Ado/小松成美『ビバリウム Adoと私』

4.0
Book

Ado/小松成美
ビバリウム Adoと私
(KADOKAWA)

ところで私がAdoさんの凄いファンかと言えばそうでもないんですが、個性的で魅力のある歌い手さんだと思いますし、自分的に好き嫌い(ん?、嫌いというジャンルではないが)がハッキリ分かれる楽曲があったりして、同一アーティストの楽曲で、ここまで二つに分かれてしまうのも自分的に珍しいな、とは思っていたんですよね。
それぐらい表現の振り幅が大きいんでしょうね。

で。
新曲が出たっぽくて、もちろん普段から情報を得ているわけでもないので、何気にPVを観たのですが、、、「あら、ご本人の顔が、、、特に横顔はハッキリわかるように映ってる」と。

あれ、確か顔出しNGの活動をしていたような。
でもライブ等のステージでは生身を晒して歌う、というので、それも面白いな、とは思っていたので、ここに来てどうして顔を出したんだろう、と。
なんかさ、顔は出さないけどステージでは自分で立ってやりたい、っていうのは矛盾しているようだけど、なんとなく理解が出来るんですよね。

自分も似たような感覚があるから。
自分で見つめる内面と、第三者から見られる内面で乖離があるし、人と話すのも得意じゃないし、むしろ苦手な方で一人でいる方が楽だと思ってしまう性格なのでね。。。

なので、余計に気になってはいたのです。
どういった心境の変化なんだろうか、と。

次に読む本でも買いに行くかー、と本屋に立ち寄って、「そういえば」とタレント系のコーナーを覗いてみたら、どーんってビバリウムが平置きで積んであって、「あ、これか、、、買えってコトだとな(笑)」と。

ご本人の幼少期からメジャーデビューして現在までの事が書かれていて、二十歳代前半で自伝というのも「早すぎ」みたいな感じもするのですが、記憶がより明確なうちに、幼少期から青年期の体験や考えていた事が濃密に、そして赤裸々に書かれているのは意外に新鮮な気持ちで読み進める事が出来たのは、自分でも不思議でしたね。

話を少し大きく膨らませると、多かれ少なかれ今の情報洪水社会で生きている子供達の〝心の内〟って、この本の中に出てくる事なんだろうと思うんですよね。

そんな中、膨大な情報と人生の選択肢がある中で、子供達の未来をどう考えるか、みたいなヒントがあるんじゃないかな、と思った次第。

随分昔だけど、子供が親の似顔絵を描いた時、髪の毛の色が紫とかピンクとかで描いたものを、先生が「髪の毛は黒」と注意するような話を聞いた事があったんですが、まさに、これだよな、って。
その子には、その色に見えてんだから、それで良くね?、正解では、っていうお気持ちになってね。

この本、Adoさんのファンにはマストなアイテムにはなるんだろうし、普段は本を読まない方も手に取ると思うので、それはそれで良い事だし、私のように普段から追い掛けているようなファンでもない人が読んでも、自分が子供の頃の事とか、今アナタが子供の親なら、とか、そういう立場で読んでみると、なかなか面白い作品だと思います。

あと、最近上手くいかないなー、って感じの人が読むと、ちょっと元気になれるかもしれない。
まあ、誰しも明日がプチ〝新時代〟な未来が良いんじゃないでしょうか。

UNIVERSAL MUSIC JAPAN Ado『ビバリウム』特設ページ

あ。
そういえば思い出したんですけど、『初音ミク』は発売したタイミングで直ぐに購入はしたんですけど、「こりゃ私の手にはおえないわー」と諦めました、モジュラーシンセ一直線(笑)

P.S.
最後の【おわりに】という二段組のページ、、、これ、老眼おじさんには普段の老眼鏡でも辛かったです(笑)
そして、Adoさん。
アナタ、謝り過ぎw

本絡みの記事は以下にまとめてます。

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