日本一周一人旅アーカイブ 1992-1993 vol.44

日本一周一人旅アーカイブ

今から28年前。1992年〜1993年に掛けて、約2ヶ月間の駆け足で巡った日本一周一人旅を、当時の旅日記と残っていた資料、そして遠くなった記憶を頼りにアーカイブ化していきます。
ただ、さすがに記憶が曖昧なのと、28年前にもなるので、もう今は存在しない場所や建物、宿泊施設。また廃止された路線等もあるかと思います。また地図を載せている場合も、正確な移動ルート等を現していません。
アップしていく写真も、今から28年前のプリントをスマホで撮影しています。現在とは様子も変化している事でしょう。
このアーカイブ化していく情報は、全て28年前の情報となります。
当時の事を、旅日記をメインにして簡単にまとめて行きますが、もしかすると記憶違いな事を書いてしまう可能性がありますので、ご理解頂ければと思います。

1993年9月29日(水) / 晴れ

暑いな〜、、、って目が覚めたら、窓から直射日光が、、、まだ6時半だったので、もう少し寝る。

7時半過ぎに起きたら、同じ部屋のおっちゃんは起きてた、大学生はまだ寝ていた。

うーん、何か、、、喉が痛いような、、、風邪?
とりあえず、トイレでうがいをする。

8時過ぎから朝ごはん。
持参していた風邪薬を飲んだ。

さて。
島巡りと泳ぎに行こう!!

レンタサイクルで、まずは北岬へ。島の一番北側、なにやら鳥居とかあった。
浜辺に出ると、すんごく海は綺麗けなんですけど、けっこう岩場でゴツゴツしていて、海水浴って感じの場所じゃない雰囲気。
シュノーケリングだと良いかもしれない。

のんびりしていたら、同じ宿の別部屋に泊まってるご夫妻もやって来た。

さて、泳ぐならやっぱり昨日訪れた、コンドイ岬かな。

コンドイ岬の浜辺に行くと、既に7,8人ぐらいの人がパラソルを立てて泳いでいたりした。

早速、私もパラソルを借りて、、、1,500円は高いなあ。。。
そうこうしているうちに、同じ部屋の大学生もやって来た。

その大学生の方はシュノーケリングするとかで、道具を借りて沖の方へ行ってしまった。

それでは私も、と思ってシュノーケリングの道具を借りる、また1,000円。。。

しっかし、何処まで続くのと思うぐらいの遠浅。
何処まで続くのと思うぐらいの白い砂浜と、綺麗で淡いブルーの海。

浜辺からけっこう歩いても、せいぜい膝下ぐらいの深さ。さらに歩くと、海の中に出来た中洲のような浜辺に上がったり。
 
仕方ないので、適当なところで無理矢理なシュノーケリング。

カラフルで小さい魚がいっぱいいる。
ナマコも、けっこういるな、、、
それだけ砂が綺麗だって事なんだろうね。

大学生の人は、かなーり沖の方まで行ってるなー

遠くを見ると濃いブルーで、その手前が淡いブルーと白い砂浜で、本当に綺麗。
海で遊んでいたら、チクッ、と。

痛っ、と。

なんだ? と思って、足元を見ていると、、、魚が私の足を突っついている。
これ、皮膚の何か? とか食べてるの?

追い払っても、突進して来て突っついてくる。
けっこう、チクチクする。。。

しばらく海で遊んで、お昼過ぎに一旦、宿に戻ってシャワーして一休み。

ちょうどこの時、新しい宿泊客が一人きた。

午後から再びレンタサイクルで島内巡り。
次は南側、アイヤル浜へ。

って、到着したら、誰もいない。私一人。
なんていうか、ひろーい砂浜と綺麗な海、独り占めって感じ。

さっき会った、新しい宿泊客の方と入れちがう感じで、次はミーナ井戸という昔の井戸に立ち寄って、集落の中へ。

集落の真ん中に展望台があったので、上へ登ってみた。
展望台っていうほどの高さも無いんですけど、そもそも高い建物なんて無いから、遠くまで見通せて、集落の綺麗な街並みも一望できた。なかなかの眺めです。

この展望台は『なごみの塔』で、国の登録有形文化財になっているようです。老朽化の為、現在は登る事が出来ず、新しい『あかやま展望台』が近くにあるようです。

その近くの民芸館にも立ち寄る。

宿に帰って来たら、けっこう汗だくだったので、再度シャワー浴びて洗濯もする。

洗濯しながら、のんびりしていたら大学生の人も帰って来た。

宿の主人が手伝って欲しいという事で、大学生と私で、屋根に登って補修工事がスタート。
テント張ったり、鉄柱に登ったり、、、あれ、私は観光客だよな?(笑)、と思いつつ、宿のお手伝いをする。

後でジュースをご馳走になった。

夕方、また新しく宿泊客が来られた。

宿の主人と私と、居合わせた宿泊客らで、手分けして晩御飯の準備を始める。
ワイワイ言いながらの準備。
そして夕食。
後片付けも、宿泊客全員で。

相部屋のある宿だったり、ユースホステルならでは、という感じで楽しい。

夜。
宿の主人が、「ヤシガニを獲りに行こう」と言いだした。

ヤシガニ?
あぁ。あのヤドカリのデカイやつ?

軽トラの助手席に宿泊していた女性を乗せて、男どもは荷台の上に乗って出発。

集落から離れると、本当に暗い。

車を止めて、宿の主人が暗い林のような中へ入っていった。
懐中電灯を照らしながら、私達も着いていく。
ほとんど肝試し状態。

「ハブいるから気をつけて。まだ今年は噛まれた人はいないけど」、、、って。

えー
えーっ!!

ガサガサ、と音が鳴るたびに、ビビりまくる。。

いない。。。

車で別の場所に移動。
鳥居がある、薄暗い中へ入っていく。
一段と気味が悪い雰囲気、、、昼間と全然雰囲気が違う。

そんなこんなで5ヶ所目で、やっと大きなヤシガニを捕獲。
動きは凄く遅かったので、見つけたら捕まえるのは比較的簡単だった。

最後は、北岬で星空を見て帰って来た。
すっごい星空も綺麗だった。

明日の朝食、スープにするらしい。
でも、茹でて見るまで食べれかどうか、わからないらしい。
茹でて赤色になるとOKで、青っぽくなるとダメなんだとか。

部屋に戻って、色々と話をしながら寝た。

移動距離 : 約9km
高那旅館(竹富島) 〜 北岬(美崎) 〜 コンドイ浜 〜 アイヤル浜 〜 ミーナ井戸 〜 なごみの塔 〜 竹富民芸館 〜 高那旅館(竹富島)

注意 : Googleマップ仕様の関係上、下車等せず通過した地点も記載したルートになっています。また、当時の正確な移動ルートを再現しているものでもありません。〝大凡〟のルートになります。


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