【ダイジェスト動画!!】「Modular Festival vol.3」【終了】

長文、取り急ぎにつき誤字脱字失礼。

7月27日、大阪阿波座nu thingsでの「Modular Festival vol.3」が終わりました。

暑い中、遊びに来て頂いたみなさま、ありがとうございました。
そして、仕事や諸々と忙しい中を、出演の為に調整して、見事に電圧シンセサイザーのパフォーマンスを披露したアーティストのみなさまに感謝!!

このnu thingsでは、今回出演した方々が、定期的にライブを披露する機会があるスペース。関西でもモジュラーシンセのライブを観て聴ける空間としては、たぶん唯一の場所だと思うんですね。

それならば一度、「モジュラーシンセ使いのアーティスト全員集合でイベントやりましょう」という企画が実現したのは、去年の5月の事でした。同じ年の12月には2回目を開催。

そして、今回で3回目となりました。

第1回目の出演者を中心にして、今回は東京からは即興で生ドラム演奏しながらモジュラーシンセもドラムでコントロールするパフォーマンス、もなすちさん。
そして、あのピ◯チュウをサーキッドベンディングというスタイルで改造した「ピカルミン」という謎の楽器(のようなモノw)を操る、Kaseoさん。

更に、映像作家のParavoraさんもVJで参加して頂く事になって、イベントの内容が一段と濃いモノになったと思います。

今回、ライブで出演した[yakan]さんが、全アーティストの動画を撮影して下さっていて、そのダイジェスト版をアップして頂きました。
[yakan]さん、ありがとうございます!!

また、twitterやfacebookに写真をアップして頂いたお客さんの画像も、使わさせて頂きました。写真、ありがとうございました。

その動画を観ながら、個人的感想をツラツラと書いていこうと思います。

とりあえずトップバッターだった私は、後回しにして(笑)

まずは、その[yakan]さん。

リハから凄いリズムの音圧でね。
おお、って思ってて。実は第1回目の時も四つ打ちメインでリズムがハッキリとした方向性のライブだったんですよね。今回は、そこを更に進化させたいな、というコンセプトだったそうなんです。
イントロから中盤まではエレクトロニカっぽいというか、Max/MSPとかでニカ系がやりそうな事を、見事にモジュラーシンセから導き出していた感じで、それが徐々に明確なリズムへスピード感が上がっていく行程は、とてもカッコ良かったですよね。なんかね、元ロックバンド、、、バンド経験があると、こういう構成が凄く上手いなぁ、って。リズムが入る事で、こういう電子音楽を聴いてもらえる裾野は絶対に広がると思うし、1つの方向性として重要だと思うんですよ。

生ドラム+モジュラー、もなすちさん。

初めてお会いしました。いったい、どういうライブになるのか、想像出来ない感じで凄く楽しみでした。
モジュラーシンセ使いの自分としては、生ドラムとの同期をどうするのだろう、とか、そういうテクニカルな方向に興味がいってしまっていたのですが、演奏が始まった瞬間、そういうのが吹っ飛びました。
当たり前な話なのですが、そもそも、ドラムの演奏自体が本当に上手い。35分の持ち時間、即興でドラムを叩くんですよ、これだけでも相当のテンションが必要ですし、展開も考えてライブとして成立させなくちゃいけない。そこに、モジュラーシンセとの同期が入る、それも生ドラムの「音」に反応させての同期なので、そう簡単には予想どうりの同期はしない。
同期する・しないの境界線をドラム演奏しながら常に微調整して、モジュラーシンセの音も出す。私なんて、観ててハラハラしたり(笑)、東京から来られて、こんな圧巻ライブを披露してもらって、ホント良かったなぁ、って思いましたよ。
後で聞いた話で、このシステム、実はあの、ドラびでおさんのシステムを譲り受けて使っている、と!!
ドラびでおさんのライブは、一度、生で体験した事があって、、、(爆)、、、それはもう、口に出すのも憚るライブで、、、(笑)
いやぁ、こんな繋がりがあるとは、こりゃ凄いな、面白いな、と。

ターンテーブル+モジュラー、MINEさん。

第1回目出演時には、全くパッチングしていない状態から、お客さんの目の前でパッチングを始めて音を出して変化させてフレーズとして聴かせていくという、一種のワークショップ的なスタイルを持ち込んだライブ。今回は、ターンテーブルとモジュラーシンセ。
あぁ、DJ的にタンテからレコードの音を混ぜて使うのかな、、、なんていうのは大間違い。
先ほどの生ドラムのもなすちさんとは、また違ったアプローチでターンテーブルとの同期でモジュラーシンセから音を引き出そう、という面白い試み。使うレコードの音量を変換して生み出される信号で、モジュラーシンセをコントロール。途中で使うレコードを変える事で、また違った表情になっていく。この方向性、もっと進めて欲しいなー!!
MINEさんお得意の、単音が散りばめられて行く空間サウンドが、なんか凄く怪しくて何時もよりダークな感じで、独特の世界観。「レコードを変える」仕草自体もライブの重要なアクセントになっていたと思いました。

REON社長、荒川伸さん。

今回、大型タンスなモジュラーシンセはお休みでした(笑)
その変わり、KORG OASYSの2台使いという、知ってる人は、それだけで腰を抜かしそうな(笑)システムに同KORGのRADIAS、そして自社製品drift modularが2セット(新旧プロトタイプ)。
drift modular、既に私は目にしていましたし音も聴いてはいました。その時は、やはりdriftシリーズの光り具合は眩しいよな(笑)と感じていたのですが、ライブハウスのような、ああいう薄暗い空間では、あの輝きは映えますね。かなりカッコ良かったです。
演奏はオリジナル曲とYMO(BEHIND THE MASK)の演奏。全曲、メロディアス重視のポップで聴いていて、とても気持ちの良いサウンド。シンセサイザーを熟知した荒川さんならではの完璧なサウンドで、この企画イベントで、幅広いお客さんに電子楽器の音を聴いてもらえるという意味でも、安心してお任せ出来る方なのです。
直前に、東京でのモジュラーシンセフェスティバルにも、メーカーとして出展されていたり、色々と忙しい中をご無理をいって参加して頂きました。
ありがとうございました。

ラスト、The 「Kaseo」。

2008年、私が初めて、人様にお金を払って頂くような場所でライブをした時、御一緒した出演者の中にKaseoさんがいました。
私自身、本格的な意味でモジュラーシンセを使ったライブは、この時が初めてで。とても持ち時間をモジュラーシンセだけの即興で埋める事なんて不可能だと思ってて、リズムマシンと当時はPowerBook Proを持ち込んで、前半はモジュラーシンセ触ってるフリしながら音はPowerBook Proから。後半はモジュラーシンセとリズムマシン、みたいな反則ライブだったんです(爆)
しかしですよ、このKaseoさん。
ピ◯チュウ着ぐるみ姿で、ピカ◯ュウ改造した「ピカルミン」で、持ち時間「ぴかぁ!!」、「ぴぃかぁちゅっ!!」って、もうそれだけ。そして、それが重なり合ってノイズになって、その応酬。
それで、持ち時間、いっきに駆け抜けて行くんですよ。

なんだこりゃ、ってwww
もう、圧巻というか、呆然というかwww
とにかく、こんなのアリなのか、と。
強烈なインパクトでした。

で、「人前でライブする」とは、なんなんだろう、って考えちゃった。
その時、一週間後に別のライブが入ってたんですよね。

でね、これはもう、反則技使わず(笑)、本当にモジュラーシンセ「だけ」で、持ち時間、ライブをやりきらないと、根本的に人前でライブやってる意味が無いよなぁ、と。
それからですよ、今の、こんな風になっちゃったのは(笑)

そういう意味で、個人的にKaseoさんとの出会いには、凄く影響を受けているんです。

それから5年ですか。
Kaseoさんには、大阪に来て頂いて、またライブで御一緒したいなぁ、なんて思ってたのですが、なんか普通のイベントにお呼びしても、取って付けた感で面白くないし、、、

そんな時、第1回目の「Modular Festival」終了直後に、「2回目もやりましょう」って話が出て、その時ですよ。

「この企画イベントなら、Kaseoさん呼べる、ピ◯チュウとモジュラー対決はイケる」と(爆)

対決というか、今回、告知で「電圧道場破り」なんて煽るようなコメントをワザと使っていたのですが、実はモジュラーシンセのライブと、サーキッドベンディングのライブって、私には同じ「臭い」というか、紐解いて行くと同じ感覚を持ち合わせている共通点が多いような気がしていたんですよね。
だから、お客さんにも、きっとモジュラーシンセとサーキッドベンディングを、同じベクトルで感じてもらえるんじゃないだろうか、そんな考えもあって。

まあ、それ以上に私自身、もう一度、Kaseoさんのライブを体験したかったし、あのライブをnu thingsに集まったお客さんにも体験して欲しかった、というのが一番の理由ですけどね。

お誘いをした時に、Kaseoさんも色々と迷われたと思うんですよ。
モジュラーシンセのイベントで、自分は何をすれば、、、と。
でも、それはもう、「The Kaseo」でお願いします、って(笑)

そしたら、もう、コレですよ。
容赦ないですよw
いつもよりピカルミン多めですよ(爆)
全てのピカルミンが鳴き出した時、「観てしまった以上、後戻り出来ない」感は半端ないですよ(笑)

もう本当にね。
良かった。
このイベントのオファーを受けて下さり、Kaseoさん、ありがとうございます!!

そして、このイベント全体のイメージ空間を演出して下さった、映像作家のParavoraさん。
Paravoraさんとは、ここnu thingsで何度か御一緒する機会があって、モジュラーシンセにも凄く興味を持って頂けて、今回、参加して頂ける事になった。
そうそう、凄く面白かったのが、最後のKaseoさんの時。
ライブ準備中、ちょうど私がParavoraさんの手元から映像を覗いていたら、漫画ちっくに描かれた魚(カツオだったらしい)が群れのように流れて行く映像が一瞬流れて、私も、「なんだこりゃwww」ってなってて、そしたらParavoraさんが頭抱えて、

「ピ◯チュウで映像、何にしたらいいか、もうわけわからん、カツオじゃないwww」って(爆)

それまで、全体にクールでシンプルな映像で統一感を演出していたParavoraさんが、ピカ◯ュウに敗北の図、でした(笑)
結局、本編でカツオは登場する事はなくw、Kaseoさんのライブ映像をリアルタイムに加工するという映像になっていました。

Paravoraさん、ぜひビデオモジュラーを導入してリベンジやりましょう(笑)

今回、ライブの転換で時間を少し作れたり、全てのライブ終了後にも終電までの時間帯に1時間以上の余裕もあったので、遊びに来て頂いたお客さんと出演者との間で色々な話が出来たり、モジュラーシンセに凄く興味をもたれたり、ヘッドフォンで実際にモジュラーシンセを触ってもらいながら音を出したり。
また、出演者同士でゆっくり情報交換も出来たり。仕込み中や本番中は、なかなかゆっくり話せる時間も無いですしね。

そんな時間帯があったのも、凄く良かったです。

うん、イベント終了後、荒川さんと話をしてて。
直前にね、東京でもモジュラーシンセにスポットを当てたイベントがあったんですよね。
まだ日本に輸入代理店の無いモジュラーシンセメーカー数社と、日本のKORGとか色々と集まって、展示&即売会とライブイベントみたいな。
荒川さんもシンセメーカーREONとして出展してて、その時の話をしてたらね、その東京でのイベントでモジュラーシンセのライブって、ほぼ全員、ノイズや音響、実験系だったみたいなのね。

でも、この大阪の「Modular Festival」って、[yakan]さんや、もなすちさん、第1回目に出演して頂いたb_tさんもそうですけど、明確な「リズム」を取り込んだアプローチをしてて、そこ、重要だよね、って、荒川さんが話をしてて。

聴いてくれるお客さんの裾野がね、広がるんですよね。
幾ら面白い事やってても、聴いてくれる観てくれる人が広がっていかないと、そこはいつも考えなくちゃいけないところだと。

そして、ソロはもちろんダブバンドでもモジュラーシンセ使いのMINEさんは、このイベントでは「試み」的要素を強くした印象で凄く実験ちっくで面白いし、第1回目に出演して頂いた、稲見淳さん。第2回目に東京から参加して下さった、電子海面さん。こちらは、もう真逆の完全ノイズ。

モジュラーシンセをキーワードに、同じベクトルで、明確なリズムを基調としたノリのあるサウンドや王道テクノポップ系サウンド、そして実験や音響系、ノイズ。これらが同居するイベントになってて、そこは凄く良いんじゃないかなぁ、って。

色々なアプローチが出来るのがモジュラーシンセだし、そういうスタイルを観て聴いてもらえるから、お祭りだと思うしね。

そんなわけで、お疲れ様でした。

P.S.
以下、自分のライブを含めて与太話をツラツラと。

腰痛悪化で一時は、「マジでマズいかも」と頭を過りましたが、なんとかライブが出来ました。

私のライブ。

ま、トップバッターでしたので、とりあえず1塁には出ようかと、、、(違)
モジュラーシンセ入門編、という事で。

最初ね、CV/Gate to MIDIモジュールで、モジュラーからiPad上のシンセをコントロールして、デジタルらしい音から入ろうって思ってたんですけど、仕込みしてると、当たり前ですけど全員モジュラーシンセだし、荒川さんはOASYSの2台使いとか反則技だし(笑)、もうシンセの音はお腹いっぱいの空間になっていたので、それじゃぁラジオ大阪にでもしようかとw

実は同じコトを、第1回目にも少しやってたので。
今回もね、イントロ的にやってみようか、と。

あとは、ざっくばらんにモジュラーシンセの音を一通り聴いてもらえるような感じを残しつつ、みたいな方向で。ライブ直前に購入したモジュールで、TB-303クローンのacidlab M303モジュール。正直、自宅で音を出していても、???って感じだったんですよ。あぁ、やっぱりTB-303は、あのシーケンサーがキモなんだろうし、専用のシーケンサーモジュールも導入しないと、TBらしさは生まれないよなぁ、なんて感じてたのですけど、ライブ本番での音の鳴り方が、なかなかカッコ良かったので、これなら音を出し続けてもいいかな、なんて思ったり。
後半は、私もナンチャってリズムを入れてみたのですけどね(笑)

しかしまぁー、、、直前に購入したモジュールでMatrix MixerとPAN系モジュール。やれる事はシンプルなんですけど、ライブ直前まで触る時間がなくて、ライブ本番で失敗ばかり。。。
特にMatrix Mixer、、、4ch IN /4ch OUTで、ミックスのルーティング出来るので、1,2chアウトは、それぞれ別のエフェクター送りに。残りの3,4chアウトはPANモジュールのL/Rに突っ込んで、ランダムにPANを振る、みたいなパッチングをしていたのですけど、もうどのツマミが、どの入力や出力だったのか、間違えまくって、出すつもりじゃない音が微妙に出てたりwww

最後の周波数解放wも、1音出てないものがあって、音圧というか迫力が下がった感じになってしまった。

まぁ、こんなもんですよ、はいw

さてさて。
このイベント、3回目ですけど。
特に私がイベントのオーガナイザーとか、そういう立場でも無いのですけど、今回は第一回目以上に、ちょっとプレッシャーがあったなぁ、と。

第一回目は、「モジュラーシンセ大集合でライプする」という、たぶん東京でも、こんなコンセプトのイベントって、そうそう無いと思っていたし、結果として予想していた以上にお客さんも来て頂けて、凄く良かったんですよね。

ただ、第二回目の時は、私自身、残業80時間超えの月が3,4ヶ月連続していた時期て、プライベートな事に時間も精神的にも身動き穫れる状態じゃなくなっていて、まともに告知も出来なくて。
オマケに、モジュラーシンセを使う「ユニット」というコンセプトが実はあったのですが、言い出しっぺの私本人が、「ユニット」として出演する事が出来ず、、、
東京から電子海面さんが来て頂いたのに、集客的にも上手く繋げられなかった感じで、。。という気持ちが、けっこうあったので。

なので、この第三回目は、時間も作れる状態にはなっていたので、4月末ぐらいには「やりましょう」という話になって、イベント一ヶ月前からは、諸々と告知の方法を変えながら、地味にですけど進めてました。

今回は、第一回目に出演した方々を中心に(なかなかモジュラーシンセ持ってて、更に外へ持ち出して、人前でライブ出来る人ってなると、本当に限られた人になるので、、、w)、岐阜と東京からも参加して頂けて、第一回目以上に濃い内容になったと思ってて、そんな印象も極力、告知の雰囲気に反映させて来たつもり。

あと、タイムテーブルも出演者6組と多い中で、あえて夜は少し早い目に終わるようお願いしていました。23時も過ぎちゃうと終電の関係で、お客さんもバタバタと帰ってしまうので、あまりゆっくりお話できる時間が無いのですよね。
なので、22時過ぎにはライブが全て終わるぐらいのタイムテーブルにしてもらって、そのぶんスタートが早くなるので、とりあえず私をトップバッターにしてもらって。

おかげで、ライブ終了後に、興味のある出演者と話をするお客さんや、出演者同士で情報交換したり、そんな時間も作れたので良かったなー、と。

出演者の方々の魅力で、客さんが集まったのですから、また次に繋がるなぁ、、、そんな昨夜のモジュラーフェスでした。

で、まあ、第四回、やるんですかね。
一番の問題は、やはり出演者ですよね(笑)

とりあえず、そこの、アナタ。
ごたごた言ってないで、とにもかくにも、モジュラーシンセ買いなさい。

ほら。はよ、買え。

そしたら、無理矢理にでもライブしてもらう(爆)

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