ストライキ

鉄道会社がストライキでもしようものなら、「なんて迷惑な」って話になる。
今回の史上初の日本プロ野球のストライキだって、たった二日間で億単位のお金が消えてしまってる。プロ野球も大詰めを迎えた時期のストライキは、野球ファンに大打撃となったはずです。二日間のチケット払い戻しだけの金額でも、相当な金額になっただろうし、なにより「観ようと思ってチケットを購入したのに、ストライキで観れない」という現実は、プロ野球ファンにとても良い印象なんて与える事が出来ない。
でも実際は、9割近いファンは「ストライキ支持」だった。
支持されるストライキなんて、過去に聞いたことない。
「選手会頑張れ、古田ガンバレ」と支持する。


しかし、実際のところ本当に頑張る必要があるのは、経営者側じゃないかな、と。今までは、企業の広告塔という意味しか無かったプロ野球、だから広告塔としての意味を成さなくなったら、何時でも葬り去りたいと思っていた経営側。広告塔として頑張ってもらえれば良いわけで、なにも頑張って野球をする必要なんてなく、ましてやそれで年棒が上がる一方の現状に危機感を抱いてる。
しかし、年棒が高いのは赤字の大きな理由の一つですが、たとえ年棒100%カットしたとしても、10〜20億の赤字は残るのが現状の数値のようです。選手側の年棒カットや減棒も必要ですが、同時に経営者としての経営責任・経営能力が問われている気がする。
収益が悪くなれば、真っ先に広告や宣伝に費やしていた金が削られる。これは当たり前の話で、この事がそのままプロ野球界にも起こったと思う。
プロ野球は、各企業の宣伝以上の意味なんて無いんだから、経営者側はすんなり通ると思っていたのでしょう。
でもね、
誰も企業のコマーシャルを観たくて、球場に足を向ける人なんていないんだよね。
近鉄バッファローズというチームを観戦するのに、誰も「近鉄」という企業を応援には行ってないわけですよね。
今週末のストライキも、約8割が支持しているという結果もあるそうです。
経営者と労働者の対立という意味でも、ぜひ労働者側に軍配が上がる結果を望んでいます。

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