描く人、安彦良和 Yasuhiko Yoshikazu:Divine Animator and Draftsman

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2024年度のお盆休みは、13日の火曜日のみ出勤で、その前後で土日含めて前半の3連休、後半の5連休という感じで、全く予定もなくダラダラと過ごしていました。
あ、、、Dragon’s Dogma Dark Arisenは進めておりましたが(笑)

本当であれば前半の3連休で、妻と妻方の姪っ子夫婦と和歌山県白浜の方へ、海水浴がてら2泊3日で旅行に行く予定をしていたのですが、一週間前になって「日月火」の3日間という事が判明、、、「火曜日、13日は仕事ですが」、、、という事で、私一人、留守番となってしまいました。
(身内での旅行だった為、細かい連絡も取らず、〝3連休〟が土日月と思い込んでいたようです。。。)

で、出発日の前々日ぐらいだったでしょうか、南海トラフ地震注意情報とやらが出て、白浜方面の4つほどの海水浴場が閉鎖とかアナウンスが出て、「ええ、マジか?」って状態になったのですが、そこはコロナ禍の緊急事態宣言発令中の北海道や沖縄に、「それが何か?」、「というかむしろ、今いけば人も少なくてベストじゃないか」という発想で旅行に行く家族なので、トイレと管理シャワーのある別の海水浴場に行ったらしく、白浜アドベンチャーワールドにも行って、何するにしても待ち時間がゼロだったそう。

お盆休み直撃で、観光業には大打撃となった模様。。。
この程度の話で、キャンセルする人が多いんですねえ。。。

で、留守番中の私は、知り合いの方が主催している音楽イベントに遊びに行って、後半もダラダラしつつ、突然と思い立って『描く人、安彦良和』展に行って来ました。

兵庫県立美術館の最寄りJR駅は、灘駅。
灘駅から降りて海岸方面に一直線で到着するのですが、その前に昼御飯をしようと検索していたら、〝JICA関西食堂〟という謎めいたお店が。。。
「はて、JICAって、あのJICA?」と。
JICAらしく無国籍料理で、8月はトルコ料理らしい。。。

これは気になる。
兵庫県立美術館と同じ並びにあるし、JICAの施設に入るなんて、こんな機会でもなければ無いだろう、と。

JICA関西の1階フロアにJICA関西食堂があって、雰囲気としては小洒落た社員食堂という感じ。広々としていて、外にはテラス席もありました。
更に水以外に、お茶類(緑茶、ウーロン茶)、紅茶、コーヒーが無料でした。

で、トルコ料理のプレートを注文。
入り口で食べたい料理に振られた番号のカードを手に取って、受付で精算。

トレーを持って、調理場の窓口へ。
懐かしい社員食堂っぽい感じ。

そこそこお客さんもいて、賑わってる感じでした。
料理も美味しく頂きました。
ドリンク飲み放題、これで850円です。

腹ごしらえも終えて、さて、本題へ。

描く人、安彦良和』展。
安彦良和さん、って見聞きすると、個人的に真っ先に思い浮かぶのは〝機動戦士ガンダム〟。その後に、「あ、そういえば宇宙戦艦ヤマトもそうだったよね」と思い出す。
あと、そういえば〝ダーティーペア〟の挿絵(カバーイラスト)もだったよね。

実は、これぐらいの知識しかありませんでした。

安彦良和さんの絵心が開花した子供時代から、アニメーターの下積み時代、アニメーターとして重要なポジションになってからの仕事、一転して漫画家としての活動、再びアニメーションの世界へ舞い戻って来ての活躍、そして現在と、展示内容はかなりのボリュームで、じっくり2時間ぐらい掛けて、ゆっくり見て来ました。

展示内容から、〝超電磁ロボ コン・バトラーV〟も子供の頃、好きで観ていたけど、これも安彦良和さんが関わっていた作品だったんですねえ。

プロとしての出発点がアニメーターなので、3等身とか4等身程度の、デフォルメされたキャラクターや色々な動物も、設定資料や原画で沢山と描かれていて、多彩に絵を描ける方なんだよなあ、と。
もちろん、安彦良和さんと言えばロボット・アニメ、数々のロボットやSF的なイラストも多彩。

アニメーター時代の展示の中で面白いなあ、と思ったのは、安彦良和さんが絵コンテや原画に関わった作品のシーンについて、その絵コンテや原画を展示しつつ、最終的に仕上がった本番のシーンの映像も合わせて観れるようになっているのが何本かあって、解説も入るので、「なるほどなあ」と。

漫画家として展示は、主に原画が中心になっていて、安彦良和さんの漫画は読んだ事が無いのですが、アニメーター時代のSFやロボットの世界からは、掛け離れた歴史物が多くて、振れ幅が凄いな、と。
今年から最低、月1冊は本を読もうと続けているので、来年は漫画にも久しぶりに手を出そうかと思っているので、安彦良和さんの漫画も読んでみたい。

『描く人、安彦良和』展、来週末の日曜日、9月1日まで開催しているので、気になっている方はぜひ行ってみて下さい。

P.S.
そういえば、新旧ロボットアニメ対談? となる予定だった、安彦良和さんと庵野秀明さんの対談イベントが、庵野さんの怪我で中止になってしまいましたよね。
ガンダムにおける、ガンダムの設計者の父親と息子アムロの関係だったり、エヴァンゲリオンにおけるネルフ最高司令官の父親と息子の碇シンジの関係だったり、重なる部分もあるので、対談が実現していたら興味深い内容となったでしょうねえ。。。