天婦羅「川原崎」

久しぶりに天婦羅を食べて来ました。
大阪には「一宝」という、たぶん大阪で一番の天婦羅屋さんがあるのですが(さすがに行った事ないですがw)、そこで修行をされていた方が去年末に独立して、オープンした店なんですね。

天婦羅「川原崎」
http://tabelog.com/osaka/A2701/A270103/27070191/

南森町にあるのですが、日本料理「宮本」さんの直ぐ近くだったりします。

店主と女将さんも気さくな感じで、堅苦しく無い雰囲気で、ゆっくり出来ました。

とりあえず一番安いコースにして、後は食べたい食材を単品でアレコレと注文。メニューには載ってない食材とかも、お薦めとか色々と聞いて注文しました。メニューに載ってないので、いったい、それが幾らだったのか、謎ですが(^^;;
ワインと日本酒も、なかなか良いものを揃えているようでしたよ。

中でも、これは凄いなー、と思ったのが、生卵の「黄身」だけを、そのまの、ころもをつけて揚げる、「キミの天婦羅」。

店主から話を聞いた時は、「えっ?」って(笑)

「生、そのまま揚げるんですか?」、ってwww

修業時代の「一宝」で、師匠が客の目前で披露していた技だったそうで。

本当に丸い「黄身に薄くころもで化粧した感じで揚がって来ました。
表面の薄く揚がったサクサク感と、中の半熟とろーり感が絶妙。

牡蠣の天婦羅も美味しかったなぁ、、、あ、牡蠣といえば柿(爆)
店主曰く、果物の天婦羅は今一つ好きでは無いそうなのですが、イチジクと柿の天婦羅は美味しいですよ!!、と。
どちらも頂きました、、、甘みが更に増して、、、これは完全にデザートですねー、美味。

もう一流の腕を持つ料理人を目にすると、質問しまくる妻(笑)

店主の話で、「へぇ〜」って感じたのが、、、まぁ、素人考えでいくと、食材によって揚げる油の温度とか色々と難しいのだろうと、、、で、一番揚げるのに難しい食材って何ですか、、、みたいな話になって。

店主が、「うーん」って考えて。

技術っていうよりも、食べてもらうタイミングが一番難しいんですよ、って。

天婦羅は、いつ食べてもサクサク感が無いと駄目でしょう、て。
客の箸の進み具合を見て、そろそろ次を食べたそう、、、っていうタイミングで、揚げたてを出す。

それが1分遅れたら、もう駄目なんですよ、って。

あと、油。
一度、油の機嫌が悪くなると、幾ら良い食材と腕を持っていても、もう駄目、って。

へぇー、って。

ころもも、食材によって微妙に変えてるんですよね。

そんな話は、本当に興味深くて、聞いていて楽しいです。

カウンター席しかないので、行く時は予約をお薦めしますよ。

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