2022.0814-0815 島根県・日御碕と民宿ちどり荘 【リンク先を追加】

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2022年のお盆休み。
「海に行きたい、ちどり荘は?」、という妻の問いかけに、、、

そうだ、また忘れるところだった。。。

島根県日御碕灯台から海沿い、下がった所にひっそりと小さく静かな浜辺、『おわし浜海水浴場』があって、その前に『民宿ちどり荘』(Instagram)さんがある。
かれこれ4,5年ぐらい前から、「ちどり荘に行きたいなー」と、口にしながらも気がつくと、お盆直前だったり過ぎてたりして、ほぼ〝行く行く〟詐欺状態になっていた。

今回も7月中頃になって、「そうだ、ちどり荘」となって(笑)、今から問い合わせても空いてないんじゃないかと、駄目もとで電話をしてみると、当初考えていた7月末は満室との事だったけど、お盆休みの日曜日から月曜日の泊まりであれば空いてる、との事で、即予約。

なんと、ちどり荘へ行く事になった(爆)

完全無欠のペーパードライバー夫婦なので、相も変わらず公共交通機関のみを使用した移動手段。
まずは島根県まで飛行機を考えたのですが、飛行機の時間帯が微妙なのと、空港に着いてからも時間帯が微妙で無駄な時間や移動が発生してしまう。あと値段的にも、鉄道メインの方が少しですが安くなりそうだったので、飛行機プランは却下。

長距離バスは、初めから選択肢には無かったのですけど、夜行は諸々予定で無理だったので、日中移動でも、やはり到着が遅めになってしまう。まあ、費用は一番安くつくんですけどねえ。。。

最終的に、いつもの鉄道メインの移動に決定。
1泊2日で、初日に出来るだけ早く宿に到着して、海で泳いで。次の日の朝も泳ぐ気満々、というプランだったので、鉄道メインの移動が唯一、お昼13時ぐらいには日御碕に到着出来る手段でした。

2022年8月14日(日)

さて。
公共交通機関使いの朝は早い(笑)
朝、6時半前には出発。
JR京橋駅から新大阪駅へ。

新大阪駅を7時11分発の新幹線で、まずは岡山駅へ。
岡山駅に7時55分着、そのまま在来線に乗り換えで8時5分発の〝特急やくも〟に乗車。
ふぅ、これで一休み出来る、、、後は終点の出雲市駅まで約3時間、のんびり鉄道の旅。

実は、このルートでの島根・出雲への旅行。これで2回目となるんですよ。
そもそも島根県というか出雲というか出雲大社というか日御碕へ行くのは、私自身これで3回目。初めて訪れたのは、今から29年前の日本一周一人旅をしていた時でした。
2回目は12年前で、この時〝特急やくも〟に初めて乗ったのですが、見事に妻が酔って気分が悪くなった。

そう、〝特急やくも〟は悪名高い〝振り子式〟(笑)
私自身は、〝振り子式〟特急電車には何度も乗ってますし、もともと鉄道の旅が好きなので、電車で酔った事は無いのですが、妻は見事にハマった感じでした。

今回は酔い止めの万全な体制で臨んだ為か、大丈夫だったようです(笑)

出雲市駅に近くになって空模様が怪しくなって来ました。
天気予報を確認すると、、、うーん。出雲周辺に強めの雨雲が掛かり始めていて、雨雲の見た目が線状降水帯っぽく見えるけど、午後からは止むっぽい予報。

出雲市駅に11時4分に到着。
ここからは11時30分のバスで出雲大社まで移動なので、バス乗り場で並んでいたら、来ましたよ土砂降りが。
どわーっと、バケツをひっくり返した感じのアレです。
うーん、、、とりあえず現地に着く頃には、雨が止んでいる事に期待しよう。。。

バスに乗り込み、出雲大社の正門前に12時2分到着。
お、雨も止んでる、、、と思ったのも一瞬で、また土砂降りになって来た。

さて、どうしよう。
目の前には出雲大社がありますが、当初の予定では出雲大社はスルーして(前回に行ってるので)、ここからタクシーで日御碕まで行って、そこで昼御飯して、ちどり荘へ、という計画。

しかし、このまま雨だと海に入るのも無理なので、それであれば出雲大社で時間を使って、バスで日御碕まで移動、という方法もある。
出雲大社から日御碕までのバス、ここで乗り継ぎで1時間半ぐらいあるんですよね。

とりあえず、日御碕で昼御飯をする予定をしていたお店に電話をして、お目当てにしていた〝うに丼〟があるか確認すると、まだあるとの事だったので、とりあえず当初の予定どうりタクシーで日御碕へ行く事にした。

ですが、、、出雲大社周辺で、所謂タクシー乗り場的な所が無いっぽいんですよ。
こんな観光地なのに、なぜか。。。

タクシー会社2件ほど電話するも、どうも無理という返答。。。
うーん、と思っていたら、なんと〝空車〟と光らせたタクシーが目の前に、、、おおおー、って、土砂降りの中、乗り込む。

なんというタイミング。

出雲大社の正門前から、けっこう渋滞してて、タクシーの運転手さん、するっと脇道に入った。
「この道、全国から集まった神様が出雲大社へ向かう時の道なんだよ」と教えてくれた。

へー
なんか、そういう話というか道があるって聞いた事はあったけど、まさに今、タクシーで走ってる道がそうなんだねえ、『神迎の道』と言うらしくて、その先が日本海に出て『稲佐の浜』がある。
なんでも、この稲佐の浜で砂を収集して、それを出雲大社でお参りをして〝お清めの砂〟と交換するというのがあるそうです。

現在、強風時に砂浜の砂や石が飛ぶ被害を防ぐ工事が進められているので、道路から稲佐の浜は見えにくい感じになっていました。

日本海に出てからは、海沿いを走ります。
雨が降っていて風も強いので、日本海は白波が大きく、あちらこちらで見えます。

でも、タクシーの運転手さん曰く、「強くないね」って。
冬とか本当に雨風(雪かな)が強い時は、この海沿いの道で、海からの波しぶきが車にかかるそうです。

しばらく走ると、山というか森の合間に、朱色の綺麗な社っぽい建物が、、、「あれが日御碕神社だよ」と。

突然、現れる感じだから、ちょっと驚く。

実は、前回の日御碕へ行った時は、日御碕神社には行ってないのですけど、日本一周一人旅した時には日御碕神社にも訪れていたのですが、てっきり忘れていた。。。(笑)

そして、やっと日御碕に到着。
昼御飯の予定していたお店の前まで送ってもらう。
出雲大社正門前から日御碕まで、3,700円ぐらいだったかな。

とりあえず風は強いけど、雨は止んでる。
さあて、昼御飯。
目的のうに丼は、『花房』さん。
けっこう並んでるー

この花房さんも前回、12年前に訪れてうに丼を食べたんですよ。
その時は、全然並んでもなかったし店内のテーブルとか、もっと古かったような気がするんですけど、店構えは変わってないけど、店内のテーブルとか明らかに新しくなってる。
この12年で、名も知れたのかねえ。

そうこうしているうちに順番が来て店内へ。

海鮮丼系がイチオシっぽいのですけど、私達はザ・うに丼を注文。
あと、のどぐろ煮付けを単品で注文。

ひゃー、まさに〝うに〟の丼。
これですよ、これ。

北海道・積丹の時もでしたが、美味しい美味しいと、パクパク食べていると、そもそもうに丼自体が食べやすく、するする喉を通っていくので、あっという間に食べ終わってしまうので、ゆっくり味わいながら食べる(笑)

ちなみに3,300円也。
この量、大阪で食べたら幾らするんだろうね。。。

お店を出て、ここから徒歩で宿の『民宿ちどり荘』さんへ向かう。
一旦、大きな駐車場に出て、ここがバスの終点〝日御碕灯台〟にもなっているのですけど、〝おわし浜〟という大きな看板を目印に、急な坂を下って行くと、小さな浜辺が見えた。あれ、ここでも泳いでる人がいるね。
更に、道なりに下っていくと視界がひらけて、おわし浜と『民宿ちどり荘』(Instagram)に到着。

道を挟んで反対側、おわし浜にはちどり荘の桟橋(あづまや)があって、日中は〝海の家〟になってて、朝晩は宿泊客がここで食事が出来る、ちどり荘名物。

早速、ちどり荘にチェックイン。
部屋に案内してもらうと、海側で一望。

待ちきれない妻は、早々と水着に着替えて準備万端。
私も着替えて、目の前に広がる海へ。

天候は曇りだけど、さっきの灯台のところよりは風が穏やかで、全然寒くも無いし、むしろ海の中の方が暖かく感じるぐらい。

ちどり荘で浮き輪を借りて、ぷかぷか海に浮かびながら、ぼけーっとする。
妻はサーフィンの形をしたボード、あれ、なんて言うんでしたっけ? こちらは有料なんですが、これを借りて一人奮闘してました。

砂浜ではなく、砂利の浜ですが、水も綺麗でしたし、とにかく波も穏やか。
砂利の浜なので、波打ち際の波が引いて行く時に、小さな砂利の転がる音が凄く心地よい音です。

のんびりした時間

午前中が大雨な感じでしたから、海水浴目的のお客さんがほとんどいなくて、たぶん宿泊客(民宿が数件あるので)ばかりで、本当にプライベートビーチみたいな感じでした。

海でぼけーっとしながら、ちどり荘のかき氷を食べるミッションもあったので、あずきトッピング。
氷、ふわふわ。

海から上がって、ちょいと散歩したりしつつ、夕方になってシャワーして着替えて、いよいよ晩御飯。

夕日の有名なスポット、日御碕なので本当なら桟橋で晩御飯しながらのサンセット、という感じなのですが、生憎の今日は曇りで、うっすら太陽が見えてる感じで残念。

それでも海を間近に、外で海の音と風は気持ちよくて、贅沢な時間です。

そして晩御飯。
これ二人分?、ってぐらいの舟盛りお刺身どーん、って感じで豪華だし、なにげに貝めしのご飯が絶品。
日も暮れて来て、少しずつ薄暗くなって来る浜辺で晩御飯、美味しく楽しい時間。

晩御飯してから、ちょっと夜の散歩へ。

とりあえず急な坂を登って、、、疲れる。。。
灯台の方へ。

もちろん、周辺のお店や施設は閉まっているけど、こんな夜の時間の日御碕や灯台を見れるのは、宿泊客の良いところ。

灯台のライトが、ぐるぐる回りながら水平線の方に消えていく。
なかなか夜の灯台を観る機会なんて、ないもんね。

写真を撮ろうと思ったけど、さすがに周囲が真っ暗なので、撮れるわけもなく断念。

帰り際、雲の合間からけっこう星が見えました。
くー、晴れてたら凄い星空も綺麗なんだろうなー

宿に戻ってお風呂に入って、こりゃもう、何時でも寝れるぞ、って感じになって22時半には寝てました。

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