熊野古道・其の四「発心門王子〜熊野本宮大社」

朝、起きると、、、足が痛て〜
寝たり座ったりと同じ体勢を続けていて、いざ立って歩こうとしたら、かなり足がヘビーです(笑)
しばらく歩いていると、痛いなりにも普通に歩けるようになるのですが、、、
そんな事よりもっ!!!
外、土砂降りの雨なんですけども。。。昨日の朝よりも激しい。。。
今日は、急遽の予定変更で熊野古道・中辺路の「発心門王子〜熊野本宮大社」間を歩くつもりですが、この雨ではカッパを着ていても辛そう、、、というかっ!!!、、、私、カッパを昨日の山中の工事現場に置いて来たままでした、、、くう。。。
朝御飯、自分で魚を焼いて食べたのですが、いやこれが美味しくて。
食べ終わって、宿の方にカッパを売っている所が無いか聞いてみましたが、やはり無いらしい。とりあえず、ビニール袋を貰ってザックに被せておきました。
しかし、これまた運の良い事に、宿を出る直前に雨が止みました!!!
注文しておいた、お弁当とお茶を貰って、さあ、出発です。
この川湯温泉からバスに乗って、とりあえず熊野本宮大社まで。湯の峰温泉を経由して山間の、のどかな中を走って行きます。
途中、「本宮大社」というバス停で降りようとしたら、運転手の方が「本宮大社行くの?、ここじゃないんだよ、ややこしいんだけど」と。
ふむ、、、まだ3つ4つ先のバス停が熊野本宮大社前らしいです。


そんなこんなで、やっと熊野本宮大社に到着です。
しかし、このまま参拝しては駄目です。あくまでも、熊野古道を歩いて、そのまま歩いて参拝なのです(笑)
うーん、周りには数件のお土産店があるぐらいで、ひっそりとした感じです。もうちょっと開けているのかなぁ、とは思っていたので、ちょっとビックリ。
逆に、凄く観光地化されてないと思うので、それはそれで良いかな、と。
確か、このあたりにコインロッカーがあるはず、、、あったあった、「癒し処・からす屋」の隣に。えと、この癒し処・からす屋って店、店内に足湯があるみたい。おおお、帰って来たら入ろう〜
荷物を預けて、ここからバスに乗り換えてスタート地点になる「発心門王子」まで移動です。
その前に、何処かカッパの売っているところは無いかな、、、もう雨は大丈夫だと思うのだけど念のため、、、
少し歩くと、、、なんかコーナンが。。。絶対、カッパあるな(笑)
カッパや水の確保をして、次に乗るバス停まで移動です。
バスは、、、これまた地域で運営している住民バス(ページ一番下、田辺市住民バスの本宮地区がそうです)に乗る事に。
うらら館という場所から出るみたいで、コーナンの対面に本宮郵便局があり、そこから国道168号線の脇道に入って進むと、直ぐにありました。ただ、熊野本宮大社前にも停まるので、うらら館まで歩いて行く必要は無いと思いますが、、、(^^;;
うらら館前からバス(、、、といっても、ワゴン車なんですけどね)に乗って、熊野本宮大社前からも同じ様な熊野古道を歩く感じの人達も乗って来ました。
のどかな民家の中を走って行きますが、ぐんぐんと坂を登り、けっこう高い所を走っている感じです。遠くの山々には、深く雲がかかっていて、ちょっと大袈裟ですけど神秘的な雰囲気。
途中、発心門王子から熊野本宮大社間の中間地点あたりにある、伏拝王子などにも寄りつつ、20分ちょいで終点の発心門王子に到着。
静かな森の中、、、という場所。

ここから、熊野本宮大社方面へ熊野古道を歩く、約3時間のコース。
発心門王子から熊野本宮大社方面へのスタートだと、大半が下りのコースになるので比較的ラクに歩く事が出来て、お昼過ぎに歩き終えれる範囲なのでお薦めです。
道を少し戻ると、熊野古道に入る脇道があり、直ぐに休憩所がありました。
休憩所は無人でしたが、綺麗なトイレがあります。無人ですが、なにやら100円で熊野古道MAPを売っていたので購入〜、、、そんな事をしているうちに、一緒のバスに乗って来た人達は、先に行ってしまいました。さてさて、出発です。

しばらくは、緩やかなアップダウンのある舗装された細い道路を進みます。

途中には無人の販売所があったり。こういうのに弱い妻は吸い寄せられて、梅干しとかミョウガとか買ってますよ。。。安いし確かに美味しそうです。。。
お花畑があったり、なんか妙な案山子があったり。。。

ルートの分かりにくい所には道標があるので、スムーズに歩けます。
ガスの販売の車が道を行ったり来たりしていて、明らかに迷ってる模様(^^;;、、、迷路みたいだもんなぁ。

のろのろ寄り道ばかりしているので、後から歩いて来た人にも追いこされてしまう。
3,40分ほど歩いて、水呑王子に到着。

平屋の建物は学校の跡らしいです。
ここから山道に入って行きます。いよいよ、熊野古道らしい雰囲気になってきました。

霧がかかっていて、とても綺麗で幻想的です。
空気も少し、ひんやりした感じ。
所々に、熊野古道と書いた道標と番号が書いてあります。もし、急なトラブルが発生した場合でも、この番号を伝えれば大凡の現在位置が特定されるという感じなのでしょう。

また舗装道路に戻って少し歩くと、中間地点の伏拝王子に到着。
ここにも発心門王子と同じような休憩所があり、昼間の間は有人でお土産や温泉コーヒーやしそジュース等が飲める。
1時間半ぐらい歩いて来たかな、、、いやぁー、ちょっと休憩〜
雲もはれてきて、日射しが出て来ました。ちょっと暑いねー
休憩所で、おばさんに団扇を借りて、温泉コーヒーとしそジュースを注文。もちろん、アイスで。
おー、しそジュースが意外にも、サッパリしてて美味しい。
またまた、お土産に取り憑かれる妻。。。何か地元の人が手作りで作ってるジャムを発見して、買っていた模様。。。
荷物が増えていく、、、(笑)、、、おばさん達と話をしつつ、さあ、後半だ。

山道が続きます。後半の方が多少アップダウンがキツイかな、、、特に下りは滑らないように注意です。
途中で大斎原遠望へ登るルートがあるのですが、見上げると延々の登り、、、うへえ。。。遠望というだけあって、とても見晴らしは素晴らしいとは思うのですが、3日間歩きづめの私達には登る気力がありません。。。そのままパスして、熊野古道を進む事にしました。

山道を1時間ほど歩いたところで舗装道路に出ました。祓戸王子です。
さあ、熊野本宮大社はもうすぐです!!
大きな鳥居が現れました、いよいよです。。。

いやあ、到着〜
長かったぁ、、、新宮から歩いて遭難して、また歩いて(^^;;、やっと辿り着きましたよ。
熊野本宮大社!!!


参拝して定番のおみくじをして(小吉だった、、、)、さて、昼御飯〜
でも、食べる所が無いなあ。。。
コインロッカーのあった「癒し処・からす屋」の外に椅子があったかな、、、そこで食べよう。
大村屋で作ってもらった弁当。
竹で編んだ入れ物に旬の山菜を中心としたおかず、そしておにぎり。
お〜、美味しそうだー
この竹で編んだ入れ物は、持ち帰って色々と使えそう。捨てるのは、ちょっと勿体無い感じなので、そのまま持って帰る事に。
お昼休憩も終わって、さてさて、帰りは15時10分に熊野本宮大社前発でJR紀伊田辺駅に17時12分着のバスです。まだ、1時間ほど時間があるので、お土産屋巡りの開始。
そして、もちろん「癒し処・からす屋」の足湯にも、、、どうも今日は無料Dayらしい。ラッキー!!!
足湯に入りながら、ここでアイスを食べたりして、ちょっと優雅です(^^;;

そして最後に、元々の熊野本宮大社が建っていた「大斎原」に行ってみる事にしました。
歩いて5分ほどです。とても大きな鳥居が目印。

ここも世界遺産に登録されているんですね。
途中、私の左足の靴底がもげて取れそうに、、、(笑)
コインロッカーからザックを取り出して、ビニール袋を着けていたテープを剥がして、とりあえず靴の応急処置。
いやもう、靴が悲鳴をあげました(爆)
さて、いよいよ帰路へ。
15時10分のバスに乗り、ちょうど熊野古道・中辺路に沿うような国道を走るようで、山間をぬうような道でした。
うわー、紀伊田辺から中辺路の全ルートを歩くとなると、凄く大変だ。。。
途中、トイレ休憩した場所のお土産屋で、また取り憑かれていた模様ですが、、、(笑)
そして、紀伊田辺を17時45分発のスーパーくろしお32号で新大阪へ。
無事に自宅へ帰って来ました(^^;;
いやはや、現実離れした3日間でした。
明日から仕事です、、、歩けるのだろうか。。。(^^;;
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