モジュラーシンセ考察 14

モジュラーシンセ考察

続・モジュラーシンセ考察
 
 
 
賊ちゃいますよ?
 
モジュラーシンセ考察 13」の続きな感じで。
ここから、話がややこしくなるのが、後者の「何かと組み合わせないと動作しない」モジュール、というやつなわけですね。
 
それ単体では、ウンともスンとも動いてくれないわけですから、何か他のモジュールと組み合わせる必要が出て来るわけです。
んじゃぁ、何と組み合わせればいいんだょ、このタコ!!、という話になってくるタコなわけです。
 
「それ単体で動作する」モジュールを使って、「何かと組み合わせないと動作しない」モジュールを動かす、というのが基本的なパターンになると思います。
 
が。
 
そうは言っても、実はそう単純なタコではなかったりします。
 

あくまでも、「それ単体で動作する」モジュールと「何かと組み合わせないと動作しない」モジュールが、1対1の関係であれば話はタコで済むのですが、そのどちらも複数になった場合、どうなるんだYO、このタコ!!、という事になってくるわけです。
 
例えば。
「何かと組み合わせないと動作しない」モジュールが2つある場合。
2つあるんだから、「それ単体で動作する」モジュールも2つ使えばいいじゃないか、となります。
1対1の関係を2セット作る、という考え方ですね。
確かにそうです。
が。
「何かと組み合わせないと動作しない」モジュールを、更に「何かと組み合わせないと動作しない」モジュールで動かしたい、なんていう場合もモジュラーシンセを使っていると多々あるわけです。
 
さて。どうしましょうか?
 
Aモジュール : 「何かと組み合わせないと動作しない」モジュール
Bモジュール : 「何かと組み合わせないと動作しない」モジュール
Cモジュール : 「それ単体で動作する」モジュール
 
CでBを動かして、その結果をAに繋げる。
なんていうパターンも考えられます。
こうなってくると、1対1の関係というシンプルな方法が使えなくなって来ます。
 
Aモジュール : 「何かと組み合わせないと動作しない」モジュール
Bモジュール : 「何かと組み合わせないと動作しない」モジュール
Cモジュール : 「何かと組み合わせないと動作しない」モジュール
Dモジュール : 「それ単体で動作する」モジュール
Eモジュール : 「それ単体で動作する」モジュール
 
こうなってくると、どんな組み合わせ・繋ぎ方があるでしょう?
逆に「何かと組み合わせないと動作しない」モジュールで、「それ単体で動作する」モジュールを動かす。なんていう方法もあるかもしれません。
 
自分の欲しい目的が明確な場合は、一定の正解の方法というのが存在するはずですが、そうでない場合は、その組み合わせ・繋ぎ方は自由です。
その方法自体が、その人のモジュラーシンセの使い方・個性になってくると思います。
 
その結果として、「音」で出て来るわけですね。

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