モジュラーシンセ考察 04

モジュラーシンセ考察

モジュラーシンセ絞殺、、、
 
いや、違う。
、、、、、、、考察に
        日本語って難しいずら。
 
REON C1
分かり易い、という話を二人から聞きました。
確かに、所謂「ユーロラックスタイル」なモジュラーシンセより、分かり易いかもしれない。
 
自分が思うに、そう感じる要因は二つあるかなと。
 

 
1. サイズがデカイ(笑)
ユーロラックモジュラーが、3Uのミニジャック仕様なのに対して、REON C1は5Uの標準フォーン仕様、所謂MOOGモジュラーと同じ仕様になっている。
サイズ大きくなったぶん、ゴチャゴチャした印象がなくて、パッと見た感じがスッキリして見える、そんなところが分かり易い印象を与えていると思う。
実際、1モジュールに対するツマミの数も少ないし、スッキリしている。
(、、、が、これはまた別の問題もあるのですが)
 
2. 1社完結仕様
REON C1は。現状ではモジュール単位のバラ売りはしていません。
C1を買う事で、モジュラーシンセではありますが1パッケージ化されたシンセを手にする事になります。
C1を買えば、誰でも同じモジュール構成と仕様のシンセが手に入ります。
1社、または1人の設計者の思想に基づいて設計されているわけなので、デザインや使い方やクセ等、全体的な統一感があります。これも分かり易い仕様であると思います。
ただ、C1も特注でモジュール構成の変更、ケースをより大きくする等、要相談で対応は可能かもしれませんので、そうなればモジュール構成や配置位置等の統一感は薄らぐでしょうね。
 
個人的な意見ですが、現代版モジュラーシンセの本当の醍醐味を感じたいのであれば、不特定多数のメーカーとモジュールの構成が一番だと思っています。見た目的な統一感は無くなるので、その部分はマイナスなのですが。
 
 
 
「1」で書いた、
> 実際、1モジュールに対するツマミの数も少ないし、スッキリしている。
> (、、、が、これはまた別の問題もあるのですが)
例えば、REON C1でフィルターをLFOで動かしたい場合を考えます。
C1のローパスフィルターのモジュールには、Audio In/Out以外に、CV Inが3つあります。
LFOモジュールの出力を、この3つあるCV inの何れかに接続すれば、LFOでフィルターを揺らす事が出来るわけです。
 
が。
 
例えばです。
LFOを、ほんの少しだけ掛けたい。
そんな場合もあるでしょう。
実際、多くのシンセのフィルター・セクションには、LFOをどれぐらい掛けるか調整するスライダーやツマミがあるはずです。
LFOを半分ぐらい掛けよう、とか、めいいっぱい掛けようとか、色々と調整するはずです。
 
が。
 
そんな調整するところが、C1のフィルターには見当たりません。
エンベローブ等も同じで、エンベローブをフィルターに接続しても、調整する事が、このままでは出来ません。
 
ユーロラックスタイルのモジュールには、入力側のレベルを調整するツマミが付いている場合が多く、そこで調整する事で、掛かり具合の強弱を調整出来るのですが(全部が全部出来るモジュールばかりではありませんが)、、、C1は、このままではそれが出来ません。
 
そこでC1の中段中央付近にある、アッテネーターのモジュールを使う必要が出て来ます。
LFOやエンベローブの掛かり具合(強弱)を調整したい場合は、LFOやエンベローブの出力を、まず、このアッテネーターモジュールに接続します。
そうすると、入力した信号のレベルを調整出来るようになります。アッテネーターのツマミをゼロにすれば、LFOもエンベロープも掛からない状態になり、ツマミをマックスまで上げると100%掛かる、という感じです。
アッテネーターモジュールからのアウトをフィルターのCV Inに接続してあげれば、強弱のコントロールが可能になります。
 
まぁ、メンドクサイですねw
これは、MOOGモジュラーに準じた仕様になってる為で、この辺りは現代版モジュラーの仕様を盛り込んで、使い勝手を良くしても良かったのかもなぁ、と思ったりもしますが。
 
ただ、アッテネーターというモジュールも使い方次第では、ライブや音色変化の表現でスマートに動かす為には、よく出来たモジュールではあるので、結局、どう使うか、という使い手のアイディアにかかってくる話なんですが。
 
 
で。
 
 
ここから本題なのですが(え?)
 
最近、少しずつではありますが、モジュラーシンセの取り扱いを始める楽器店が出て来ました。
ほんの少しですがw
そこで心配している事が。
ユーロラックを製造しているメーカーの大半が、ガレージメーカーのような規模だと思うわけです。なので、取扱店が増える(日本国内でけの話ではなくて)という事は、供給が追いつくのかな、という。
一度売り切れてしまうと、次の入荷までの時間が、どうなのか。
楽器屋さんも、いってもそんな数で出る商品でもないわけで、在庫を抱える危険性も考えたら、仕入れる数にも限界があるでしょうし、そもそも製造側の生産スピードが追いついてないような気もしますし。
 
欲しい時に売り切れてて、その売り切れが長引けば購買欲も低下するでしょうから。
 
まぁ、なかなか難しいですわな。
 
すいません、本題は短いです(爆)

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