日本一周一人旅アーカイブ 1992-1993 vol.09

日本一周一人旅アーカイブ

今から28年前。1992年〜1993年に掛けて、約2ヶ月間の駆け足で巡った日本一周一人旅を、当時の旅日記と残っていた資料、そして遠くなった記憶を頼りにアーカイブ化していきます。
ただ、さすがに記憶が曖昧なのと、28年前にもなるので、もう今は存在しない場所や建物、宿泊施設。また廃止された路線等もあるかと思います。また地図を載せている場合も、正確な移動ルート等を現していません。
アップしていく写真も、今から28年前のプリントをスマホで撮影しています。現在とは様子も変化している事でしょう。
このアーカイブ化していく情報は、全て28年前の情報となります。
当時の事を、旅日記をメインにして簡単にまとめて行きますが、もしかすると記憶違いな事を書いてしまう可能性がありますので、ご理解頂ければと思います。

1992年8月23日(日) / 晴れ

今日は丸一日、青森滞在。
この旅、初めての連泊。
と言うのも、この先の北海道は札幌で知人と会う約束をしていて、予定より1日早いペースになっていたので、ここ青森で連泊する事にしました。
 
ちょっと手持ち資金が心細かったので、郵便局でお金を引き出そうと、、、って今日は日曜日。。。
ホテルの近所の郵便局へ、っていうのは無理か。
ホテルで青森の中央郵便局までの行き方を聞くと、どうも歩いていくには距離があるみたいなので、バスで行く事に。
中央郵便局でお金を引き出して、ハガキを出して。
今はメールで簡単に友人知人やSNSに、リアルタイム報告出来るけど、この当時の手段は電話かハガキ(手紙)なので、旅先からハガキを出したりしていました。
 
青森駅に戻って、十和田湖に行こうと思って、バスの予約をしなくちゃいけないような感じ?だったので、とりあえずみどりの窓口で聞いてみると、そのままバス乗り場まで行って下さいと言われて、バス乗り場で乗車券と予約券を買いました。
 
青森駅から十和田湖まで、バスで3時間ほど掛かるみたいで、往復だけで1日仕事って感じです。
 
11時発のバスに乗って、途中〝萱野茶屋〟という所で休憩がありました。何やら無料でお茶が飲めるみたいで、ありがたく戴く。
そして、八甲田山のロープウェイ乗り場へ行く途中で、青森市内と下北半島を一望出来る場所で一時停車、広いねえ。
 
12時過ぎに、八甲田山山頂へのロープウェイ乗り場で一旦、下車。
ロープウェイに乗って約10分、八甲田山の山頂へ。
いやー、流石に涼しい。
沼?があって、その周囲に遊歩道が整備されていて、何処となく熊本の阿蘇は草千里っぽい雰囲気。
ぶらりとハイキングがてら一周して、パノラマ景色も綺麗です。

八甲田山ロープウェーと八甲田山山頂

山頂から降りて来て、昼御飯はカレーライス。
 
再び、バスに乗って十和田湖へ向かいます。
次に下車したのは、焼山。
事前情報で、ここでレンタサイクルがあるらしかったので、焼山から十和田湖までは自転車で走ろうかな、という計画。

そう、この辺りからは〝奥入瀬渓流〟という、十和田湖に繋がる奥入瀬川沿いに進むのですが、年間を通して水量が一定で、とても綺麗な苔や大小合わせて沢山の滝、木々のトンネルを抜けて走る、青森を代表する観光スポットと景観。
 
自転車を借りて、いざ出発。
 
清々しく美しい景観の中を快走、時折に自転車から降りて川沿いまで歩いたり、滝を見に行ったり。
 
しかし、ここでとある事に気付く。
基本的にゴールの十和田湖までは、緩やかとはいえ登りが続くのだ、、、
これが後半、なかなか体力を奪っていく(笑)
 
更に十和田湖へ繋がる道で、奥入瀬渓流沿いを行く道は、この1本しか無い為、けっこう交通量が多く、車に注意しながらの走行となった。

奥入瀬渓流

少し日が傾いてきた頃、1台の車がやってきて私を停めた。レンタサイクルの人だ。
「17時で閉店になるんですが、大丈夫ですか」、、、と。
 
えっ、てなって(笑)
 
ゴールの十和田湖の子ノ口でも自転車を返却出来るので余裕こいていたら、けっこう時間を使ってしまっていたようだ。。。
 
こりゃいかん、と。
もうここからは、景色もへったくれもありません。自転車で爆走ですよ(爆)
 
なんとか17時までに十和田湖の子ノ口に到着して、無事に自転車を返却。
 
汗だくになりながら、十和田湖を眺めて一息。

十和田湖

帰りは完全に陽の落ちた薄暗い奥入瀬渓流をバスで下る。霧も出てきて、日中と違って、ちょっと怖い感じもする。
 
青森駅に帰ってきて、明日に合う予定の札幌の知人に電話をして、晩御飯で駅弁を買ってホテルに戻った。
(晩御飯に駅弁を、よく買っていたなあ)
 
いよいよ明日は北海道へ。
高校生の時に、友人ら3人と大阪から青春18きっぷだけで乗り継いで、そして最後の青函連絡船と開通初日の青函トンネルを通った、1988年以来、4年ぶりだ。

移動距離 : 約128km
青森駅 〜 八甲田山 〜 奥入瀬 〜 十和田湖

注意 : Googleマップ仕様の関係上、下車等せず通過した地点も記載したルートになっています。また、当時の正確な移動ルートを再現しているものでもありません。〝大凡〟のルートになります。


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