日本一周一人旅アーカイブ 1992-1993 vol.37

日本一周一人旅アーカイブ

今から28年前。1992年〜1993年に掛けて、約2ヶ月間の駆け足で巡った日本一周一人旅を、当時の旅日記と残っていた資料、そして遠くなった記憶を頼りにアーカイブ化していきます。
ただ、さすがに記憶が曖昧なのと、28年前にもなるので、もう今は存在しない場所や建物、宿泊施設。また廃止された路線等もあるかと思います。また地図を載せている場合も、正確な移動ルート等を現していません。
アップしていく写真も、今から28年前のプリントをスマホで撮影しています。現在とは様子も変化している事でしょう。
このアーカイブ化していく情報は、全て28年前の情報となります。
当時の事を、旅日記をメインにして簡単にまとめて行きますが、もしかすると記憶違いな事を書いてしまう可能性がありますので、ご理解頂ければと思います。

1993年9月22日(水) / 曇り のち 晴れ

朝はパンを食べて、駅前の郵便局へ。
窓口でお金を引き出そうと思ったけど、おばあちゃんの対応で長引きそう。。。
仕方なく、機械で引き出すが、万札専用、、、千円札が欲しかったのに。。。

浜田駅に着いて、まずは山口駅まで行くのですが、特急『おき』1号に乗る予定をしていたので、特急券を購入。
3両編成で、自由席が2両だった。

特急『おき』は、2001年からの使用車両変更に伴い、『スーパーおき』と改名され、現在も運転されています。

益田駅から山口線に入る、、、、が、ほとんど寝てました。

山口駅到着が11時16分。
さっそく観光案内所に行って、先に本日の宿を決めてしまおう。
山口駅の1つ先、湯田温泉で泊まれないかな?、と宿の紹介をしてもらう。

「ビジネスホテルだと素泊まりで5,000円ぐらいもあるけど、温泉があるところにされます?」

それはもう、温泉ありでしょう!!
でも、出来るだけ素泊まりで安いところを、、、(笑)

と良さそうな宿を紹介してもらえた。

あと、ここからはバスで秋芳洞へ行くので、帰りもバスで湯田温泉へ行けるか聞いてみたら、バスの通り道で湯田温泉のバス停があるとの事で、宿の近くのバス停も教えてくれた。
コインロッカーも秋芳洞にあるそうなので、それだったら山口駅に戻って来る必要もないかなー、と思って荷物持参で行く事にした。

バス乗り場で、往復チケットを購入、これで湯田温泉で降りれるとのこと。
ついでに、秋芳洞の入場チケットも購入。

さて、バスに乗り込み山を越え、くねくね1時間ほど走ると、鍾乳洞としては日本最大規模の、秋芳洞に到着。
秋芳洞といえば、これまた鳥取砂丘と同じで、修学旅行か何かで子供の頃に訪れて以来だと思う。

そして、思い起こせば去年。日本一周前半で訪れた、岩手県の龍泉洞
日本三大鍾乳洞といわれるのが、岩手県の龍泉洞、高知県の龍河洞、そして山口県の秋芳洞。

日本一周の旅で、日本三大鍾乳洞の2つ目だ。

まずはザックやら荷物をコインロッカーに押し込む。
中が寒いと嫌なので、とりあえず長袖は持って行こう。

先に昼御飯でもするかなと思っていたら、店の前でおばさんが声を掛けて来た。

「秋芳洞は、その道を、、、」

あ、はい。その前にお昼御飯をしようと思って、、、

「それなら、うちへどうぞー」

と、流されるままに店へ入る。
メニューを見ていると、〝名物・かっぱそば〟が目に付く。

かっぱ、
河童??

よくわからないけど、面白そうなので注文。

ほどなく、かっぱそばがやってきた。
ジューッ、と焼ける音がしている。

んん?
なんか、思ってた感じと違う。

ステーキが出て来るような鉄板皿の上に、緑色の麺と卵やキュウリに焼肉なんかがのっていた。
それを混ぜながら、汁で食べるみたい。

ジュージュー焼けてる感じは焼きそばっぽいけど、汁につけて食べるのは、ざるそばっぽい。

そして、これがまた凄く美味しい。
かっぱそばからは、何が出て来るのか想像もつかなくて、出て来たかっぱそばと味も想像できない感じなんですが、めちゃ美味しかった。

腹ごしらえも済んだので、いざ、秋芳洞へ。
2,300mほど、お土産屋さんが連なる道を歩いて行くと、秋芳洞の入場口に到着。

中に入ると、しばらくは秋芳洞から流れ出て来る川沿いに歩く。
いやー、森林浴。とても気持ちがいい。

なにやら、ゴーッという水の流れる大きな音がしてくると、いよいよ秋芳洞の大きな入り口が見えて来た。
秋芳洞から流れ出る川が滝になっていて、その上を渡って秋芳洞へ入って行く。

中に入ると、意外と寒くない。

遊歩道のような板の上を歩いて行くと、いやー、デカイ。
バス1台は、まるまる入るんじゃないか、というぐらい広い空間。

しばらく進むと、よく観光ガイドの写真にも出て来る、千枚皿へ。
実際に本物を見ると、凄いね。
写真、撮ったけど、暗いしちゃんと撮れてるのかな。。。

更に進むと登りになって、エレベーターのある場所に出て来た。
ここから地上へ出ると、カルスト展望台へ出れるみたい。また再入場も可能みたいですけど、後で行く予定をしていたので、そのまま洞窟探検再開です。

次に現れたのが千畳敷という秋芳洞最大級の空間、高いところで120mもあるらしい。そして。とても綺麗な黄金柱が出迎えてくれる。
なんだかもう、映画の1シーンの中にいるみたい。

ここから黒谷支洞に入る。支洞といっても、そこそこ広い洞窟になってる。

最後まで行くと、黒谷口の出口で地上に出ました。
ここからバスに乗って戻るんですが、先程は地下からエレベーターで行くことも出来たカルスト展望台で途中下車。

カルスト台地の秋吉台が一望、ゴツゴツとした白い岩が、ひょこひょこと顔を出して、なんだか広い高原にいる羊みたいに見えて可愛い。
そして、吹き抜ける風が本当に気持ち良い。

この辺りは遊歩道も整備されていたので、ぶらぶら散策です。
歩いてると、「しつもん」という番号がふられたプラカードが、ところどころに設置されていて、秋芳洞やカルスト台地についてのクイズとかが書かれていた。

展望台近くにある、科学博物館で答え合わせが出来るみたいなので、行ってみる事に。

科学博物館では、秋芳洞やカルスト台地の歴史や化石、調査等、色々な資料も展示されていました。
大昔は、人も住んでいたそうです。

そして再びバスで、秋芳洞へ戻って来た。
荷物を回収して、次は湯田温泉に向けて出発。

秋芳洞から湯田温泉へ、予定していたバスより1本早いバスに乗れた。

当時はJRバスと乗り入れしていた、サンデン交通のバスを利用したようなのですが、この路線は廃止されているようです。

山口駅の観光案内所で教えてもらったバス停より1つ前ぐらいで、泊まる宿が見えたので、急いで降りる。

今夜は、湯田温泉の『ビジネスホテル 富士の家』。
素泊まりビジネスホテルで安いけど、ちゃんと温泉大浴場があるそうなので楽しみ。

朝食は別途700円で追加OKとの事で、購入!!
晩御飯はホテル近所のラーメン屋さんへ。

平日という事もあるのか温泉大浴場に行ったら、たまたま私一人だけになる時間帯があって、湯船で平泳ぎ。

は〜、気持ちいい。

移動距離 : 約177km
浜田駅 〜 益田駅 〜 山口駅 〜 秋芳洞 〜 黒谷口 〜 秋吉台カルスト展望台 〜 秋芳洞 〜 湯田温泉駅 〜 湯田温泉

注意 : Googleマップ仕様の関係上、下車等せず通過した地点も記載したルートになっています。また、当時の正確な移動ルートを再現しているものでもありません。〝大凡〟のルートになります。


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