久しぶりに、間も変わらずに役に立たない〝モジュラーシンセ〟に関した考察する〝フリ〟だけしている、適当な事を思いつくままにツラツラと書いていこうかなと思います。
モジュラーシンセの情報を検索・調べている方は、ここで別のWebサイトに行かれた方が、時間等の労力の無駄が無いとかと。。。
さて。
過去にアップしている『モジュラーシンセ考察』シリーズと内容が重複するとは思いますが、今回は今年に入ってからこのブログに辿り着かれた方で、「モジュラーシンセ」関連のキーワードで上位に来ていた幾つかをピックアップして、何か考察するフリで思いつくままに書いてみます。
こんな感じのキーワードが上位に来ていました。
共通する目的で使用されているキーワードもありそうですが、とりあえず1つ1つ見ていきましょう。
以下、文字ばかりで読み応え全くありません。。。
モジュラーシンセ 入門
とりあえずモジュラーシンセに興味はあるが、まだ持っていない、購入するか迷っている、という定義で〝入門〟を考えてみましょう。
個人的に思うのですが、モジュラーシンセは凄く「めんどくさい」ですよ、と(笑)
音楽関連で、曲を作りたいとかライブしたいとか目的があるのでしたら、モジュラーシンセ以外の機材やソフトウェアを導入した方が、圧倒的に機能的にも時間的にも金銭的にもコスパは良いと思うんですよね。
そういう意味では、かなり〝人を選ぶ〟機材がモジュラーシンセだと思ってます。
見た目とかも含めて、一種の〝憧れ〟もあって、モジュラーシンセ欲しいという気持ちが昂ったりするとも思うのですが、けっこう自分に合う合わないが他の機材より出てしまうんじゃないかと考えてます。
そこはモジュラーシンセを〝特別扱い〟する時代は終わったと思いますので、あくまでも選択肢の1つとしての機材、という気持ちで見た方が、自分とって良い判断材料にはなると思います。
そうは言っても、欲しいし、誰か背中押して欲しいって感じで、情報を探している方も多いと思うんですよね。
私がモジュラーシンセを購入した2001年当時に比べれば、ネット上に膨大な情報が得られる時代になったので、事前情報を得るのは楽になりましたから、判断材料には事欠かないのでは思うのですが、購入前に実際に手で触って試せる環境が増えたかといえば、それはネット上の情報ほど劇的な変化は無いのかなあ、という印象です。
また、このような状況は今後、変わるのか(実際に直接、試せる環境が増えるか)といえば、あまり変わらないだろうと思ってます。
実店舗に実機を置くとなると、設置スペースが必要ですし、店側としては設置スペースには〝売れる〟商品を並べたいわけですよね。そうすると、売れている商品の順位付で設置スペースが決まっていってしまう。そう考えた時、残念ながらモジュラーシンセの売れ行き順位だけで考えると、設置スペースを獲得するハードルは高くなってしまう。
もう一つ、サポートの問題。店舗に置くからには、ある程度モジュラーシンセの知識のある人材が必要ですし、数多あるブランドの中から、どのブランドのモジュールを、どれぐらい仕入れて売るのか。大半が海外のガレージメーカーのようなブラントの商品を多数扱って、サポートを売る店舗側が何処まで対応出来るのか、在庫はどうするのか、ビジネス的なリスクを考えると、なかなか役職に付いているような方がGoサインを出しにくい現状もあるんじゃないのかなぁ、と。
そんなこんなで、なかなか理解のある楽器店や人材が集まらないと、というハードルはあると思うし、そんな店舗が各都道府県に1店舗以上あるのか、、、ってなると、これはなかなか、、、という。。。
こういうのは、やっぱりモジュラーシンセが好きな人間としては、残念だなぁ、と思います。
少しでもモジュラーシンセ実機を展示したり取り扱っている実店舗が増えると良いなと。
直接、モジュラーシンセを触って試せない人にとって、自分に合うのだろうか、使えるのだろうか、やりたい事が出来るのだろうか、という不安はあると思うんですね。
ネットで情報を調べて、YouTube等で動画を見まくって、という感じになると思うんですよ。
そこでお薦めしたいのは、このブログでも取り上げている『VCV Rack』という、無料で使用出来るユーロラックモジュラーシンセを手本とした、ソフトウェア版のモジュラーシンセです。
アカウント登録は必要ですが、その後は無料で膨大なモジュールを使用可能ですし、実機のユーロラックモジュールのエミュレーター版や、なんなら実機モジュールを発売しているブランドがVCV Rck版もリリースしていて無料で使えたりします。
正直、「もう、これだけで良くね?」と思えます(笑)
VCV Rackを使ってみて、「モジュラーシンセおもしろい」って気持ちが揺るがないのであれば、実機購入に進んでも間違いは少ないと思います。
VCV Rackはソフトウェアなので、PC上でマウスを使ってパッチング作業するので、それが「めんどくさい」って気持ちになると、実機のモジュラーシンセでは両手を使ってパッチングをするので、マウスを使うより直感的にはなりますが、パッチングをする行為自体は必要不可決な作業なので、その「めんどくさい」を受け入れられるかどうか、というのも意外と購入に向けての判断材料になるかもしれません。
何か目的を達成するというよりも、目的に向かうまでの道程と言いますか〝プロセス〟を楽しんで、そこで脱線して思わぬ方向に進んだり、予想してなかった結果に辿り着いて、「これはこれでおもしろいぞ」みたいな感覚に価値観を持てるなら、モジュラーシンセは良い相棒になってくれるかもしれません。
逆に望む結果や目的に早く辿り着きたい場合には、向いてない機材かもしれません。

モジュラーシンセ 初心者
では〝初心者〟とは、一歩進んで実際に購入した、手元に届いた、として、これからどう使っていこうか、、、という段階で情報を探していると仮定してみます。
ん〜
これが一番難しいかもねえ。。。
「買ってみたはよいけど、、、」って事になってしまわないよう、どうすれば良いか。
こういうネット記事にしてもYouTubeのような動画にしても、またはワークショップのようなイベントにしても、購入した自分と同じモジュールや同じセットのような組み合わせで紹介している事例は、ほぼ無いと思うんですよね。
そうすると初心者にとっては、見たり聞いたりするぶんには面白いけど、いざ自分のセットを目の前にすると、「どうすれば?」という気持ちになったりすると思うんですよ。
不特定多数の人達が購入した、不特定多数なモジュールで構成されている、不特定多数のモジュラーシンセのセットを網羅するような記事や動画、ワークショップなんて不可能ですから、どうしても内容は情報を提供する側が選択した範囲で固定化されてしまいます。
そこを、自分の購入したモジュラーシンセのセットに置き換えて理解する必要は出てくると思うんですよね。
もう一つ追加するとしたら、ワークショップとかでモジュラーシンセならではの用語(モジュラーシンセというか、アナログシンセ全般というか)とかを一切使わずに説明出来るぐらいのイベントの方が、初心者の方には理解しやすいと思うんですよね。特にこれから購入しようかと迷っている方にとっては。
同時に、例えば「CVは云々、、、」と説明した時、そもそも「CV」を「Gateとしても使ってよい」し、「Gate」を「CVとして使ってもよい」のがモジュラーシンセなので、考え方を固定化してしまいそうなのが、個人的に気になってしまうところなのですが、そこについては、まずは初心者の方に理解してもらう事を最優先に考えると、使い方をまずは限定的にして進めた方が良いのでしょう。
あと。
個人的には思うところでは、手短な簡単な目的を考えてみる、という事かな、と。
モジュラーシンセなんだから、凄く複雑な事をして音色やフレーズを作り出したい、みたいな気持ちもあると思うのですが、実際にそのような複雑な事って、分解していくとシンプルな構成を幾つも重ねてからアレコレしていたりもしますし、1つのシンプルな構成が出来上がった上でアイデアを広げているパターンが多いと思います。
モジュールが50個ほどセットされていて、いきなり最初の1音が出る前に、そのモジュール50個全て使用して複雑なパッチングして、、、なんてやっている人は、ほとんどいないんじゃないかな。
手短な目的やら「こんな感じか」という部分があって、そこを目指しつつ、「だったら、こっちのモジュールを間に入れた方が面白くないか」とか、「このタイミングで1つ信号を足せば、どうなるんだ?」とか、アイデアが広がってくると思うんですね。
その結果として、最終的に複雑な感じになるだけで。
なので、自分の持っているモジュールが少なくても多くても、シンプルだったり手短なゴールや目的をイメージしながら使い始めてみる、っていうのは大切なんじゃないかと思います。
まあ、何処をどう繋いでパッチングしても、まず壊れる事はほぼ無いと思いますので、フト疑問に思ったら実際に繋いでパッチングして結果を出してみるのが一番だと思います。
こんな話とは別として、各モジュールの種類や機能の説明が必要だと思いますけど、ここでは割愛します(笑)

モジュラーシンセ 繋ぎ方
〝入門〟や〝初心者〟の流れ、同じ意味合いの検索だと思います。
どのモジュールと、どのモジュールを繋ぐかは後回しにして、基本的な原則として「inからoutに繋ぐ」という事だけ認識しておけば、あとは〝どのモジュール〟かは、それほど重要ではありません。
もちろん、具体的に目的があっての話であれば、その目的に必要なモジュールは決まってきますから、それらのモジュールを繋いでいけばよいのですが、そういう話を抜きにすると、どのモジュールでも構いませんので、「inからoutに繋いでください」という話になります。
重要なのは、最初のスタートとなるモジュールのoutから、何処か別のモジュールのinに繋いで、そこのoutからまた別のモジュールのinに繋いで、、、となっていった時に、最初のスタートとなったモジュールの信号が、今どこまで繋がって、どのモジュールに到達しているか、という事を認識しているか、という事だと思います。
これを必要な信号の数だけやるわけですね、迷子にならないようにするわけです。
例えば、音の出るモジュール(所謂、VCOモジュールというヤツですね)があったとして、そのoutからスピーカーに繋げば、それだけで音が出ます。
音を出すだけなら、実はケーブル1本で音は出てしまいます。
ただそれでは、音色もフレーズもありませんので、ここから色々とやっていくわけですね。
音の出るモジュールのoutから、フィルターのモジュールのinにつないで、そのoutをスピーカーへ繋ぎます。最初にスタートしたモジュールの信号は2番目のモジュールまで来ました。この場合、最初のスタートしたモジュールと2番目のフィルターのモジュールの、両方の変化をミックスした音がスピーカーから出て来ます。
こんな感じに、信号をリレーして行く事で変化をつけたりしていくので、どの信号が、どのモジュールまで到達しているのか、というのは重要になって来ます。
もう一つ。
モジュラーシンセのモジュールには、ざっくり(そしてかなり乱暴に)分けると、2種類のモジュールに分ける事が出来ると考えています。
・モジュール単体で動くもの
・モジュール単体で動かないもの
こんな分け方です。
〝モジュール単体で動くもの〟は、それ自体で何かしら完結した信号を作り出したり音を出したり出来るモジュールです。多くの場合、最初のスタートとして使うモジュールは、このタイプが多いのではないでしょうか。
〝モジュール単体で動かないもの〟は、そのまま単体では動作せず、他のモジュールから何かしら「動け」という信号を貰わない限り、作動しないようなモジュールです。このようなモジュールを多用すると、連動して「動け」という信号も用意する必要がある為、複雑化して行きます。
モジュラーシンセの面白さは、この後者である〝モジュール単体で動かないもの〟を、どう取り扱って行くか、というアイデアにあると思ってます。
実際の耳に聴こえる音色やフレーズを作り出す時、〝モジュール単体で動かないもの〟にどんなタイプのモジュールを使うのか、どう繋げて行くのか、という部分は使い手の個性がかなり現れるところだと思います。
そして、更に言うと、この〝モジュール単体で動くもの〟と〝モジュール単体で動かないもの〟の境界線は曖昧で、そのどちらにも属するモジュールの方が多かったりするので、更に分かりにくい世界になっているとは思います。
なので、まずは、という〝とっかかり〟として、このような分け方をしてモジュールを繋いで、どんな結果になるのか試してみるのも面白いと思います。

モジュラーシンセ 予算
宝くじを狙うしかありませんね。。。
正直、私が購入し始めた2001年から比べて平均価格は15,000円ぐらい(ヘタしたら2万ぐらい?)上昇した印象で、日本のサラリーマン稼業の年収は上がってるわけじゃないので、購入し辛い世の中になってしまいましたね。
以前は日本国内で取り扱うブランドも限定的で、代表格であるDoepferモジュールも大半が2万円台前半以下(2万円以下のモジュールも多かった)だったので、比較的購入のハードルも低かったんですよね。
それが今では(今でもDoepferモジュールの価格帯は良心的ですが)、3万以上が当たり前になってしまった感じで、5万円の予算でモジュール1個買えるぐらいの世界になってしまった。以前だったら5万あれば2個のモジュールは買えたぐらいの感覚だったのに。。。
と言いますか、普通に5万を超えるモジュールも沢山ある時代になりましたね。。。
とりあえず頑張って働いてモジュラー貯金するしかないわけですが。
モジュラーシンセ用のケースについて、少しスペースに余裕を持たせた大きさを考えた方が良いかなと思ってます。
48HPとか64,84,104HPとかの横幅で、出来れば2段以上の大きさのケース。
ここ最近のモジュールは1モジュールの多機能タイプも多くなった為、1モジュールで横幅の大きいタイプも増えました。なので1段だけだと、あっという間に埋まってしまう可能性も高いと思います。
なので、モジュール購入に回す予算を削ってでも、ケースの予算に回して大きめのケース購入を検討された方が良いかなと。
ケースの追加購入って、モジュール1個の追加購入よりハードルが高くなると思いますから。
モジュールの購入に関しては、無理せず予算内で最低限の数のモジュール購入に留めておいた方が良いと思います。
予算があるからといって、予算上限いっぱいまで購入するモジュールを増やす必要はありません。
そもそも自分が本当にモジュラーシンセと相性が良いのかわかりませんからね。
そして、最初から沢山のモジュールを購入しても、実際に使ってみると「あれ、なんか違う」とか、思ってた事が「出来ない」とか、必ずなります。
そうなったら、使わないモジュールを売って、また新しいモジュール購入へ、みたいな流れになると思います。
まあ、それでも良いのですけども、最初からそんな無駄にモジュールの数を沢山と買える予算も無いのが普通だと思いますので、最小限のモジュールだけ選択して、それで色々と試したり実験をしてみて、「これはおもしろいぞ」ってなったら、次はどんな機能があれば良いだろうとか、こういう事したいが必要なモジュールは、、、という感じで、徐々に少しずつモジュールを買い足せば良いかなと考えてます。
機能をモジュール単位で買い足していけるのも、モジュラーシンセならではですからね。
既に他のシンセ等を持っている方であれば、そのシンセを補完するイメージのモジュールだけ購入するとか、他のシンセや音ネタやDAWに録り込んだ音の加工用のイメージでモジュールを考えみるとか、必ずしも最初からシンセとして完結させる必要も無いと思いますので、ケース自体には余裕を持たせつつ、少ないモジュールで初めてみるのがお薦めです。
そうはいっても、ケース+モジュール5個ぐらいで予算を考えると、全て新品で揃えるならば予算20〜30万ぐらいにはなりそうですよね。DoepferやBEHRINGERのような比較的に良心的な値段のモジュールも織り交ぜつつ、予算を上手くコントロール出来れば良いですね。
あ、あと。
どうしても多機能モジュールに目移りしがちですが、予算があったとしても、ぜひ1機能1モジュールのようなシンプルなモジュールにも目を向けて下さい。
値段が安いのはもちろんですが、多機能なモジュールを揃えたからといって、複雑な事が出来るわけでもなく、モジュラーシンセの面白さは引き出せません。
この辺りはバランスだと思いますが、多機能なモジュールでシンプルなモジュールを動かせば予想外な事になるかもしれませんし(その逆も)、シンプルなモジュールを複数揃えて複雑な事をすれば、シンプルな事から複雑な事まで自由自在にもなりますから、適材適所という感じです。
でも、まあ。。。
宝くじ、当たりませんかねえ。。。
モジュラーシンセ ミキサー
これ、、、どういう目的・意図で検索されているのか、今ひとつ、わからない。。。
私の場合でPA目的、即ち、モジュラーシンセからの複数の音を最終的にL/Rの2mixにまとめてPAへ送る、という意味でのミキサーは完全に外部の単体ミキサーを利用しています。
理由は、モジュラーシンセのケースはスペースに限りがある中で、ある程度のチャンネル数が必要なミックス用ミキサーのモジュールとなると、そこそこの横幅を占領してしまう為、ちょっと勿体無いというのと、出来れば各チャンネルでEQ補正をしたい、場合によってはPANを動かしたいという目的、そしてエフェクター送りの使い勝手。最後に〝使いやすさ〟です。
モジュラーシンセの中にミキサー置いてしまうと、沢山のパッチケーブルの中に埋もれる形になってしまいますし、3Uサイズの大きさなので、1つ1つのボタンやスライダーやノブが小さく、操作性が低下してしまいます。
そんな感じで、PA用としてのミキサーは以前から外部ミキサーを使用しています。
別途、荷物が増える欠点はあるのですが。。。
ですが。
モジュラーシンセのセット内にも、3〜4チャンネル程度のシンプルなミキサーモジュールは入れてます。
外部ミキサーのチャンネルが足りないので、モジュラーシンセ側で事前にまとめておく時にも使用しますし、CVやGateという信号のミックスにも使います。(このような使い方はモジュラーシンセならではですね)
例えばステップシーケンサーのCV出力と、エンべローブの出力をミキサーモジュールでミックスして複雑な信号に変化させたり、規則正しい信号とランダム信号のミックス具合を調整してみたり、色々と複雑な事をしようとしたらミキサーモジュールの出番も増えて来ます。
個人的になのですが、たとえ横幅が幾らあってもよいから、PA用のミキサーをモジュラーシンセのセットに組み込みたいと考えても、今のところ自分の目的に合うミキサーモジュールが無いんですよねえ。
最低限6チャンネルのinがあって、エフェクター用等のセンド&リターン(リターンはステレオ)が最低1系統あって、各チャンネルにGainがあって、3バンドEQがあって、PANがあって、ソロとミュートがあって、各チャンネルとマスターアウトにメーターがあって、ヘッドホンのアウトとマスターアウトがあって、、、みたいなモジュールを見たことがないんですよね(笑)
で、実際にあったとしても、けっこう横幅を占領する事になると思うので、それだけで1段の大半が埋まってしまう事を考えると、あまり使用するのは現実的じゃないなぁ、という感想になってしまう。
モジュラーシンセ アンビエント
これ、モジュラーシンセ = アンビエント、っていうイメージ? 印象が強いのでしょうか。
まあ、モジュラーシンセの信号って、大半が〝出っ放し〟なので、そういう仕様的な意味ではドローンミュージックとは相性が良いのかもしれませんが、別にドローンも幅広いアンビエントミュージックの中の1つのアプローチに過ぎませんからねえ。
そもそも論ですけど、〝出っ放し〟の垂れ流しだけで、ドローンミュージックが成立するわけじやありませんからね。
どちらかといえば、ドローンミュージックといっても、音の出てない〝間〟の方が大切ですしね。
ちょっと、これは、よくわかりませんね。。。
モジュラーシンセで4つ打ちテクノやっている方もいますし、ロックっぽい事やゲーム音楽系でモジュラーシンセを使っている方もいると思いますし、あくまでも機材の1つでしかありませんからね。あとノイズ系の方とかもね。
あ、でも。
目的より〝プロセス〟を楽しむっていう意味では、モジュラーシンセとアンビエントは相性が良いのかもしれませんね。何処に辿り着くのか、よくわからないけど、その瞬間の〝プロセス〟を楽しめるのはモジュラーシンセらしいかもしれない。
モジュラーシンセ ライブ
これは「モジュラーシンセのライブを観たい」、または「自分がやってみたい」という事なのかな。
モジュラーシンセのライブを観たいのであれば、YouTube等で配信やらアーカイブ動画を見つけてくるのが最も簡単だと思うのですが、やはりモジュラーシンセ実機からの出音をイベント会場のスピーカーからダイレクトに浴びるというのは、機会があればぜひ体験して欲しいなとは思います。
なかなか日本全国で、となると難しい話にはなってしまいますが。。。
自分でモジュラーシンセのライブやってみたい、という方は、自分自身でイベント主催してしまうか、誰かしら主催者や関係者から誘われるか、というのが定番だと思うのですが、自分で主催となると多かれ少なかれ、お金や時間も掛かる話なので、これはこれでまた別の苦労が伴うので、簡単にお薦めも出来ませんが、自分が主催者なら、自分のイメージする企画やコンセプトを打ち出せる良さはあります。
ただ多くの場合、現実的なのは誰かしらからお誘いを受ける事、だとは思います。
どうすれば、誘われるか。
とりあえず、10分ぐらいでも良いので、自分なりの模索したモジュラーシンセのライブ音源(出来れば動画の方が良いと思います)を定期的にSNS等にアップしておいて、何時でも観てもらえる環境にしておいて、可能であればモジュラーシンセ関連のイベント(または電子音楽やシンセ系のイベントとか)に遊びに行って、現場で顔見知りを少しでも増やす、という事をやるのもアリだと思いますし、そこで主催者に「自分もモジュラーシンセのライブをしたい」と直談判するのもアリだと思います。
なかなかライブの現場に行けない人も、イベント関連のSNSにコメントしたり、上手くSNS等を利用して自分のライブ音源を見聴きしてもらえるようにしてね。
ライブイベントって、現場に出演者が集まって、会場のスタッフがいて、そこにお客さんも集まって、というリアルでアナログな世界なんですよね。
そういう意味では、自分自身のライブ音源のセンス云々とか上手い下手以前の話として、人との繋がりになって来たりすると思うので、そういう事を少し意識するだけでも、ただネットに音源をアップしてそれで終わり、とは違う世界が待っているかもしれません。
あ、あと。
モジュラーシンセでライブするには、「どのようにモジュラーシンセを扱えばよいか」みたいな、テクニックというか技術論みたいな話もあるか。
モジュラーシンセ云々に限らず、ライブって一発勝負だから、もちろん練習も必要なんだけど、そんな簡単に練習通りにもいかないし、ライブ会場だと自宅の部屋とは圧倒的に出音も違うし、出演者は自分一人じゃないから(ワンマンライブが出来るほどであれば、既に集客力のある著名人なので、こんな記事は読む必要も無いでしょう)現場で十分な準備も出来なかったりします。
場合によっては、本番直前までセッティングが出来ず、出音の確認やリハも無しで本番、なんて事にもなるかもしれません。
まあ、そんな感じの事は一期一会なので、場数こなしていくしかないのですが。
モジュラーシンセ自体の話でいうと、所謂一般的な音楽のライブのように、〝曲〟という構成が難しいと思うんですよね。
その上で、自分だったらモジュラーシンセで、どのようなライブをするか、成立させるか、という話になって来ると思います。
どういうライブをしたいかによって、使うモジュールの選択も変わってくると思うのですが、そんな毎回アレコレと取っ替え引っ替え出来るほどのモジュールを持ってる人も少ないと思いますし、そんな毎回アレコレやってても、ライブ自身の質は上がらないと思いますから、自分なりのモジュラーシンセのライブセットが組み上がったら、末長くそのセットだけでライブの経験を積んだ方が良いと思います。
もちろん、ちょこちょこ1つ2つモジュールの入れ替えはあるかと思いますが、基本的なセットは固定して経験を積む方が、必ず人より説得力のあるライブに到達出来るのではないかと思います。
同じセットでライブを20回や50回やったところで、「これで完璧」とか思えるライブなんて、そうそう出来ませんからね。
あと〝曲〟という単位や概念が薄い以上、やはりライブの始まりから終わりに向けての〝プロセス〟が大切になってくるライブになると思います。
自分なりの世界観やらストーリーをイメージしながら、ライブが始まって持ち時間終了まで時間は常に前方向に進んで行きますから、そこに〝プロセス〟をしっかり落とし込んでいって、世界観やらストーリーを少しでも感じれるライブになれば良いのではないかと。
まあ、それが難しいのですけどもね。
個人的には私の場合、最小セットとして適切に選択したモジュール10個あれば、自分のライブは成立させられると思ってます。
モジュラーシンセ ソフト
モジュラーシンセ プラグイン
モジュラーシンセ ソフト
モジュラーシンセ プラグイン
これは色々とありますが。
とりあえず無料で気軽に始められて、それでいて「最強じゃね?」と言えるのは、最初にもご紹介した『VCV Rack』でしょうか。
無料版では単体でしか扱えませんが、有料版だとDAWのプラグインとしても利用可能になります。
純粋にユーロラックモジュラーシンセの世界を、PC上のソフトウェアで試したいのであれば、まずはVCV Rackを利用してみると良いと思います。
、、、と、まあ。
こんな感じで、まとまりもなく、思いついた事をダラダラと書き殴りました。
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