日本一周一人旅アーカイブ 1992-1993 vol.25

日本一周一人旅アーカイブ

今から28年前。1992年〜1993年に掛けて、約2ヶ月間の駆け足で巡った日本一周一人旅を、当時の旅日記と残っていた資料、そして遠くなった記憶を頼りにアーカイブ化していきます。
ただ、さすがに記憶が曖昧なのと、28年前にもなるので、もう今は存在しない場所や建物、宿泊施設。また廃止された路線等もあるかと思います。また地図を載せている場合も、正確な移動ルート等を現していません。
アップしていく写真も、今から28年前のプリントをスマホで撮影しています。現在とは様子も変化している事でしょう。
このアーカイブ化していく情報は、全て28年前の情報となります。
当時の事を、旅日記をメインにして簡単にまとめて行きますが、もしかすると記憶違いな事を書いてしまう可能性がありますので、ご理解頂ければと思います。

1992年9月8日(火) / 晴れ

いよいよ今日は北海道を後にして本州へ戻る。
北海道に入る前に青森で滞在していたので、当初は秋田まで移動しようかなと考えていたけど、予定変更して青森で1泊する事にした。

その変わり時間に余裕が出たので、青函トンネル内にある海底駅『竜飛海底駅』の見学ツアーに参加する事にした。

青函トンネル内には、保線基地として、また緊急時の避難場所として津軽海峡海底下に2つの〝海底駅〟がある。
1つは北海道側にある『吉岡海底駅』、そして今回の見学予定の青森県側にある『竜飛海底駅』。

この2つの海底駅は2014年に廃止となりました。

通常は列車も停車しない関係者専用の駅であり、一般に立ち入る事は出来ない。
ただ、一部の列車のみ臨時停車をして、事前に予約していた人が見学出来るツアーがあって、それに申し込んでみた。

函館駅で見学用の整理券と切符を買って、指定された時間の快速『海峡』に乗り込む。
けっこう見学客が多くて、自転車を積み込んでいるチャリダーもいたし、朝っぱらからビール飲み始めている女性陣もいた(笑)

青函トンネル開通以来、長らく青森と函館を結ぶ主要列車として運行されて来ましたが、2002年に廃止となりました。

津軽海峡海面下240mの底を走る

そして青函トンネルに突入して、しばらくすると竜飛海底駅に到着。
海面下135mの海底下にある駅だ、ちなみに北海道側の吉岡海底駅は海面下149.5mで日本一(世界一?)深い底にある駅になるらしい。

竜飛海底駅

ホームに降りる時に、整理券の確認と人数を数えていた。
ホームに降りるといっても、ホーム自体は人が一人分通れるほどの細いホームで、何箇所かホームから横穴のような空洞が空いていて、その中に待避所が設置されている感じでした。

狭いホーム
ホームから続く横穴

係員の方が案内しつつ、色々と説明をしてくれました。
待避所でビデオを観たり、展示物もありました。
恐る恐るホーム側に出て写真を撮ったり。

私が訪れた時は、リンク先にあるような展示物は、こんなに沢山は無かったと記憶しています。

私達がいる間も、電車は通過します。
その時は、待避所に移動して待機。
凄い爆音で走り抜けて行く。

そうこうしているうちに、帰りの電車が到着して、また人数確認後に乗車。
あっという間だったけど、なかなか貴重な体験が出来た。

海底の下に続くトンネル

青森に到着して、浅虫温泉方面の電車に乗る。。。
って、、、

あれ、私は弘前に行きたいはず。。。
しまった、逆方向の電車に乗ってしまった。
それも特急に乗っていたので、浅虫温泉駅まで止まらない。。。

あぁ。。。
この旅、初めて間違った電車に乗ってしまった。。。

浅虫温泉駅で降りて、折り返し青森駅へ。
修学旅行生らしい団体の中に混ざってしまう。

現在、青森駅〜浅虫温泉駅間の〝在来線〟は、第三セクターとして青い森鉄道が引き継いでいます。

青森駅で一旦降りて待ち時間の間に、遅い昼御飯がてらサンドイッチを食べる。
そして、青森駅から弘前駅へ。

弘前駅には15時過ぎに到着して、とりあえず宿の予約。
駅前のビジネスホテルが取れけど、シングルが空いてなくてツインの部屋に。
一旦チェックインして、溜まったカメラのフィルムや必要無くなったガイドブック等、自宅に送りたくてゆうパックしようと、駅前のデパートに行ったり郵便局に行ったりしていたら、弘前で何処かに行こうかなと思っていたけど、時間が無くなってしまった。

移動距離 : 約257km
函館駅 〜 吉岡海底駅 〜 青森駅 〜 浅虫温泉駅 〜 青森駅 〜 弘前駅

注意 : Googleマップ仕様の関係上、下車等せず通過した地点も記載したルートになっています。また、当時の正確な移動ルートを再現しているものでもありません。〝大凡〟のルートになります。


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