京都と料理

妻は食べる方も作る方も、“食”に関してはこだわる人なのですけど、そのおかげで男友達同士では、まぁ絶対に行かないような店に行く機会が増えた。
京都・祇園に、日本料理を食べに行ったことがある。もちろん、メニューなんてものは無いし値段もわからない。全ては、客を見た料理長が判断して作る。日本料理、、、とくに京都で店を構えている人達って、尋常じゃないぐらいのプライドってあると思うんですよ。
日本料理って、その料理だけで完結するものじゃなくて、周りの土地があって景色があって、その中に店があって部屋があって、その中に客がいて、そこに出されて初めて意味するところがあるというか。
ただ見た目が綺麗で美味しいだけでは駄目、みたいなね。


で、つい最近、妻が会社の同僚らと京都で食事をした時に、「美味しい和菓子の店を知りませんか」と店の人に訪ねたところ、「甘泉堂」という店を紹介してもらったそうで、それが京都特有の複雑な裏路地に入ったところにある店らしく、普通に観光目的で行ったぐらいでは、まず探し出せないような場所にあったらしい(^^;;
そこは羊羹が有名らしいのですが、妻は不思議な和菓子を買ってきた。

左から「福は内」、「豆まき」、「鬼は外」という名前が付いているそうです。たぶん、そのもの自体の見た目の綺麗さだと、西洋菓子の方が豪華なのかもしれませんけど、こういう和菓子が料亭で出された時を考えると、不思議な空間を演出してくれるんだろうなぁ、とか思います。
あ、味は美味しかったですよ、なんか在り来たりな言葉ですけど(^^;;、、、ちなみに1つ270円だそうです。

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