ターミネーター

アメリカ陸軍が、ロボットにマシンガンを装着させて戦争をしたいらしい。なんでも、Foster-Miller社が開発している多目的ロボットを流用して開発しているそうな。
だいぶ前になりますがNHKの番組で、アメリカ軍が自動で制御できる兵器の開発をしているという内容を紹介していた。その番組の中では戦車(装甲車)が登場していて、軍や大学、企業などが参加したイベントを主催していた。
ロボット戦車は、自らのカメラで周りを撮影し地形を判断し、障害物を避けながら如何に早く目的地まで到達できるかというものだった。
Foster-Miller社のロボット兵器は、あくまで人間が操作するリモコンですが、アメリカ軍は更に予め目的をインプットさえしておけば、後は人間が操作しなくてもロボット自身が考え判断し行動するという兵器も研究している。


アメリカ人の考えは、戦争が非難されるのは「自国民(自国の兵士)が死ぬ」からだという理論。だから、自国民さえ死ななければ、目的は何であれ戦争は肯定されるというもの。
罪も無い、相手国の人々の命は、どうでもよいらしい。
戦争の目的は、人を殺すこと。それ以外の目的は無い。経済的な理由や宗教的理由等、色々と“言い訳”をしますが、戦争は確実に人を殺します。
でも、人が人を殺すという行為が、逆に戦争に対する抑止力にもなっている部分があると思う。
アメリカは、その抑止力さへ排除しようとしている。
殺しているのはロボットであって、人じゃない。
だから、戦争すればいいじゃん。どうせ、ロボットが殺すんだし。
遠い未来、自らが生み出したロボット兵器の恐怖に、アメリカがロボット兵器に戦線布告する時代が来るのかな。ロボット兵器が自分達自身をよりよく管理するために、人間を必要しないとしたら。それこそ映画「ターミネーター」のように。

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