イタリア旅行/フィレンツェ4日目(2)

イタリア旅行 —9月23日—
・フィレンツェ4日目(2)


昼食は、、、そうそう、フィレンツェに到着した初日の昼に入ったレストラン、次の日からずっと休みだったのですが、今日は開いている模様。妻が、「ここのピザが美味しそう」と言っていたので、行く事にしました。
ピザやパスタ等を注文して待っていると、1つテーブルを挟んだ隣に御年輩の夫婦と娘さんかな?の3人がやって来ました。
注文した後、おじさんが一人で店を出て行きました。
私達の注文した料理がやって来て、しばらくして、その隣にいる人達の料理もやって来ました。
しかし、そのおじさん、帰って来ませんよ。。。
娘さんは、回りをキョロキョロしているのですが、おばさんはそんな事はお構い無く、パスタを食べ始めます。それが、、、なんというか、、、豪快というか、、、まるで機械のごとくバキュームのごとく、バクバクと食べ始めます。
おばさんがパスタを食べ終えようかというタイミングで、おじさんが帰還。手には、、あぁ、煙草を持っている模様。
その後、メインとポテト等が山盛りにやって来ますが、おばさん、お構い無しにバクバク食べてますよ。。。いやぁ、ここまで豪快だと、もっと食べて欲しい感じです(^^;;
最後に私達がエスプレッソを飲んでいると、直ぐ横のテーブルに男性二人の客がやって来ました。とてもごっつい体格で、妻と二人で「たぶん、凄い食べるよ」とかヒソヒソと話していると、、、なんか一人でピザ1枚ずつ注文しただけだった。。。いやでもたぶん、そこの角を曲がった瞬間、別の店でパニーニとか注文してるよ、絶対に、、、とか言いつつ、店を後にしました。
このレストランの近くに雑貨屋さんっぽい店があり、中に入ってみると、、、なんというか、食材屋さんという感じでパスタの麺やチーズ、ハム等がメインみたいで地元の人達が利用するような店でした。そんな感じなので、色々と物珍しく見ていると、これもお土産というより地元の子供達が食べるようなクッキーが置いてあったので、お土産に買う事にしました。妻は干しトマト?みたいな、自宅で料理に使えそうな食材を買っていました。こういう店だと、水も安いので買っておく事に。

(これ全部、パスタの麺です)
レジでお金を払おうとしていると、何セントという単位が小銭だらけで訳がわかんなくなり、1枚1枚数えていると、店のおじさんが「これと、これ」という感じで教えてくれた。
なんか、とても人の良さそうなおじさんで、なんとなく良い雰囲気でした。
店のドア横にポスターが1枚貼ってあって、なにやらコンサートの告知のようです。
あぁ、日替わりでフィレンツェの色々な教会でコンサートをやっているらしい。今日は、、、サンタ・マリア・デ・リッチ教会という所で21時から、、、らしい。ん〜、行ってみたいね。でも、地図には載ってないなぁ、この教会。。。
とりあえず、一旦、ホテルに戻って荷物を起きます。
で、フロントでサンタ・マリア・デ・リッチ教会の場所を聞いてみました。フロントのお兄さん(毎度、昼間はいつもの陽気な兄さん)が地図に印を書き込んでくれた。
さて、次は、、、
妻が一人でブラブラしている時に見付けた、とても怪しい額縁屋さんがあると言うので、行く事にしました。と、その前にサンタ・クローチェ広場に行って、沢山いた絵描きさんから絵を買おうという事になり、まずはサンタ・クローチェ広場へ。
サンタ・クローチェ広場で4,5人の絵描きさんの作品を見て回りました。
その中で、私も妻も個性的で凄く気に入った人がいたので、更に作品を色々と見せて貰う事に。
本当ならA3やB4サイズ以上で描かれた作品が、一番良いものが多かったのですけど、ちょっと持って帰れないですしねぇ、、、あまり丸めたりしたくもないですから。それに値段も、、、けっこうするみたいですし(^^;;
そんなわけで、小さい作品を自宅用やらお土産用に何枚か買いました。
さあ、次は額縁屋さんです。
 
フィレンツェの細い道路をクネクネと歩いて行くと、その店はありました。
中に入ると、沢山の絵と共に、色々な額縁が沢山あります。

(額縁屋)
日本では、額縁といっても絵を飾る台座的な感じしかありませんが、実は額縁だけでも凄く美術品としての価値があるんですよね。だから、額縁専門の職人さんもいる。この店は、そんな額縁屋さんのようです。
お客さんが二人ほどいました。
一人が1枚の絵を見ながら、熱心に店主と話をしています。
もう一人のお客さん奥さんと、何枚かの絵を見ているようです。
とりあえず、妻が自宅用とお土産用に色々と探しています。
そうこうしているうちに、店主と話をしていたお客さんの商談が決まったようでした。どうも、絵に合う額縁をオーダーしていた感じでした。店の奥には工房があって、作りかけの額縁が沢山ありました。
妻が、自宅用とお土産用で1つずつ選んで、さあ、お値段幾ら?、、、と店主に尋ねます。
意味は通じていますが、、、英語はほとんど駄目っぽい感じです。
店主のおやじさん、「えーと、値段、幾らだったかな」と悩んでいる様子。
おいおい、、、(^^;;
しばらくして、メモに値段を書き始めます。
「ホントかいな」と思いつつ、日本円で考えると、、、まぁ、そんなものかな?
自宅用に買ったものは、綺麗な額縁に紋章が描かれた作品が入ったものなのですが、その額縁自体にも土台の白い部分に作品的な模様が描かれていて、ちょっと風変わりで珍しい感じのもの。
これで購入決定。
もう一人のお客さんも、作品について値段を尋ねていると、、、これも値段がわかんないらしい(笑)
私達とそのお客さん、思わず顔を合わせて笑ってしまいました。
なんかね、ホントに「職人」って感じの店主で、そういうところには凄く無頓着みたい(笑)
この店、絵にしろ額縁にしろ、好きな人には1日中いても飽きない空間だと思うなぁ、、、掘り出し物とかも出て来そうな雰囲気がプンプンしてますしねぇ。
額縁も購入して、、、えー、「GUCCI行きたい」とか言ってる人が、約1名。
そういえば、カバンが欲しいと言っていたようですが、ローマでフェンディーの本店に行った時も、結局は欲しい感じのカバンが無く、全く別のモノを買っていたっけ。。。
で、GUCCI到着(^^;;
いやほら、まぁ、ブランドに興味が無くても、GUCCIぐらい誰でも知っているものですが、、、フィレンツェですから、そう、ここはGUCCIの“本店”です。
で、まぁ、あれこれ思案したあげく、カバンを購入。
(後で調べたのですが、同じものを日本国内で買うと、、、倍の値段します)
額縁&GUCCIで荷物を増えて来たので、ホテルに戻って荷物を置きに行く。
ちょっと歩き疲れて来たところだったので、ホテルの近くにあるチョコレート専門店でジェラートを食べる事にしました。
店に入って、何げにジェラート売り場を見ると、、、れれれ、日本人?
うわ、ジェラート売りの日本人(^^;;
なんか、日本語でチョコレートの説明とかしてくれて、、、ずっとカップで食べていたので、ここはコーンで注文しました。
ん〜、在り来たりですけど、美味しいねぇ。
店の中にある椅子に座って、ちょっと休憩です。
それから、ブラブラとフィレンツェの街を散歩です。
  
  
時間も夕刻に近付いて来ました。
今日、、、というか、フィレンツェ最後の夕食はどうしようか、、、という話になり。
「パニーニ、食べてないっ」という話になりまして。
イタリア旅行、最後の最後の夕食は、パニーニ決定。
簡単に言うと、イタリア風サンドウィッチです(笑)
妻が、まだヴェッキオ橋に行ってないと言うので、途中でパニーニを売っている店を探しつつ、アルノ川方面に歩いて行く事にしました。サンタ・クローチェ広場の近くの店でパニーニを買ったので、広場で座って食べていると、なんか凄いロックな音が聴こえて来ますよ。

(写真は明るいですが、シャッタースピードを凄く遅くして撮影しています、実際は夜です)
なんだなんだと近付くと、、、サンタ・クローチェ教会の真正面にステージが作られていて、バンドが音出しをしているではありませんか。教会をバックにロックですか(^^;;
そのままアルノ川を対岸に渡ってから、隣のヴェッキオ橋まで歩いて戻る事に。
  
んー、夜景のアルノ川とウッフィツィ美術館が凄く綺麗。
もう夜なので、ヴェッキオ橋にある沢山の貴金属の宝飾店は閉まっていて、ちょっと閑散としてました。
橋を渡ってレプッブリカ広場方面に向かう途中、「最後に、もう一回、ジェラート食べたい」と言うので、1つ買う事に。なんか店の兄さんが陽気で、私達が日本人だと分ると?、両手を頭の左右から外に向けて動かして、体を左右にフリながら、、、
「サンペーデス」
。。。。。
「サンペーデス」
。。。。。
もう、誰だよ、こんなの教えたのはっ(笑)
妻は最後まで、分らなかったようですが、、、
レプッブリカ広場に到着すると、、、なにやら軽快なリズムが、、、とても賑やかですよ。
おおお、なんかバンドが演奏しています。

・動画(Windows Media Player形式)
ほら、なんというか、“外国”っていうか“異国”っていうか、もう、そういう感じです。ちっちゃい子供、もう踊りまくりでノリノリでした。
しばらく、演奏に聴き入ってしまいました。
そうこうしているうちに、例のサンタ・マリア・デ・リッチ教会でのコンサートの時間が近付いて来ました。サンタ・マリア・デ・リッチ教会はこのレプッブリカ広場から、コルソ通りに入って100mほど行くとある、少しこじんまりとした教会。
入口でチケットを購入して中へ。
ほ〜
とても綺麗な礼拝堂。
キリストや聖書からの色々なシーンが、彫刻で作り上げられていて幻想的。
祭壇のところには、オルガンが置いてありました。
あー、てっきり本物のパイプ・オルガンかと思っていたけど、ちょっと残念。
演奏はオルガンとフルート。
お客さんもほぼ椅子に満席という感じになり、時間も21時になりました。いよいよスタートです。
クラシックの名曲(特別、カトリックとかそういうところにこだわった選曲ではありませんでした)を演奏されました。パイプ・オルガンではありませんでしたが、その迫力はとても凄かったですよ。
オルガンのソロ演奏の曲もありましたが、礼拝堂が作り出す自然の残響音がなんともいえない空間を演出していました。
フルートの音色も、こういう場所で聴くと全く違いますよね、とても良い響きでした。
コンサートは1時間半ほどで終了しました。
ホテルに戻ったのは、夜11時前かな。
さっさとシャワーを浴びて、、、とうとう最後の夜です。
帰るための荷作りをして、寝床に着きました。
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