シンセフェスタ2013大阪が終わりまして

11月23日、「シンセサイザーフェスタ2013大阪」が無事に終了致しました。

楽器店へ足を運ばれたみなさま、スタンプラリーに参加されたみなさま、ありがとうございました。
そして各楽器店スタッフ、メーカーのみなさま、イベントに出演されたアーティストのみなさま、お疲れ様でした。

facebookページに色々と写真がアップされています。

最初、REONの荒川社長からお話を頂いた時は、果してメンドクサガリの大阪人が、楽器店を巡るスタンプラリーをして(参加楽器店のうち、最低でも3店舗は巡る必要がありました)、ゴールである「エレクトリックカフェ」会場まで足を運ぶだろうか、という疑問が凄くあったのですけど(笑)

しかしながら、フタを開けてみると。
「エレクトリックカフェ」会場、第一部と第二部共に(基本的なイベント内容は同じで、お客さんの入れ替え制)、会場内そこそこ満員というか、特に第一部は少し蒸し暑くなるぐらいで、空調付けたぐらい。合わせて100人ぐらいは来られたんじゃないでしょうか。
それに参加楽器店の全7店舗全て巡られた方も、意外に多くてビックリ。

またスタンプラリーには参加せず、「エレクトリックカフェ」会場へ来られなかったお客さんでも、お目当てのメーカーのブースがある楽器店へ足を運んだ人は多いようで、参加した各楽器店で、それなりに人の動きはあったみたい。

天気も良かったですしね。

時間の無い中での準備だったかと思いますが、今回のシンセフェスタ、良い感じで終われたんじゃないでしょうか。

なにより、私としては楽器店に足を運ばないと、色々な事が始まらないという考えもあったので、その目的をある程度は達成していたのではないかな、という感じです。

まぁ、個人的な反省点は多々あるのですが、それは次回へのリベンジとさせて頂きます(笑)

元々は、色々な事情等で今回は、1つの会場を借りてのイベントが出来なかった事があり、そんな中で「ハードウェアシンセの祭典」である、このシンセフェスタをどうするか、というのがスタートだったと思います。
そこで各楽器店で参加するメーカーを割り振ってミニイベント等を開催してもらい、お客さんには直接、楽器店に足を運んでもらい楽器とイベントを楽しんでもらう企画に。

更に参加する楽器店を「キタ」エリアの3店舗、「ミナミ」エリアの4店舗と、グループ分けをして、それぞれのエリア内楽器店を巡ると、ゴール地点として用意された「エレクトリックカフェ」会場へ入場出来る、そんな企画へと繋がったわけですね。

ゴール地点の「エレクトリックカフェ」会場でも複数のシンセが展示され、またドリンクや軽いおつまみも用意。楽器店巡りをして頂いたお客さんに、寛いでもらおう、というイメージだったと思います。
また、「エレクトリックカフェ」会場のイベントとして、松武秀樹さんを迎えてMoog IIIcモジュラーシンセ講座、MMOユニットと松武さんによるYMOライブが用意されていました。

私は、その「エレクトリックカフェ」会場で、イベントが始まるまでの時間、持参したEuro Rackモジュラーシンセで音を出して、お客さんから質問とかあればお答えして、興味のある人には実際にパッチングして頂こう、と考えていました。

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また、急遽でありましたが、私の方で30分ぐらいEuro Rackモジュラーシンセを紹介する時間を作りました。

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急遽、という感じだったので、話す内容とか事前に考えていたわけではありませんから、内容的に楽しんで頂けたかどうか。。。そんなレベルじゃなかったかも、、、ですね。

第二部は、初めから時間を決めてやりました。
第一部よりは、もう少し上手く喋れた感じはありましたけど。。。

まぁ、私の事はさておきにして、松武さんを迎えてのイベントは大盛況に終わった感じで、凄く良かったです。
個人的にですが、松武さんのMoog IIIcを使った話の中で、Moog IIIcに入ってるのと同じタイプのFixed Filter Bankというモジュールを私も持ってるのですが、ほとんど使ってなかったんですね。
で、松武さんがFixed Filter Bankの使い方というか、ちょっと話をされて、「あぁ、なるほど、そういう使い方は面白いかも」なんて、再認識したり。

シンプルな使い方ほど、見落としていたりする。

私、MMOユニット+松武さんのライブでは、イントロでノイズを奏でました。
YMOのライブで実際に松武さんが出してた音と同じものです。
フィルター発振させている状態で、Audio信号をFreq. CVに突っ込むという荒技ですね(笑)
これは一般的なシンセでは不可能なモジュレーション。
これに深いリバーブやディレイという空間系エフェクト掛けると、なんともいえない電子音らしい歪みによる宇宙空間が生まれる。

その音を出していたら、Moog IIIcの後ろでスタンバイしていた松武さんが反応してくれました(笑)

ちなみに第二部では、同日に東京で開催されていたSynth Bar2周年記念イベント「アナログシンセ大爆発」とネットによる二次元中継もあったりして。
そこで東京で司会?されていた氏家さんと松武さんのやりとりが面白かった。

「アナログシンセ大爆発」会場には、Roland SYSTEM-100Mが。
それを観て松武さんが、「あっち(東京)は小タンス、こっち(大阪)は大タンス」と、先制攻撃w
更に松武さんが、その大タンスのMoog IIIcのオシレーター直出しの可聴域下ギリギリの低音を出しながら、、、「こんな音、出してみろ。出ねーだろ」と挑発(笑)

東京の氏家さんも負けじと、Roalnd GAIAでブリブリな音を出すも、その手がフィルター操作しているのを見つけた松武さんが、、、

「フィルター使うな!」と、一刀両断(爆)

完全なシンセ漫才でしたw

そういえば、今回展示したMoog IIIcは、大阪在住の方の、個人の所有物なんですよね。
で、午前中、松武さんが到着されて、いざ準備を、、、という段階でMoog IIIc中段の電源が入らない、、、

一同、真っ青(笑)

松武さんだけは、淡々と「何処が原因だ?」と探ってる。

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松武さんがアレコレと試していると、電源が入った。
どうやら中段部の電源ソケットが錆びてて、ソケットを奥まで差し込むと、錆びで電気が通らなかったらしい。
そんなわけで、電源部の「半差し」技で問題解決。

「こんな事、しょっちゅうだよ。アナログなんて、だいたいこんなもんだ(笑)」

なんていうか、コレ担いでYMOワールドツアーを回った百戦錬磨、経験値はやはり凄いなぁ、と。

私、Euro Rackモジュラーシンセでライブやってますけど、それでもリスキーだなぁ、と感じてヒヤヒヤする事が多いのに、30年前にタンスで海外でライブやってたというのは、やはり凄いですよ。

「エレクトリックカフェ」会場のイベントも無事に終わって、最後は打ち上げ。
楽器店でセミナーされていた松前さんや、モジュラーシンセ関連で何かとお世話になっているFIVE Gの若松さん、エレクトロン日本法人のサイモン社長らも駆け付けて楽しく打ち上がりました。

そんなこんなで、何処まで力になれたかわかりませんが、2013年のシンセフェスタ、私は楽しませて頂きました。

こういうイベントを通じて、楽器店に足を運んだり、ハードウェア楽器の魅力を再認識したり、そんな機会になっていけば良いと思ってます。

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