beat palette mixture VOL.3終了

5/4、京都NANOにて「beat palette mixture VOL.3」ライプ、なんとか無事に終了致しました。
(写真等は、また改めてアップしようと思ってます)
何はさておき、オーガナイザーのb_tさん、本当にお疲れ様でした。そして、色々と慣れない私に気を使って頂いて、大変お世話になりました。
ありがとうございました!!
素敵な電子音を奏でた出演者のみなさま、DJ&VJさん、NANO店長さん、お疲れ様でした。
みなさんと御一緒し、モノを創り上げる空間に身をおけたことは、本当に素晴らしい体験でした。とても楽しかったです。
そして、時間を割いて駆けつけてくれた友人・知人、implant4のみなさま、あのフロアにいた御客さん達、ありがとうございました。
そもそも、趣味で電子音を奏でているにしか過ぎない私が、このようにお客さんから、お金と時間を頂いてライブをするなんて「10年早いぞ」ってレベルなのですが、去年のシンセ・フェスタが切っ掛け手でb_tさんに声を掛けて頂き、今回のライプのお誘いを受けました。
それまでは、内輪っぽい範囲で人前で、、、それもピアノとかオルガンが主体のイベントで「1曲だけ、私。テクノですよ?」みたいな事で演奏することは、たまーにあったのですが、こういうちゃんとしたライプに出演させて頂いたのは、実質的に今回が初めてでした。
シンセ・フェスタが切っ掛けなのだから、本当は自宅のフルセットのモジュラーを持って行きたいところなのですが、車が無いので不可能。とにかく1セットのモジュラーは持って行けるけど、、、後はどうしよう。。。
フルセットで出せない部分をカヴァーするため、そのあたりをAbleton Liveに仕込んで出す事にしよう。事前にフルセットで色々とフレーズ・ネタを40トラックほど作って、Ableton Liveに仕込んで。
ネタを作ってる段階では、個々のネタの関連性は皆無で意識せずに作ってました。しかし、いざAbleton Liveで自由にミックスして出してみると、けっこうミニマル・テクのっぽい雰囲気があり、音の重なり具合によっては踊れる感じさえ受ける。
ふーむ、こうなるのかー、面白い。
ちょーど、implant4さんでKORG ER-1が中古で数台あり、お店で遊んでいるうちに買ってしまいました(笑)、、、ミニマル・テクノっぽくなるなら、オーソドックスだけど4つ打ちを入れてもいいかなって、、、単純に好きなだけなんですが、、、(^^;;
エフェクターは、同じくKORGのKP3。
そして、本命の(笑)のモジュラー・セット。
Ableton Liveとの同期はMIDItoCVコンバーターを介して、トリガーだけ貰う形にして、音程やフレーズ等の全ては、モジュラーだけから出る感じにしました。
モジュール構成は、こんな感じにしました。
VCO×1
Noise&Rnd/CV×1
VCF×2 (タイプの違うLowPassVCFを2基)
VCA×2
ADSR×2
LFO×1
Mixer×1
EMS Trapezoid Generator×1
Step Sequencer×1
Theremin CV Control×1
イントロでノイズをフィルターに通して、テルミンでフィルターを操ってみよう。
ステップ・シーケンサーでVCOをドライブさせて、VCOにはTrapezoid GeneratorやADSRをかましてモジュレーションかけたり、フィルターにはLFOをかけたり。
最後はモジュラー単体の音にして、MIDItoCVコンバーターのトリガー信号もカットして、LFOをトリガーにした高速回転させて終わってみたら?、、、とか考えていました。
さあ、5/4。
モジュラーと必要な機材をザックとカバンに突っ込んで、コロコロと京都まで。
1時間半ほどで京都の二条城近くにあるライブハウス、NANOに到着。
既にみなさん揃って打ち合わせ&歓談中(^^;;、自己紹介をしつつ、さて仕込みの時間。


ステージで仕込みが始まる傍らで、うにょも、モジュラーのパッチングを始める。これ、時間かかるからね、ちまちまとした作業だし(笑)
2番手が、私のリハ。
ステージのセッティングの確認と出音の確認。
うん、いい感じかなと思う。NANO店長さんから「テルミンだけが、少し低音でピークきてるかな」という指摘。了解です、本番ではレベルみながらやります、と。
VJのKAiTOPさんが、「どんな感じにしましょうか」って。Live View(実際に演奏している姿をバックスクリーンに映し出す事)より、VJ主体の方がいいかなぁ、、、ってリクエストを出しました。ミニマル・テクノっぽくなるかなと思っていたから(^^;;
リハは順調に進み、予定どおり17時には開場準備。
私はその間に、ホテルへ行ってチェックインだけ済まして来ました。
17時半開場、CUBEさんフロアDJでスタート。
小気味良いエレクトロニカなサウンドが流れる中、ぼちぼちとお客さんも入り始めました。
MC、SAVA☆fishさんのトークで、いよいよ一組目の登場。
オーガナイザーのb_tさんと、mnkさんのユニット。
とにかく音がカッコイイ。
フロアに客席が無くて、スタンディングだったら絶対に踊ってたと思う(笑)
アンビエントな楽曲から始まって、途中、ダンサンブルなエレクトロニカな音で盛り上がって、再びアンビエントな音に。
楽曲の完成度も高くて、聴いていてとても気持ちがいい。
二組目、implant4さんで知り合ったN&Nさんが参加した、Sampling_Senseという二人組ユニット。
今回、唯一、ギター&ヴォーカルが入るユニットだ。
テクノ系のトラックにギターが被さり、ヴォーカルのスピード感もあって、フロアの後ろの方で、踊ってる人もいましたよ。
カッコ良かったです、、、途中の爆笑トークも絶妙でした(笑)
三組目のKaseoさん、いよいよ、改造電気鼠十二楽坊の登場です(爆笑)
もう、これさ、、、リハの時から、みんなで爆笑しつつ写真とか撮りまくってて(笑)
で、「これ、本番まで、どうやって隠しておこうか」って(苦笑)
まあ、ピカ〜、、、な玩具を改造し、MIDI等でコントロールできるよにした「楽器」で。
♪ピカピカァ〜、、、て鳴くのをリズムに合わせて、鳴らしていました。
とっても可愛いキャラクターなのに、音は極悪(笑)、確かに子供は泣くかもしれませんね(爆笑)
Kaseoさん、ピカ〜なコスプレするし、、、
VJのKAiTOPさんも、ここぞとばかりにピカ〜の映像ミックスして、ノリノリでした。
そして、四組目が私。。。
とりあえず、白衣に着替えましたよ。。。(笑)
SAVA☆fishさんが、自己紹介しているトークが、私の書いたやつで、妙に恥ずかしかったので、ステージから「棒読みですやん(笑)」って、思わず突っ込んでしまった、、、すいません、SAVAさん(^^;;
さーて、テルミンから音を、、、
ぬ、レベルが低い?
音を出しながら、音量を調整、、、するんだけど、怖いんですよね、これ。おもいっきりフィルター発振させたりするスレスレだったりするので、、、
まー、そのままKP3で音にエフェクト掛けつつ、Ableton Live側からも音を出す。これで、前半は進めよう。
中盤からモジュラーのシーケンスを入れて、、、ここで、ちょっとドキドキしてねえ。
ちょっとした接触加減で、音が切れたりする事があるから、ちゃんと音が出てくれるのかな、と(笑)
このあたりは、昔も今も、モジュラーシンセのスリル満点なところです(^^;;
50本ぐらいパッチングしてて、急に音が出なくなった時、何処が原因かなんて、直ぐにわかんない(笑)
無事に音が出たんだけど、、、あらら???
リハの時より、やたら低音が響いているように聴こえる、、、うぬぬ。。。
ちと、手元のミキサーでLowを少し切ってみますが、、、使うつもりは無かったけどヘッドフォンして、音のバランスを聴いてみる。
うーん、こんなもんかと思うけど、、、
それから、妙に音のバランスが気になってしまって、頭の半分は、そのことばかり考えてしまった。。。
モジュラーシンセの音は、幾つかのモジュールからモジュレーション出来るようにパッチングしてあったので、それで遊びつつ、Ableton Live側でミックス。
後半からは、ER-1で4つ打ちリズム入れて、、、と。
後半、モジュラーのパッチングを少し変えたら、その変えたところの信号が流れてない事に気づく、、、でも、とっても予想される想定内(笑)、、、微妙にセッティング変えたら流れたので、またそれで音遊び。
最後はAbleton LiveやER-1の音を切って、モジュラーだけの音にして。
音をガーって鳴らしつつ、全ての信号の元になってるパッチケーブル1本を抜いて、音を止めて終了。
まー、なんとか、自分の持ち時間、トラブル等で止まる事なく音を出す事が出来ました。
最低限の責任は果たせたかなぁ、、、って。
ただ、途中で音のバランスを気に出したりして、音にのめり込んで出来なかった事が、凄く反省。
リハの時に、もっと気にしておくべきだったなと。
自分の中のデキとしては、最低限度の事は出来てるけど、そこから先は、うーん、反省だなぁ、、、という感じです。
5月末に、再度、ほぼ同じセットでライブさせて頂きますが、その時は、ちゃんと今回の経験を活かさなくっちゃと思います。
さあ、いよいよトリです。
紅一点、着物姿が可愛いRAKASU PROJECT.さんと、フジタダイスケさんによる即興ノイズ・ユニット。
フジタさんはキーボード等の鍵盤をテープで次々に固定しつつ、バロメーターをガンガンに変えていったりして、もう言葉で表現出来ないようなノイズを出しまくっている。
そして,更に凄いのがRAKASUさん。
ステージ備え付けのアップライト・ピアノの鍵盤のフタには加速度センサー、ステージの譜面台には光量センサー、手元には電磁波?センサー、、、それらを使って信号をパソコンに取り込み、音に変換して即興パフォーマンスする。
ピアノのフタを開け閉めすると、フレーズや鳴り響き音程も変わる、、、譜面台に譜面を次々と置いていくだけで、フレーズが変わる。。。
ステージ上の色々な機材、、、演奏しているフジタさんのキーボードとかに、電磁波?センサーを近付けると、悲鳴のような電子音が鳴り響く。。。
VJのKAiTOPさんも、この時はステージ上で後ろからカメラ構えて、RAKASUさんの手元を狙う。
凄いカオスな世界。。。
圧巻でした、、、素晴らしいライブ・パフォーマンス。
もう音楽がどうとか、そういうレベルじゃない。
音の塊が飛び込んで来る感じ。
そして、イベントは無事に終了致しました。
最後は2Fで、みなさんと打ち上げ。とても楽しかったです。
焼肉ライプ、やるんですか?(笑)
さすがに、実質的なライブは今回が初めてで、反省する事ばかりですが、とてもとても楽しい時間でした。
みなさん、本当にありがとうございました。
この経験を次に繋げられるよう、またヘンテコ電子音を作っていきたいと思います。

コメント

  1. 線文字B より:

    うにょさん、ライブお疲れ様でした。音が聞けないのが残念ですが、文字の上からでも、カオスっぽさが伝わってきます。私もシンセを始めたころは楽曲とかの知識が無かったもので、音の『塊』を作って遊んでいましたが、そういう楽しみ方って、やっぱりアリなんだな〜と、認識させられました。
    私、いまはテルミンの練習に集中してるので、しばらくシンセいじりから遠ざかるのですが、やはりモジュラーは、(お金の都合がつけば)やってみたい楽器のひとつです。

  2. うにょ303 より:

    線文字Bさん、こんにちは。
    どうしても勇気が無くて、五線譜の中に修めようとしたり、まずは鍵盤の上で指を動かしてみたり、、、
    本当は、そこから飛び出してもシンセサイザーって、ちゃんと音を表現してくれる道具になるんですよね。
    改めて、凄いなぁって実感できるイベントでした^^

  3. KAiTOP より:

    遅くなりましたがお疲れさまでした。
    いやもうね、凄いわ。
    初めてDoepferを目の前で見た感動を、うにょさんの音が何倍にもしてくれました。
    シームレスで音が変化していくのは気持ちいいですね。
    ミニマルって私的には飽きっぽいんですが、とっても楽しめる音であっと言う間の時間でした。
    今度私がオーガナイズするイベントにも出てくださいね!
    線文字Bさんって…
    私、同じHNの方知ってるんですが、ひょっとして「某考えよう」って掲示板に出入りされてた方でしょうか?
    人違いだったらすいません。

  4. うにょ303 より:

    > KAiTOPさん
    こんにちは。bpm3では、お世話になりました^^;;
    あはは(^^;;、モジュラー、現場で使うのは本当にドキドキでして、、、
    そう考えたら、YMOの人達は、よくもまあ、あんなタンスをライブで使っていたなぁ、と(笑)
    「フェーダー上げた瞬間、音がきてなかったら、どうしよう」って(笑)
    今回、本当にKAiTOPさんのVJに助けて頂きました。ありがとうございます。
    線文字Bさんのハンドル御存知で?
    私の「うにょ303」ってハンドルも、もう使い出して10年以上になるので(笑)、KAiTOPさんが打ち上げの時に、「何処かで見た事あるんだよなー」って言ってられたのは、もしかしたら、そうかもしれませんね(^^;;

  5. KAiTOP より:

    > フェーダー上げた瞬間、音がきてなかったら、どうしよう
    関西人にとって、そんなオイシイ場面は無いじゃないですか!(爆)
    あのKraftwerkでさえ「Com…pu…te…r Wor…」ってサンプルがマトモに鳴らなかったライヴが
    あったりして、きっとラルフは大汗フローリアンはお怒りだったでしょうけど、関西人なら
    1発ギャグでもカマして乗り切らないと(笑
    今度はどこかでフルセット持ち込みライヴお願いしますね!
    もちろん運搬はお手伝いいたします!!

  6. KAiTOP より:

    ↑自動改行だったんですね。
    読みにくくてすいませんm(_ _)m

  7. うにょ303 より:

    >> フェーダー上げた瞬間、音がきてなかったら、どうしよう
    > 関西人にとって、そんなオイシイ場面は無いじゃないですか!(爆)
    え〜(笑)
    シンセフェスタの時は、最初に音が出なくて「げーっ!!!」って思ったのですが、その時はPAさんがポカしたのが原因でした(爆)
    > 今度はどこかでフルセット持ち込みライヴお願いしますね!
    > もちろん運搬はお手伝いいたします!!
    なはは。
    パッチングだけで、1時間ぐらい掛かっちゃうんですよ。
    もう、なにがなんだかで、、、(爆)

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