Auschwitz

元々、NHK BSで放送されていたみたいなのですが、NHK総合で再放送になった「アウシュビッツ解放60年記念番組」を観ました。制作はイギリスBBCのようですね。
第一話は見のがしてしまいましたが、第二話から最後の第五話まで観ました。
ただの強制収容所だったアウシュビッツが、史上最悪の大虐殺の舞台となる“死の工場”への変貌を、多くの資料と当時のナチス親衛隊、囚人達共々のインタビューを含め、淡々と語られている。
如何にして、効率良く人を殺し、死体を処理するか、まさしく“死の工場”。
ただ、事実を語る番組。必要以上の演出は、極力、避けられていたように感じた。うん、というか、150万人が虐殺された事実を伝えるのに、演出なんて要らないのだろう。


ドイツって、戦後処理は日本と対比される材料になりますよね。
政治的背景から民族の違いとか、それは色々とあるわけですから、本来は対比にならないとは思うのですが、この番組を観て、凄く思ったのが「事実は事実」と堂々と当時の事に、良くも悪くも誇りを持っているな、と。
元ナチス親衛隊でアウシュビッツに勤務していた人へのインタビューでも、当時の行動をどう思うかという質問に、「(全ユダヤ人の抹殺を)当たり前の事で、正しい事をしていた」と言うんですよね。現代において、それはとても許される事ではないし、当時においてもそのはずなんです。
歴史上、それはあった事で事実だと、ハッキリと言うわけです。
こういうインタビューを聴いていても、あまり良い気分はしないのですが、事実は事実と言う限り、必然的にその事実と向き合う事になるわけですよね。そこは、凄く日本と違うなと感じた。
例えば、南京大虐殺は有ったのか無かったのか。
世界最強細菌部隊と言われた、第731部隊についても、全く語られない。
(第731部隊に関する研究結果等をアメリカに渡す引き換えに、第731部隊の重要人物のほとんどは、戦犯に問われていないという事実もありますよね)
生きたままの捕虜に、馬の血を輸血させて何日生存できるか、などというアウシュビッツと同じほどの非人間的な行為が行われていた事を、日本史の教科書は語ってないでしょう。
色々と戦後責任について、隣国からクレームをつけられる日本ですが、、、
なんというか、そういうクレームとは別に、日本としてやった事、してしまった事への事実は、事実として出すべきだと思うんですよ。
もう、大戦に関わったほとんどの人達が、60歳以上なわけでしょう。
大戦に関わっていない人達が、これからの日本を支えるのでしょう。
だったら、事実を出すべきだと思う。
P.S.
こんなページを参考にどうぞ。
・公式サイト
「アウシュヴィッツ平和博物館Webサイト」
「Muzeum Auschwitz-Birkenau」
・旅行記
「アウシュビッツ・ビルケナウ強制収容」
「アウシュビッツ絶滅収容所訪問記」

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