「電音茶会」終わって、お礼と

大変、遅くなりましたが。。。

なんとか無事にトラブル事なく、「電音茶会」が終了致しました。

なにはともあれ、遊びに来て頂いたみなさま、ホントにありがとうございました。
楽しんで頂けたかなぁ。

そして、二つ返事で出演オファーを快諾して頂いた、 西田彩さん。そして、ワタフェイ(西條渉さん & フェイターンさん)、もう独特な音の世界観を聴かせてもらった。ホントに出演して頂けて良かったなぁ、と。ありがとうございました。

西田さんには、今回、あえて「ギターでやって欲しい」とリクエストを出していました。
ギターを使ったエレクトロニカなライブ。初めて、西田さんのライブを聴いたのが、そのギターを使ったアンビエントなライブだったんですね。
凄く衝撃的だったんです。だから、今回はぜひギターでやって欲しい、と。その音を、みなさんに聴いて欲しい、と。
ドローンで無秩序のように加工されたギターの音が少しずつ整理されて、その中からアルペジオのようなフレーズが流れ始め、その上でギターの単音が鳴っている。なんか絶品でした。

フェイターンさん、もちろんテルミンです。
テルミンの演奏もね、今回、絶対にお客さんに聴いて欲しいと思っていたんです。
だから迷い無く、フェイさんに出演のお願いをしました。
そして、アコースティックギターの西條渉さんとのユニット、「ワタフェイ」で出演してもらえる事になった。
季節は秋ですけどね、私の中で「ワタフェイ」の音って、田舎の夏、縁側でスイカ食べながら聴いたら最高だろうなぁ、そんな世界なんですよ。
そんな、のんびりゆったりした世界を、またまた生演奏で楽しめた。

そして、素敵な場所と美味しいケーキを提供して下さった、FAT!FAT!FAT!さん。とても美味しい焼き菓子と紅茶中心のお店で、チーズトーストやサンドイッチ類も、凄くボリュームがあって美味しいのですよ。

実は、まだオープンして1年経ってないんです。オープンは去年の12月。

元々、プライベートで焼き菓子を作って、週末になると大阪城公園で売ってたんですね。自分の店を持ちたいんですよー、って話をされてて。

うん、まぁ、お店の名前が、、、ですけどね(笑)

FAT!FAT!FAT!さんは、「3」の付く平日が定休日です。
「3」が付く日でも、それが土日祝日であれば開いてるそうです。

ぜひ、ゆっくりランチ、お茶やケーキを楽しんで下さい、

また、twitterやFacebook等で情報を共有して頂いたみなさまにも感謝であります!!
あ、曲を作る前にTシャツなんぞ作ってしまった、Envelope77 Tシャツを購入して頂いた方々、なんというか、恐縮です!!(爆)

一瞬、Envelope 77 Tシャツ、着て行こうかな、と頭の中を過ったのですが、ヤバイ、絶対、西田さんとペアルックになると思い、あえて外しました(笑)

で、ここからは、うんちくを書いていこうかな、と。
簡単に言えば、反省会(笑)
ダラダラと思い付くままに書いてます。

あ、ドタバタしてて写真も撮ってなかった。。。
なので、ホント、以下、文字ばかりです(笑)

実は今回、私、初めて「言い出しっぺ」になったんです(笑)
イベント、初オーガナイズです(爆)

いや、、、そんな、オーガナイズとかいう横文字を使うほどの事なんて、なんにもやってないのですけど。。。

うーん。
いつもね、お呼ばれしてライブとか出させてもらうばかりでしょう。
だから、1回ぐらいは、自分でやってみないと、、、なんて思い始めたのが2年ぐらい前(爆)

でも、絶対に大変だし、「イベントやります」って言ってしまえば、もう後に戻れないじゃないですか(笑)

だから、なんか漠然と「自分でイベントやってみたいなぁ」ぐらいの気持ちしかありませんでした。

それが1年ぐらい前になって、もう少し具体的になってきて。
イベントやるにしても、ただ知り合いの方達に集まってもらって、演奏して、「やあ、楽しかったねぇ」、、、なんていうイベントは、最初からやるつもりは無かった。

少なくともね、出演者にノルマのような負担はかけない。
出来る範囲で、必ず出演料をお支払いする。

この2点だけは守ろう。
これぐらいしか決めてなかった。
イベントとしての「ケジメ」の最低ラインだと思ってたから。

でも、それなら、どんなイベントにしたいの、、、っていうと、なーんか漠然としてたのが、この1年ぐらいで見えてきた。

それは、この1,2年、色々な場所でライブさせてもらって感じてたコト。

私のやっているような電子音楽の世界って、どんどん細分化されてると思うんですよね。使う機材やソフトウェアも多様化するばかりだし、表現方法もより自由になって広がっていくばかり。

でも、本当に多様化して外へ広がってるのか、というと、そういう感じはしないなぁ、というのが実感でした。

どんどん細分化された結果、一つ一つが小さなコミュニティみたいになってしまって、そこで広がりがストップしてる感じにみえたんです。

電子音楽、、、もっと平たく分かり易く言ってしまうと、五線譜とか音符とか、リズムとかメロディとかハーモニーとか、そんな誰でも音楽からイメージする世界を、一端白紙に戻すような音楽、それが電子音楽だと思うんですよ。

でも、それは普通に音楽を楽しんでいる人達から見れば、きっと特殊な世界のはずなんです。

例えば、ただ「ザー、ゴー」とノイズの音が鳴っているだけの演奏。

「これ、音楽か?」と聞かれたら、間違いなく大半の人が「音楽じゃない」と答えると思うんです。

それどころか、「訳がわからん」という話になってしまうと思うんですよ。

電子音楽が好きだったり、そういう今までと違う音楽表現に興味のある人達には、意味のある表現方法かもしれないけど、その外側にいる、もっと大多数のリスナーの人達にとっては、ただ「訳のわからない」音楽になってしまってるんじゃないのかな、と。

ラップトップPCの画面とにらめっこして、マウスをカチカチやって。
それで「演奏してます」と言っても、説得力が無い話になってしまう。

でね。

私。

電子音楽やってるけど。

別に特殊なコトをやってるなんて、微塵も思っちゃいない。

モジュラーシンセという楽器を使ってるけど。

私にしてみたら、小学校で習うハーモニカと同レベルの楽器なんです。

だったら、もうちょっと、電子音楽の外にいるリスナーの人達にも、聴いて欲しいな、と。

もちろん、「それの何処か音楽なんだ」、「演奏なんて、してないじゃないか」、「訳がわかんない」と、そう言われる可能性はあるんです。

でも、人前で何かやる以上は、そこを越えていかないと駄目でしょう?

いつもいつも、安心して聴いてくれる人の前ばかりでは、そこから何も広がらないでしょう?

シンセサイザーとかもね、全く売れなくなった。
特に、世界をリードして来た日本のシンセメーカーは死んだ。
バブルが弾けて。ただでさえ音楽なんて道楽なのに、その道楽に使う楽器が、バブル時代のように売れまくる時代なんて、もう二度と来ないかもしれない。

機材の話は凄く楽しいけど、ここも凄く細分化された結果、外に向けてシンセサイザーや楽器の魅力を広げる、という雰囲気は無くなってしまった。
好きな者同士が集まって、ワイワイやるだけ、みたいな感じというか。

そこに、シンセサイザーとかに特に興味が無い人の、入る余地なんて無いでしょう?

そこで思ったんです。

もっと電子音楽の外側にいるリスナーに、こういう摩訶不思議な電子音楽の世界を聴いて欲しいし、そもそもシンセサイザーになんら興味の無い人に、こんな面白い楽器があるんですよ、って。そういうスタンスで、イベントが出来たらなぁ、と。

だから、最初からライブハウスとかね、「音楽を演奏、聴く」場所でイベントをやろうとは思ってなかった。

そうじゃない場所で、そうじゃない人達に聴いてもらおう、と(笑)

そんなところに、FAT!FAT!FAT!さんが現れたわけです(爆)
マスターの新井さんに、「このお店で、電子音楽のイベントやらせてもらえませんか」って話をしたら、「全然OKですよ〜、で、私、お休みしてたらいいのですか?」

いやいやいやいや(笑)

というわけで、せっかくFAT!FAT!FAT!さんでイベントするわけですから、出来ればケーキとかね、食べて頂けるような形にしたい。

イベント当日、お店をどういた形態にした方が良いか。

出来るだけ、FAT!FAT!FAT!さんにとって、色々な面でプラスになる方向じゃないと駄目だしね。
と、同時に、必要以上にマスターの新井さんが忙しく負担になるような事態も避けたい。

そんな感じで、新井さんと相談しつつ、少しずつ形が見えて来た。

1ドリンク1ケーキ、それと音楽でお客さんには楽しんでもらおう。
フライヤーも今回、作った。
作ろうか、どうしようか迷ったんですけどね。プライベートな時間も、あまり無かったから。更に、作っても印刷するかどうか、も迷ってた。
最初は、フライヤー作っても印刷するつもりは無かったんですね。

今時、紙のフライヤーを手にして持ち帰る人なんて、ほとんどいないだろうし。
印刷しても、大半がゴミになるだろうし、と。

情報なんて、インターネットで調べて、それで完結しちゃうのが普通だしね。

でも、まぁ、初めてだし(笑)
記念に作ってみてもいいかな、と。

そんな感じでフライヤー作って。

で、そんなコトしていたら、自分もライブするという事を、てっきり忘れていて準備不足。。。

いやもう、裏方は裏方だけにしないと駄目ですね、ホント(笑)

何時ものようにライブだけすればいい、とは思ってなかったので、最初に簡単な説明、モジュラーシンセの説明をしました。
、、、といっても、具体的に固有のシンセ用語とか使わずに、このモジュラーシンセから出せる基本的な、4つの音色(波形)を最初に聴いてもらいました。
これからライブで奏で出る全ての音の元、それがこの4つの音なんですよ、と。

そこから、色々と音色が変化する様を感じ取ってもらえればなぁ、なんてね。

それ以上、突っ込んでアレコレ説明しても、その先はシンセ好きにしか興味の無い世界だろうし、そこに足を踏み入れるコンセプトのイベントじゃないからね。

そんなこんなで、なんとか無事にイベントは終わったのですけど。

でも、まー、、、お客さん集めるの、大変ですね(^^;;
14時オープンの15時スタートで、15時の時点で数名しか入ってなくて、「どうしよう。自分のライブ時間を削って、15分ぐらい開始を遅らそうか」と、直前まで悩んでた。

でも、15時ジャストぐらいに、更に数名のお客さんが来てくれて、とりあえず店内の席が埋まる形になったので、なんとかスタート出来た、という感じ。

FAT!FAT!FAT!さんは、こじんまりとした隠れ家的空間。
演奏するスペースを最低限にしても、店内に椅子を少し置くと、せいぜい10人ぐらいが限界。

だから、最低限。お客さんは10人は来て欲しい、と。。。
なんという、低いハードル。。。(笑)

まぁ、結果的に10人ぐらいは来て頂いたようなのですけど。

でも、本当はね。
倍の20人。が目標でした。
20人となると、もちろん椅子も足りないので、半分ぐらいのお客さんには立ってもらう事になるんだけど。。。
それに、お茶とケーキも楽しむ、というコンセプトで立ってもらうのもなぁ、というのもあったんだけど。

そういう部分では、力及ばずでFAT!FAT!FAT!さんに貢献出来なかったのが、ちょっと残念。
そもそも私個人に集客力なんて無いもんねぇ(笑)

FAT!FAT!FAT!さんはもちろん、西田さんやワタフェイのお二人の力です。

でも、初めてFAT!FAT!FAT!さんに来られたお客さんの中で、このお店に好感を持ってもらってマスターの新井さんと話されていたり、追加でケーキをお持ち帰りで買っていかれた方もいたみたいで、そこは良かったなー、と。

逆に、こんなヘンテコな音楽やってる人達がいるんだな、と知ってもらえたら、このイベントをやった意味も少しは出てくるなぁ、と。

まあ、こういうコンセプトのイベントは続けていかないと駄目なんだろうけど、とりあえず私個人としては、当分の間は、、、しません(笑)

1年後とか、またウズウズして来て、凄く重い腰が浮き上がりそうになったら、また何かするかもしれません。

ちなみに、もし、次、やるなら、、、頭の中には出演して欲しい方、3組がもう決まってます(笑) その時が来たら出演のオファー掛けますので、宜しくお願い致します。

という感じで。

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