モジュラーシンセの魅力

モズラーシンセの魅力。
 
 
 
、、、違うずら。
 
 
 
 
 
 
 
モジュラーシンセの魅力。

うーん。。。
なんていうのか、日々便利に進化するデジタル楽器には無い、不便さとかメンドクサイところ、かな、と(笑)

EuroRackスタイルの現代版モジュラーシンセは、アナログとかデジタルの境界線は無いし、完全アナログ仕様のモジュールもあれば、USB経由でファームウェアのアップデートが可能とか、基板上にはデカデカとDSPが乗ってるフルデジタル仕様なモジュールまで、様々。

あ、前提として、私は特別にアナログシンセが好きでもないです。
好きっていうと、バブル時代のPCMシンセサイザーだったりしますしね(爆)

なので、私の場合、アナログだからという理由で、モジュラーおじさんになってしまったわけじゃないんですね。

そうですなぁ。。。

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まず、やはりモジュラーシンセって、その、底無し泥沼の世界じゃないですか(爆)

ワンパッケージ化された製品じゃなくて、そのパッケージを構成する「機能」が、単体のバラ売りされている。
EuroRackスタイルのモジュラーシンセだと、EU圏を中心にして20〜30社ぐらいのメーカーはあるんじゃないでしょうか?
更に、個々のメーカーで様々な「機能」=モジュール、が発売されている。
そのモジュールの数となると、200種とか300種類ぐらいあるんじゃないかな。

その中から自分の欲しいモノ使いたいモノを選択できる。

自分の出したい音、やりたい事が具体的になっていけばいくほど、一人一人が選択するモジュールが個性的になっていく。

結果的に自分専用な「機能」が組合わさったシンセサイザーが誕生する。

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モジュラーシンセを構成する「モジュール」。
200〜300種類ぐらいはあるんじゃないか、と書きましたが。
では、これらを使って何が出来るのか、どんな音が出るのか。

実は、誰にもわかんないんです。
作ってるメーカーでさえ、全く把握していません。

昔のように、単純にVCOとVCFにVCA、あとLFOとADSRにシーケンサー、、、程度なら話は簡単です。

でも、300種類ぐらいあるモジュールの中から、自分の好きなモジュールを購入して、一定のルールはありますけど、それら複数のモジュールを自由にケーブルで繋いで行く。
繋ぐ順番だって好きにすればいい。
繋ぐ時も、シンプルにケーブルの数を少なく接続する方法もあれば、より複雑に沢山のケーブルを使って接続だって出来る。
更に、個々のモジュールには信号の入出力をコントロールするノブが沢山と付いている。複数のモジュールにある、沢山のノブを好きな値に変更していく。

これらの組み合わせとなると、購入するモジュールが増えるほどに、天文学的な組み合わせになっていく。

こんなの、誰もテストなんて出来やしない(笑)

おまけに、同じモジュールを複数購入するというパターンも普通にあります。
私も全く同じモジュールを2つ3つずつ持っている、というのが何種類かあります。
そうなった時の組み合わせは、また、、、(笑)

結局、それらのモジュールを持っている人にしか試せない仕様なのです。

そもそも製造したメーカーでさえ把握しきれない、面白い使い方を常に発見出来る可能は、モジュラーシンセならでは、なのかな、と。

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そういえば、2013年末モジュール補完計画で購入したモジュールで、こんな事が。

意気揚々とラックに組み込んで、さあ、動かす、、、動かす、、、動いた、けど。
なんか挙動が変、、、

いや、これ、、、で、正しいのか?
ちと、自分の予測していた挙動とは、かなり違うんだけど。

メーカーのサイトを眺めてみても、よくわかんない。
このモジュール名で、YouTube検索、動画を色々と観ていると、、、

ん?
基板上のピンを差し換えている動画が、、、

???

確かに、ピンが刺さっているな、、、
同じように、自分のモジュールもピンを差し換えてみる、、、

うお。
予測していた動きになった(爆)

どうやら、基板上のピン差し換えで、モード選択が出来るらしい。

いや、そんな事、わかんねーよwww

、、、という事があったのですけどね。

ろくにマニュアルも無いんですよね。あっても、もちろん英文なので、細かい部分は見落としてしまう可能性もあったり。
たとえマニュアルがあっても、そのモジュール単体としての機能説明しか書いてないので、具体的に何が出来るって事に繋がるような説明にはなっていない。
何が出来るか、は先程の説明のように、自分で考えて試すしかない。
たまーに、具体的な使用例が書いてあったりするのですが、その使用例で使われているモジュールを持ってないと、そもそも試す事する出来ないという(笑)

最近の飛び道具系とか変態系(爆)モジュールは、もうマニュアルがあっても、なんの事だか意味不明で、何にどう使えるのか、なかなか想像する事さえ難しい。
YouTubeとかで使用している動画を眺めていても、確かに変な音だったり面白いモジュレーション掛かったりしてるけど、どうしてそうなったのか、皆目見当がつかない。

買うのも、度胸ですよ、もうw

更に、こんなふうに使っている状態が理解しずらいモジュール等は、正常に作動しているのか、それとも初期不良とか何かしら不具合が出ているのか、その判断が難しい(笑)

なんかノイズってるけど、出音、やたらカッコイイな!!、、、ってなると、そのまま使い続けるかもしれない。
そのノイズ、初期不良だったとしてもwww

もう、正常な使い方さえ、どーでもよくなるのがモジュラーシンセ。

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モジュラーシンセ、高い高いって言う人がいますけど。

安いですよ、ホントw

最初から、そこそこのセットを組もうと考えると、そりゃ確かに高い。
でも、私は「セット」で買うのは、全くお薦めしません。

初期投資が高い上に、けっこう普通のシンセな「セット」になる事が多いので、それなら普通に違うシンセ買った方が良くね?、と。

モジュラーシンセのラックと、多くても1列が埋まるぐらいのモジュールが買えたら十分だと思いますよ。
予算が無いなら、モジュールの数は、その半分でも良いと思う。

なんならフィルターのモジュール1基だけでも大丈夫。
別に持ってるシンセとか、他の音を突っ込んでフィルター加工するのに使えば良い。

そして、コツコツと欲しい使いたいモジュールを買い足していけば良いのです。
最初から無理して、沢山のモジュール揃える必要なんてありません。

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なんていうのかな、デジタルには無い、楽器固有の我がままな部分が、モジュラーシンセには、ちゃんとあるんですね。
人間のいう事、訊いてくれないw

一度仕込めば、誰がスタートボタン押しても、同じデータを送ってくれる、とか、モジュラーシンセには全く存在しない。

使うその時、その操作一つ一つが、常に音に影響され反映されていく。
更に、意図しないところで、変化が進行していく。
そこは、人間がコントロールしきれない領域。

出て来た音と対峙して、また違うアプローチをしていく。

そういう楽器との距離感も、モジュラーシンセの面白さだと思います。

まあ、音を出すツールとしてのシンセサイザーという意味では、わざわざモジュラーシンセを手にする必要性は無いのかもしれませんが、シンセサイザーという「楽器」としての魅力は、本当に底無しと言えると思います。

やっぱりね。「楽器」でなくちゃ駄目だと思うんですよね。
今、シンセサイザーの魅力が無くなったのは、「楽器」として成立してないからだと思います。

そもそも、この世の中に便利で使い易い「楽器」なんて存在しないし、あったとしても淘汰されて消え失せた過去のものでしょうね。

まあ、結論としてですね。、、

誰か、

うにょにモジュール基金を、ですね。。。

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