MFB-503

以前、ドイツのシンセサイザー・ガレージ・メーカー、MFB社の502の事を書いた事があったのですが、先日の土曜日にヒョンな事から、このシリーズの503を触る機会がありました。
502がRolant TR-808/606系だとすると、この503は完全にTR-909系の音。

とにかくコンパクトで軽い。片手に乗るサイズ。
しかしながら、その音にはかなり驚きました。
TR-909系というと、やはりキックの音が気になるハズです。
これがね、かなりの音圧とパンチの効いた音を出すんですよ。
たぶん、本家TR-909より勝っているかもしれない(笑)、、、JoMoXと良い勝負しそうなぐらいの音が出ています。
コンパクトなサイズなので、操作系には多少のクセがありますが、慣れればライブでリアルタイム操作もOKな感じです。
残念だなぁ、、、と思うところは、、、
・ハンドクラップが無い事。
これ、タムが高・中・低と3音あるのですが、1つ削ってハンドクラップにして欲しかったですねぇ。
・キックのみ、ミュート出来ない。
(短い時間しか触ってなかったので、方法があるかもですが、、、)
基本、各音をミュートさせる機能があるのですが、キックだけが別の機能に割り振られていて、ミュートが出来ない仕様になっている。キックは、えいやっ!!と音量下げる方法しかないかもですね(^^;;
あ、そうそう、キックとスネアだけ、パラ・アウトがあるので、パラって卓でミュートって方法もありですね。
・MIDIがINしか無い。
OUT/THRU(兼用)も付けて欲しかった、、、でも、サイズ的に無理があるかもね。
、、、ぐらいですか。
キックがミュート出来ないのは、ライブで使うには痛いところですが、その分、キックのパロメーターは豊富です。808ブーンな音まで出てくれます。
5万円台で本家909顔負けの音が出るんだから、これ、実は隠れた名機かもしれません。
けっこう、独特のグルーヴ感もありましたしね。

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