑な波形も作れるでしょう。
また、ステップシーケンサーの各ステップに対してCVインがあるようなタイプだと、シーケンサー自体で波形をモーフィングさせたりも出来るでしょう。色々なシーケンサーに差し替えて試してみると良いと思います。
また、〝VCV SEQ 3〟のCVアウトをSlew Limiter系モジュールを経由してから出すと、ギザギザな波形を滑らかに変化させる事も出来ます。
クロックとして利用している〝VCV VCO〟自体のピッチを動かすと、結果として〝VCV SEQ 3〟のピッチも動きます。今回は〝VCV LFO〟で音程を揺らしてますが(〝VCV LFO〟と〝VCV VCO〟の間に〝VCV CV Mix〟を入れて、〝VCV VCO〟に対する掛かり具合の量を調整しています)、更に別のシーケンサーで〝VCV VCO〟を通常のようにピッチを動かすと、最終段のオシレーター化している〝VCV SEQ 3〟もフレーズを兼ねでます。
なかなか12音階に合わせるようなフレーズは難しいかもですが、複雑な倍音構成を作り出せる方法でもあるので、「CV/Gateは何時でもAudioになる」と覚えておくと良いかもしれません。
Audioの最終アウトを〝VCV Audio 2〟としています。使用されるPCのAudio環境に合わせて、〝VCV Audio 2〟の設定をして下さい。上部、黄色い文字をクリックすると、PC側のAudioアウト一覧が出ます。
VCV Rack 2 : 1VCO Bass & Kick
【 使用モジュール 】 VCV ・Octave ・VCO ・VCF ・VCA Mix ・Audio 2 ・ADSR EG x 2 ・Scope AS ・BPM Clock ・SEQ16 Count Modula ・Trigger Sequencer (16 Step) Audible Instruments ・Mixer mscHack ・Compressor
その昔、まだ日本国内代理店でDoepferと、あと2社ぐらいのブランドしか手に入らなかった時代。そんな頃に84HPx6Uケースで、9割Doepferモジュールという構成でライブをしていた頃、如何に節約パッチング、如何に1音でやりくりするか、とアレコレ考えていた中で思い付いたパッチングです。
と言っても、やっている事自体は何も目新しい事ではなく、一般的なベース音とブレーズのパッチングと、パーカッション音を作成する時に使うようなパッチングを重ねているだけで、あとはその2つのバランスをどうするか、という感じになっています。
〝AS BPM Clock〟でテンポを決めたら、使用するステップシーケンサー(今回は2基)のクロックに繋いで同期させます。
使用するステップシーケンサーはCV用(ベースラインの音程フレーズ用)に1つ。Gate用の音量と音程で2つ。
さて、まずはベースラインのパッチングを進めます。
〝AS SEQ16〟の1段目CVを〝VCV VCO〟のピッチにパッチング。〝VCV VCO〟の三角波を〝VCV VCF〟にパッチングしてからの〝VCV VCA Mix〟の1番に繋ぐ。この時、〝AS SEQ16〟の1,5,9,13のツマミはゼロにしておきましょう。他のツマミは適当に動かしておいて下さい。(後で調整します)
次に〝Count Modula Trigger Sequencer (16 Step)〟の1段目、1〜16の間で音を出したいタイミングのところをオンにして、他はオフに。この時、1,5,9,13は必ずオンにしておく。(所謂、4つ打ちにする事をイメージしています) 1段目のGateを2基ある〝VCV ADSR EG〟のどちらかにパッチングし、そこから〝VCV VCA Mix〟の1番のCVインに接続。
これで基本的にステップシーケンサーを動かせば、16ステップ間でのフレーズでベースラインが完成です。ベースに合うよう、〝VCV VCO〟のピッチも低くしてみましょう。音を鳴らしながら、〝AS SEQ16〟のツマミや〝VCV ADSR EG〟の調整をして良い感じにしましょう。
(調整時、各シーケンサーの1,5,9,13の4箇所だけは動かさないで下さい)
次にキックに対応するパッチングを進めます。
〝Count Modula Trigger Sequencer (16 Step)〟の2段目、1,5,9,13をオンにして、他は全てオフにした状態で、残りもう一つの〝VCV ADSR EG〟にGateを繋げます。この時、〝VCV ADSR EG〟のAは最速、Dは20msぐらいのポイントに、SはゼロからDの範囲ぐらい。RもゼロからDぐらいの範囲に設定。(後で微調整します)
それから〝VCV VCO〟のピッチにパッチング、、、なのですが、ここからが、ちょっとしたポイントになります。
ベースラインのフレーズ用CVと、キック用のエンべローブが、1つの〝VCV VCO〟に同時に掛かる事になります。何も考えずに、この2つを同時にパッチングすると、4つ打ち的に入る部分で逆に音程が高くなるような、どう考えてもキックには聴こえない感じになると思います。
そこで、一旦ベースライン用でパッチングしていた〝AS SEQ16〟の1段目CVのパッチングを外します。
そしてモジュールを1つ追加。〝Audible Instruments Mixer〟に、ベースラインのフレーズ用CVとキック用のエンべローブを繋いでミックス。(各ツマミのスイッチは下側にしておきます)
これでキック用のエンべローブのチャンネルはゼロにした状態で、まずはベースラインのフレーズ用CVのチャンネルのツマミを上げていって、良い感じの部分で一旦決定。どうしても音程が気に入らなければ、〝AS SEQ16〟側のツマミや〝VCV VCO〟のツマミでピッチの調整をしましょう。
次に、キック用のエンべローブのチャンネルのツマミを少しずつ上げていくと、4つ打ちの部分で「ドスン」とか「バスン」という感じになってくると思います。
※注意※
〝VCV VCO〟を使用しているのですが、〝VCV VCO〟本体や〝AS SEQ16〟だけでは、望んでいる低音のフレーズに届かなかったので、〝AS SEQ16〟のベースライン用CVを一旦、〝VCV OCT〟に通してオクターブがっつり下げてから、〝Audible Instruments Mixer〟に繋ぎました。
後は、お好みで色々なツマミやスライダー等を調整して、良い感じになるよう試してみて下さい。
今回のポイントは、CVとADSRエンべローブをミキサーモジュールでミックスする、という部分です。このような考え方はモジュラーシンセならでは、という部分でもあるので、ミキサー = Audio信号、という発想は捨てて、色々な信号をミックスして違う波形を作り出す、というアイデアも楽しいと思います。
そして、文字で書くと意味不明な説明になる罠。。。
Audioの最終アウトを〝VCV Audio 2〟としています。使用されるPCのAudio環境に合わせて、〝VCV Audio 2〟の設定をして下さい。上部、黄色い文字をクリックすると、PC側のAudioアウト一覧が出ます。
引き続き、動画を撮ったりして記事をアップしようと思います。。。(遠い目)
VCV Rack関連の記事は以下にまとめています。
以下の記事はモジュラーシンセ全般の記事から、幾つかピックアップしています。
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