Techno Tittle
1999 7/9 SLEEPING MADNESS LIVE TOUR 1999

22時少し前に、ベイサイドに到着。が、入り口付近には、ほとんど人が居ない。ありゃ、、、と思いつつ海辺側でちょっくら休憩。ほどなくしてから戻ってみると、少しばかし行列が出来ていた。でも、前売りを買った人を優先で先に入れている模様、オープンしてから30分ほどして中に入れました。中に入ると、、、うおっ、みんなフロアに座ってる、、、なんだか妙な雰囲気だ(笑)。。。まだ、誰もプレイしておらず、BGMが流れているだけ。どうやらスタートは23時からだそうだ。

23時ジャストで、レイ・ハラカミさんのライブがスタート。考えてみればレイ・ハラカミさんのライブって、これで3回目の体験なんだよなぁ、ははは。とってもシンセしてるキラびやかなサウンドと、4つ打ちでないビートが、聴く人を戸惑いもさせ、独特のグルーヴで踊らしてもくれる。ハイファイですよね、ハラカミさんの音は。ラストはドラムン・ベースばりのビートを聴かせて終了、うーむ、ああいうシンセ音で自分も曲を作ってみたいです。本当にシンセの音が気持ちいいんですよ、、、でもロンゲから普通のヘア・スタイルになっていて、すっごくオヤジっぽくなっていたのは、、、(爆)

次は僕も初体験、ススム・ヨコタのDJ。ケン・イシイと同じぐらい古くからテクノやってる人で、僕も昔から知ってる。もちろん、激トランスやっていた頃からね。それが今では、ディープ・ハウスだもんね、いったいどんな選曲でDJするんだろうって、、、
いや〜、いきなりブラックでソウルフルなヴォーカル・ナンバーから入るもんだから、「うげっ、なんか、まるで、ここはニューヨークかっ!!!」ってな雰囲気になるぐらいって感じで。DJは、ちょっと上手とは言えない部分もあるけど(^_^;;、、、その選曲のセンスは凄いなと思ったですよ、中盤からはエレクトロ系のMIXになって、これまたカッコイイしさぁ、、、最後にはアッパーなハウス系のトラックをガンガンに持って来て、、、いやぁ、カッコよかった〜

それでDJ WADAとヘイゴ・タニ、、、Co-Fusionのライブに繋がるわけですよ。レコードのピッチが下がっていって、、、音が止まる寸前に、超・高速ハイテンション激烈ブレイク・ビーツが炸裂。と同時に、会場が大混乱、、、まるでロックかパンクかのコンサートって感じで(爆)
舞台下手で卓を操作する?? タニと、リアルタイムにオリジナルのブレイク・ビーツの12inchをMIXするDJ WADAが上手に。ブレイク・ビーツが唸り、さらにパーカッションやキックの音がプラス、そこにDJ WADAの高速スピンが炸裂、辛抱たまらんって状態で上モノのシンセ音が降りかかって来る。フロアは、完全縦ノリ状態へ。牙をむくCo-Fusionは、もう誰にも止められません、激ヤバでした。

興奮覚めやらぬフロアに、アンビエントなBGMが。

ステージ上手にセットされたパーカッション&エレクトリック・ドラムに歩みよる人物一人。そして下手には、Macintosh BLUE G3がセットされたVJ側に二人。。。一気にシンセ・パッド音が上がったと同時に、パーカッション&VJがプレイ開始。同時に、ステージ・センターにセットされた卓からケン・イシイが登場。VJの、KEN ISHII SLEEPING MADNESS LIVE TOUR 1999の文字と同時に、最新アルバムのジャケットの映像が。あっ、今、ケン・イシイが着ているジャケットがそうだっ!!!

ケン・イシイは、たぶんa-datなどに仕込んである音を、サウンド・クラフトらしき卓に立ち上げてプレイしていた。シーケンサーには、PowerBookを使用していました。確認できたシンセは、ケン・イシイのマスターともなっているRoland JD-800、、、ただし音源っていうよりはパフォーマンス用って感じで使用してましたね、ところどころで手弾きするぐらいで。後、生パーカッションなどの音が、ケン・イシイの手元にある、KORGのKAOSS PADに立ち上がっているようで、リアルタイムでエフェクトをかけてました。凄くカッコよかったです。また、KAOSS PADにはサンプリング機能があって、喋った声にヴォコーダーっぽいエフェクトかけてループさせたり。

中盤でメタル・ブルー・アメリカの時、VJの一人がカメラを持って会場やケン・イシイのプレイを撮影、その映像はリアルタイムでMIXされてスクリーンに映し出される、、、かなり盛り上がりましたね〜もうVJも、ノリノリ。完全に音とシンクロしていて、一つの完成されたステージって感じでした。

メンバー全員がステージから去り、、、もちろんアンコールが。というか、あの曲をプレイせずに大阪から出れるわけが無い、、、と(笑) 再びステージに現われたメンバーは、全員黄色のTシャツに着替えていた。あっ、オフィシャルのTシャツなのでは??

同時に、誰もが知っているあの、シンセ音がスイープ。会場は最高の盛り上がりへ。ローファイなハットのグルーヴが重なり、一瞬のブレイクでベースがインサート。さぁさぁ、来た来たきたーっ!!!!!

    伝説の名曲『EXTRA』、最新LIVE-MIXぜよっ!!!

そして、VJはもちろん、あのテクノ・アニメ・ムービーが。曲の後半ではムービーがブチ切れにMIXされ、まるでエヴァンゲリオン状態へ(爆) ラストは、最新アルバムから異色のポップなナンバーで終焉。最後にケン・イシイ自らマイクをとり、「どうも、ありがとう」と挨拶。ヴォコーダーのTサヨウナラUというループの中、ケン・イシイのライブ終了。

ぬっ、、、と現われたのは、デトロイト・テクノの神様、ホワン・アトキンス。とてもシンプルな4つ打ちビートの曲を、じっくりと攻めている様子、、、もう貫祿十分ですね。曲に頼らなくても、もう自分の世界を作りにかかってるって感じで。ちょっと人が減ったフロアは、やっと涼しくなって、踊りやすい。アトキンスは、グッとフロアを見据えてのMIX。シンプルなビートが、もう、、、ジワジワと、、、本当にジワジワと変化していく、ジワジワと盛り上げていく。。。やはし、違うんですかね〜、本物というやつは。最後の締め括りには、文句ないっしょ。

、、、って私は、ダウンって事で。。。(笑)

いや〜、久々にライブも沢山あって、凄く楽しめましたぁ!!!

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