one more thing…

スティーブ・ジョブズ氏がApple CEOから退いたのが、つい2ヶ月ほど前。
(今、読み返すと、、、なんだか遺言みたいですよね。。。)
新CEO ティム・クック氏の下、先日の10月4日に新しいiPhone「iPhone 4S」が発表されたばかり。

そして、今日。
元Apple CEOであり、「パーソナルコンピュータ」の幕開けであるAppleコンピュータを開発し、今に至る現在も第一線で活躍するMacintoshを生み出し、パソコンは性能だけではなくデザインでも選ぶというiMacを世に送り出し、音楽をデジタル化して外に持ち出してインターネットで購入するスタイルを創り上げたiPodを誕生させ、iPhoneやiPadというタッチパミル型タブレット端末機に未来を託した、そんな人物。

その人、スティーブ・ジョブズ氏が永眠された。

私が初めて、Apple社の製品を目にしたのは、雑誌の記事だったと記憶しています。確か、Apple IIeでした。中学生の頃だったかな。
その後、パソコンでゲームをするというブームが起こります。ロールプレイングゲームの代表格とされる、WizardlyもUltimaも誕生はApple II上で稼働するソフトウェアからでした。

憧れましたねぇ、、、WizardlyやUltimaで遊びたくて遊びたくて。

それまでは、剥き出しの基板だったマイコンを、ボックスに入れてキーボードも付けて、後はディスプレイに繋げば使えるという、今のパソコンの原点がApple IIなんですよね。

しばらくしてから、店頭でMacintoshを目にした記憶があります。SE/30とか、その辺りだったかな、と。

それから月日は流れて、身の回りで仕事で使ってるMacintoshを見掛ける機会もあったりして、、、IIciとか、あのフロッグデザインの頃ですよね。
(その後、中古で憧れだけでIIciは手に入れるのですが)

そして、初めてMacintoshを自分で買ったのが、PowerBook 5300cでした。
今から15年ぐらい前になりますか。

それから、プライベートで使うメインのパソコンはMacintoshになった。
そして、仕事でも朝から晩まで、Macintoshの前に座ってる、そんな生活になった。

最高経営責任者が自社の公式な発表会で、ジーパンにTシャツなんていうカジュアルな姿で登場し、ステージいっぱいにウロウロと歩き、身振り手振りに冗談を連発しながらプレゼンする。
そして、一番の目玉製品を発表せずにステージを去ろうとして、集まった人達が「あれ?、例の発表は無いのか?」なんて思わせておいて、、、

「one more thing」
(あ、そうそう、それと、もう一つ、、、)

と切り出すスタイルは、お家芸だった(笑)

大企業の最高経営責任者なんて、遠い人の存在ではあるけど、スティーブ・ジョブズ氏は身近に感じられる、そんな演出の上手い人でした。

すい臓の癌になってからは、移植手術に成功後、その激痩せぶりには、少し痛々しい感じもあった。
そんな中から、iPhoneやiPadを放ったんだから、そのバイタリティと底なしのアイディアには脱帽です。

本当にギリギリの「時」が来るまで、Appleで仕事をしていたんだなぁ、と。

できれば、もう少し長生きして、隠居生活しながらも、IT全体のご意見番として、彼の話を聞いてみたかった。
更に言えば、先に隠居生活に入ったビル・ゲイツ氏と組んで、何か面白い事をして欲しかったな、と。
まあ、それは天地がひっくり返っても無いか(笑)

パーソナルコンピュータ時代を創った人が、iPadでパーソナルコンピュータの終焉を宣言した。
そして、彼の創った、iPhoneやiPadで訃報を知った人も多いはず。

なんとも、時代を創り、駆け抜けた人ですよね。

R.I.P. Steve Jobs

朝から晩まで仕事でMacintoshを使う生活になって、かれこれ15年ぐらいになりますか。もちろんプライベートでも。

MacintoshというハードもOSも、Apple社という1社だけが製造・販売している。
(一時期、クローンも他社から発売されましたが)

そう考えたら、Steve Jobsがいなかったら、Macintoshが存在しなかったら、自分の人生も変わってたのかもなぁ、と思います。

まだ当分の間は、Macintoshは使わせてもらいますよ。

以下、歴史的瞬間な動画。

Macintoshデビュー (パーソナルコンピュータとしては初めてGUI+マウス環境を実現)

NeXT STEPデビュー (これが、後にMac OS Xに変貌する)

iMacデビュー

iPodデビュー

iPhoneデビュー

スタンフォード大学でのスピーチ

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