ファルージャ


アルジャジーラの英語サイトにて、「Scores of civilians’ killed in Falluja」という見出しで記事がアップされています。多数の市民が犠牲になっているという見出し、この画像がアップされています。
今回のファルージャへの総攻撃に対して、イラク暫定自治政府の多数の議院は反発しているそうですし、議院を辞めた人や来年の1月に予定されている統一選挙をボイコットしようとする動きも出ているという話も出て来ているようです。
国連も今回の総攻撃が、イラクにとって悪い影響が出ると強い懸念を発表していましたね。
NHKで放送された中で、ファルージャへ進軍するアメリカ兵にインタビューしている映像があったのですけど、「アドレナリンが湧き出て来るよっ!!」とか言い放っていた。ムーア監督の映画“華氏911”にも、似たような事を言うアメリカ兵のインタビュー映像が登場する、、、それを思い出してしまった。


、、、あああ、、、これ、地元のイラク兵を除くとアメリカ軍しかやってないんですよね、、、よくよく考えてみると世界の色々な国々が賛否両論の中でイラクに軍隊を派兵してるわけですけど、これをやってるのは、アメリカ軍だけ。
戦争って「国(組織)」対「国(組織)」って場合、どちらかの戦力がある程度落ちてくると、何処かで白旗を上げるわけですよね。戦争に勝ち負けなんてありはしませんが、そういう決着に落ち着く。相手がテロリストだったり、その連中がゲリラやっていたりすると、どうなんでしょう。彼等には「負け」という二文字なんて、ハナッから存在してないばすだと思うわけですよ。だいたい組織のようで組織じゃない。志は同じでも、行動は個人でやってる。
相手に負けというものが存在しない以上、ファルージャへの総攻撃に勝ち負けがあるとしたら、それはアメリカ軍の敗北は決定的なんじゃないのかな、と。
ファルージャ全ての物体を破壊し、全ての生命を根絶したとしても、次の日に別の場所でテロが発生したら、どうするんですか、と。
戦争って、一番重要な事は、より多くの人を殺す事につきるわけでしょう。
湾岸戦争でアメリカ軍はハイテク機器を使った装備を、やたらとメディアに流したじゃないですか。まるでゲームのように、正確にミサイルが建造物に命中するやつです。
でも、これは「人殺し」へのカモフラージュですよね。破壊される建造物より、何十倍もの人の命が消えていってるんですよね。それが戦争なんですよね。
ファルージャでも、メディアには流れないところで多くの殺戮がおこなわれているんだろう。
どんな結果になっても、きっとアメリカは「勝利宣言」するんだろうな。あと何回、勝利宣言するんだろう。

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