日本一周一人旅アーカイブ 1992-1993 vol.60

日本一周一人旅アーカイブ

今から28年前。1992年〜1993年に掛けて、約2ヶ月間の駆け足で巡った日本一周一人旅を、当時の旅日記と残っていた資料、そして遠くなった記憶を頼りにアーカイブ化していきます。
ただ、さすがに記憶が曖昧なのと、28年前にもなるので、もう今は存在しない場所や建物、宿泊施設。また廃止された路線等もあるかと思います。また地図を載せている場合も、正確な移動ルート等を現していません。
アップしていく写真も、今から28年前のプリントをスマホで撮影しています。現在とは様子も変化している事でしょう。
このアーカイブ化していく情報は、全て28年前の情報となります。
当時の事を、旅日記をメインにして簡単にまとめて行きますが、もしかすると記憶違いな事を書いてしまう可能性がありますので、ご理解頂ければと思います。

1993年10月15日(金) / 晴れ

朝、阿南駅で切符を買って、パン屋さんで買ったパンで朝御飯。

特急に乗って、海部へ向かう。
ほどんど乗客、乗ってない感じだなあ。

牟岐駅を過ぎて、終点の海部駅へ。
ここから第三セクターの阿佐海岸鉄道に切り替わる。
10分ほど停車。

偶然ですが、阿佐海岸鉄道は今年、来週になりますが令和3年12月25日より、DMV(デュアル・モード・ビークル)車両の世界初となる実用としての営業運転が開始されます。バス車両として道路を走行し、そのままレールの上へ移動し、鉄道車両として走行する方式。

切り替わるけど、線路そのままのレールで続くし、車両もそのまま運行。
運転手と車掌が交代するぐらいで、そのままJR線に乗ってる感じしかしない。

海部駅を出発。
トンネルが多いけど、合間から綺麗な海が見える。

終点の甲浦駅に到着。
といっても、海部駅との間には宍喰駅が1つあるだけの短い区間。

甲浦駅、何にもないね。。。
無人駅みたい。

駅から出ると、ロッジ風の建物がポツンとあるので、中に入ると切符販売所と観光案内所だった。
室戸岬へ行くバスのことを確認、ただバスの切符とかは売ってなかった。

観光案内所には数人の人がいて、折り返しの阿佐海岸鉄道の電車を待っているようだった。
入場が始まって、みんなホームの方へ行ってしまい、建物の中には私だけになってしまった。

お菓子とか売ってるコーナーがあって、ちょうどお昼時でお腹空いてきたけど、周辺には何もないし、とりあえずお菓子を買う。

バスが来たので乗る。
足摺岬の時とは違って、海沿いの海岸線を通る感じなので、先の岬の方まで見通しが良くて、なかなか気持ちいい。

3,4人ほど乗っていた乗客も途中で降りて行って、バスの乗客は私一人。
途中のバス停も、ほぼ通過状態で進む。

夫婦岩を過ぎて、室戸岬へ。

室戸岬に着いて、遊歩道へ。
数件のお土産屋さんや民宿?があるぐらいで、あまり賑やかでもない感じ。

まずは、中岡慎太郎像へ。
坂本龍馬と共に、薩長同盟の功労者。

展望台に登ってから浜辺まで降りる。
目洗いの池月見ヶ浜へ。

足摺岬の断崖絶壁の険しいイメージが強烈だったから、この室戸岬は浜辺と大きな岩がゴツゴツとある感じで広々していて、まるで正反対な景色だ。

観光案内所に行くと、バイク乗りの人が来てお寺までの道を聞いていた。

私も行こうかなと思っていたのですけど、歩くと700m登るみたいで片道30分は掛かるんだって。
大きなザックを背負ったままではキツイので、諦める。

観光案内所を出ると同時に、案内所も閉まってしまう。

パンを買ってバス乗り場へ。
なぜか猫が沢山いる。

15時20分のバスで戻るつもりだったけど、よくよく時刻表を見ると14時48分のバスがあるみたい。
猫と遊んでいたら、バスが来たので乗る。

帰りも同じで、ほとんど乗り降りもなく、ほぼノンストップで甲浦駅へ。
もう観光案内所は閉まっていた。

さて、阿佐海岸鉄道の時間は、、、ホームに荷物を置いて確認すると、16時半以降じゃないと電車が来ない。

えー

これだったら、室戸岬で15時20分のバスに乗れば良かった。
何にもない駅で1時間以上、待つのか。。。

ホームから出て、乗ってきたバスが停まったままだったので、何気に近付くとバスの行き先が牟岐駅となっている。

あれ?

バスの運転者さんに確認すると、牟岐駅に16時20分ぐらいには着くらしい。
だったら、ここで電車を待つ必要も無い!!

急いでホームに置いていた荷物を回収。
ホームに座っていたおじさんに、「牟岐駅までなら、下のバスが先に着くみたいですよ」って言ったら、おじさんもバスに乗る事に。

海部駅を通り過ぎて、バスで牟岐駅まで戻ってきた。
770円。
電車より、少し高くなってしまったな。。。

牟岐駅で改めて電車の時間を確認すると、、、

え。
次の特急、17時18分まで無い。。。
これでは、そもそもの室戸岬を15時20分に出て、甲浦駅で待って、、、というのと、結局は同じじゃないか。。。

あぁ、、、おじさん、すいません!!

牟岐駅には売店やら本屋さんがあったから、時間は潰せるけど、こりゃ失敗した。。。

やっと牟岐駅から特急に乗って、徳島駅へ戻って来た。

宿は『阿波観光ホテル』。
夜、金曜ロードショーで〝紅の豚〟を観る。

移動距離 : 約232km
阿南駅 〜 海部駅 〜 甲浦駅 〜 室戸岬 〜 甲浦駅 〜 牟岐駅 〜 徳島駅

注意 : Googleマップ仕様の関係上、下車等せず通過した地点も記載したルートになっています。また、当時の正確な移動ルートを再現しているものでもありません。〝大凡〟のルートになります。


vol.59 ← | INDEX | → vol.61

コメント

タイトルとURLをコピーしました