『DEATH STRANDING DIRECTOR’S CUT』を、初代M1 Mac miniで遊ぶ【その一】

DEATH STRANDING

CAPCOMのmacOS版『BIOHAZARD』シリーズの移植を始まりにして、Mac版ゲームの世界でも、所謂〝AAAタイトル〟級のビッグネームなゲームの移植への道が開かれたと思います。

1チップで非常に高性能なApple Siliconを搭載したMacの登場と、最新版macOS Sonoma 14に追加された〝ゲームモード〟で、MacがゲーミングPC的な振る舞いを可能にした事で実現したんだと思います。

今のいままで、特にMac版ゲームには全く力を入れて来なかったAppleでしたが、ここに来て方針を180度変えて、ゲームにも強いMacを打ち出して来ました。
Windows版からの移植を促す為、開発者向けにはMac上でWindows版がそのまま動くツールまで用意しています。

あとは如何にAppleがゲームデベロッパーを脅すか、という事ですね(違)

まあ、冗談は半分にしておいて、、、とは言っても、ゲーミングPCシェアで圧倒的に少ないMacユーザー向けリリースが、ビジネスとして見合うのか、という大きな問題があるわけなので、個人的にもMac版ゲーム界隈の発展と言うと大袈裟ですけど、次の〝AAAタイトル〟Mac版リリースへの応援の意味も込めて、今回は購入してみました。

リリース記念の40%OFF、税込3,300円(Apple Store / 2024年2月7日現在)でしたしね(笑)

PlayStation5版ではありますが、Amazonで58%OFF(2024年2月28日現在)となっています。未体験の方も、ぜひぜひ遊んでみて下さいませ。 【PS5】DEATH STRANDING DIRECTOR’S CUT

しかし問題は、私のMacが初代ノーマルなM1である、Mac miniである事、2020年モデルです。
ゲームミングPCと言えば、CPU能力もですが、それ以上にグラフィックボードの性能が決定的とも言えます。
Apple Siliconというチップ自体、CPUやらメモリーやらグラフィック演算関係やらが、1チップに統合されているので、特にグラフィック演算は単体グラフィックボードに比べると、やはり非力ではあります。

はてさて、本当にPlayStation 4等で動いていたゲームが、初代M1 Mac miniで遜色なく遊べるのでしょうか。

KOJIMA PRODUCTIONS : DEATH STRANDING DIRECTOR’S CUT

まずは、私のMac miniの簡単なスペックです。

・Apple : Mac mini (2020年モデル)
・Apple Silicon : M1 (CPU 8コア / GPU 8コア)
・メモリー : 16GB (8GBから最大16GBにしています)
・SSD : 512GB (インストール後、残り140GB程度)
・macOS Sonoma 14.3
・Game Center ログイン
・録画の為、バックでOBSを動かしてます
・Webブラウザ Safariを立ち上げてます

Apple Storeで普通に販売されているMac miniに対して、メモリーを8GB(標準)→16GB(最大)に変更しただけです。

では早速、Apple Storeから購入。
ダウンロード。
10分ほど経過、、、バーが全く進まねえ、、、
ファイル容量は78GBほどある模様。Webブラウザから、その程度のデータをダウンロードするのであれば、それなりに早く進行する感覚なんですが、このApple Store経由が遅すぎる。

なので、もう寝る。

で、6時間後ぐらいに見たらダウンロードは終わってました。
よし、許す。

さて、いよいよデスストのアイコンをダブルクリックして起動。

ん?
立ち上がった、、、のか?

何も画面らしきものが現れない。
はて?

よく見ると、メニューバーはデスストには変わっている。
メニューからAbout画面なんかは表示出来る。

が、、、それ以上、何一つ変化なし。
んー、なんか裏でアップデートとか何かしてるのかな。

2時間ぐらい放置するも、状況変わらず。
えー、やっちまったか?(何を?)

とりあえず強制終了してからの、再度アイコンをダブルクリック。

あ、、、、れ。

ふつーに、そして直ぐに立ち上がった。
自動で画面がフルスクリーンになって、〝ゲームモード〟になったぜ、と通知。

宇宙服着た小島さん?が、月面らしきところでジタバタしながらの、株式会社コジマプロダクションのロゴが。

おー、始まった始まった。

そしてタイトル画面。
ゲームと無縁だったMac上に、ビッグネームのゲーム画面が、、、これだけでちょっと感動(笑)

とりあえずOptionからのゲーム関連の設定をする。
まずは、どれぐらい快適に動くのか遊べるのかを知りたいので、グラフィック関連の設定は全て〝最高〟か〝高〟に設定、フレームレートも30FPSだった設定を60FPSにしてみた。(FPSの知識無いので、適当です)

キーボードの割り当て設定等は、とりあえずそのまま。少し遊んでから、改めてキーの割り振りは考えるつもり。
ゲームの難易度もノーマル。

グラフィック関連の設定以外は、ほぼデフォルトのままでゲーム開始。

ムービーが始まる。
音も映像もスムーズに動いてる。
まあ、ムービーだから当たり前か、、、

しばらくムービーを眺めた後、そのままシームレスのゲームが始まり、主人公を操作出来るようになる。
この辺り、最近のゲームが映像が凄すぎるぐらい綺麗になって、ムービーとゲーム本編画像の境界線が無くなりましたよね。

で、視点移動がマウス、、、、うーーーーー

速い、視点移動が速すぎる。
マウスの感度を下げないと、とても私には操作が無理。

マウスの視点移動関連の設定を〝5〟にしてみたが、まだ速い。で、結局〝2〟にして、ようやく自分には気持ちよく動く感じになった。

操作関連もろくにわからず、周辺をフラフラ歩く。
特に動くがカクつくような印象も無し、画質も十分に綺麗なんじゃないでしょうか。
バリバリ本格的なゲーミングPCで遊んだ事も無いので、比較出来る感覚は無いのですが、個人的には十分な綺麗さだという第一印象。

その後もムービーを挟んでからの、再び主人公を操作して、最寄りのセントラル・ノットシティへ。
セントラル・ノットシティまでは、ちょっとした距離の移動で、川沿いを歩く事になり、流れる水の描写の中を進んだりしましたが、ここでも映像のカクつきや音飛びのような現象は感じませんでした。

私が鈍感なだけで、実はカクついていた場面があったのかもしれませんが。

そして再びムービーでストーリーが進み、エピソード1の中盤《大統領の遺体を密かに焼却せよ》まで終了。
《大統領の遺体を密かに焼却せよ》では、大自然の中を、けっこうな距離の移動という事で景色は綺麗で、帰りはアレに襲われたりと、ちょっと動きの激しい場面がありましたが、やはりゲーム全体の動きとして気になるような事は感じませんでした。

と言うか、転けまくったり(笑)、襲われて黒ドロの中を逃げたり、それどころでは無かった(笑)
(動画撮影は、別途やり直したプレイを上げてます)

最序盤を小一時間ほど遊んでみただけですが、今のところ映像のカクつきや音飛びのような現象で気になった部分はありませんでした。

とりあえず、どんなもんかと遊んでみた感じなので、再度、キーボードの割り振りやら設定を微調整して、初めからやり直そうかなとは思ってます。

そもそもDEATH STRANDINGの予備知識ゼロで、キーボード関連の操作もチュートリアルの見様見真似で全く意味もわかってない状態なので、、、というか、ここ最近、全くゲームをやって無かったので、もう感覚が、、、(笑)

さてさて。
2020年モデルの初代M1 Mac miniで遊んでみたわけですが、なんかもう、「十分じゃね?」という気持ちです(爆)
これだけ動いてくれたら、合格でしょう。

本来であれば、そこそこのスペックのゲーミングPCで動かすゲームのタイトルが、アレコレ考えずにApple Siliconを1チップ搭載したPCで動いてしまうんですから、コスパ的にも良い勝負しているのではないでしょうか。

次、機会があれば『BIOHAZARD RE:4』あたりが、どんなもんか体験してみたいですね。初代M1で、何処まで動くのか。けっこう重いらしいので。

P.S.
Apple純正Magic Mouseだと、左右クリックの間の〝ホイール〟をクリック(中ボタン)する、という動作が出来ないので、ちょっと不便です。(何かしら方法はあるようですが。。。)
うーん、3ボタンのマウスを買うかなあ、、、だったらコントローラー買えよ、って話なんですが(笑)


macOS版『DEATH STRANDING DIRECTOR’S CUT』の記事は以下にまとめてます。

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