シンセカイ終わりました

少しプレッシャーを感じるのですが、、、いえ、こちらの話なのですが。。。(笑)
デンキまみれなアーティストのみなさま、お疲れさまでした。
SOCIOスタッフのみなさん、梅田ナカイ楽器さん、お世話になりました。
長丁場でしたけど終わってみれば、みなさん個性豊かで奏でるサウンドや世界観が全く違う人達ばかりなので、アッという間に時間が過ぎてしまいました。
とても楽しいデンキ夜会でした。
梅田ナカイ楽器さんの協力で、プレゼント抽選(けっこう良い商品、沢山ありましたものねー)もあったりで、盛り上がったイベントでした。
もちろん、出演者は対象外なので、「自分らでチケット買うか」なんて言ったりしてましたものね(笑)
でも、出演者には各自moog Tシャツが配られて、おおーって(^^;;


話をさかのぼれば、去年のシンセフェスタのコンテストに出演させて頂いたのが始まりで、その後にマコフェイのお二人とダブロックさんとお会いする機会もあったりした時に、「シンセフェスタで1曲だけって勿体ない!!また集まって、ちゃんとライブやりましょうよ?」って言われたのが、今回の「Synthe-Kai」に繋がったものでした。
ダブロックさんとは、あまりにも家が近過ぎますしね、歩いて10分(笑)
「Synthe-Kai」の前に、同じくシンセフェスタが切っ掛けで、お声を掛けて頂いたb_tさん主催のライブに出演させて頂いたのですが、その時は早い段階から持ち時間40分程度という話を聞いていたので、モジュラーだけで40分というのはちょっと辛いものがあるので(笑)、ableton LiveやKORG ER-1と同期させてやってみたんですね。モジュラーも京都という事で1ユニットしか持参出来なかったですし。
で、今回の「Synthe-Kai」は持ち時間25分ほど、、、これならモジュラーのみ「No MIDI!!!」でやれるかな?
、、、という事で、モジュラー2ユニットとKORG KP3だけでやってみる事にしました。
総勢8組という事で、転換作業も大変だと分かっていて、、、私の機材の場合、一度スタンドの上で組んでしまうとバラせないんですよね(^^;;、、、普通のシンセだとライン抜いて、スタンドとシンセをサッと引っ込める事は可能ですけど、私の2ユニット・モジュラーを3,40本のパッチケーブルでスパゲッティ状態になっちゃってると。もうバラせない(笑)、、、スタンドごと、よっこらしょと移動させる以外に方法が無くなってしまう。
そんなわけで、ステージじゃなくてフロアの方に据え置きでセッティングしちゃってもOKですよって話を先にしてました。
モノがモノなので(笑)、機材を見せびらかしながらやるのも面白いんじゃない?、、、という話で。。。(笑)
さてさて、当日。
とりあえず、雨がやんで良かった(笑)
音チェックは12時45分からという事だったのですが、とにもかくにもパッチングしない事には音が出てくれません(笑)
パッチング作業だけで30分ぐらいは掛かると思っていたので、12時頃にSOCIOへ。
すると、、、いきなり、、、フェイさんが、、、
「よかったー、男手が足りなくてー」
???
なにやらスピーカーを入れ替える作業をしていたようで、PAスタッフのお二人とフェイさんだけでやっていたみたい。
と、、、とりあえず、自分のセッティングの前に、こちらのお手伝い(^^;;
落ち着いたところで、自分のセッティング。
最初、自分がフロアに向かうようなセットをしていたのですが、「それ、駄目でしょう。背中向けないと(笑)、ツマミ見せないと(笑)」というツッコミがあって、やはり背中を向けるスタイルに。。。(^^;;
ある程度のパッチングは決めてはいますけど、途中から脱線したパッチングに、、、で音チェック。
うんうん、、、あとは状況を見て音をもっと出してくれるという話。
フェイさんは、その間、黙々とプレゼントの抽選券作り。
とりあえず、私の音チェックは終わったけど、、、あとが来ない(笑)
少し(かなり?)、不安な顔になるフェイさん。
そんなこんなで、その後直ぐに、√thummと、どうぶつげんきが到着。
続いて、nicoraiさん、マコフェイの白マコさん、ダブロックさん山崎さんと、続々と到着。
おお、ダブロックさんと山崎さんのユニットも、フロアに機材をセッティング。私と並ぶ形で、フロアの片側の壁が機材で埋め尽くされる、、、楽器屋のようだ(笑)
そして、全国ツアー中の生方さんも到着。
私のモジュラーを見るなり、「Etherwave ProにCV付いてるから、minimoogとか繋げたりするんだけどツアーだとさすがに持ち歩けないしね、これ、どう? テルミンもあるんでしょう?」って、声を掛けて頂き、少しお話しました。
さてさて、その間、ちょいと遅い昼食でも。
帰って来るとマコフェイとダフロック&山崎さんのリハ中。
終わって、「ざ、さーーーーん、、、」とフェイさんの声が、、、
ありり、あら、まだメンバーが揃ってない?
(^^;;
結局、THE SUNのリハが終わったのは開場10分前(笑)、、、なんとか間に合いましたねー
17時スタートという早い時間にもかかわらず、最初からそこそこ人が入ってる感じです。
さて、オンタイムでスタート。
おー、ヲタさんやN&Nさんも来てくれたー、Y先生も来てくれたー、ありがとうございますー!!
トップバッターは、「THE SUN」
ベース、ドラム、キーボードのプログレ魂バンド。
一発目からハイテンションで盛り上げていきます、凄いなぁー!!
ガンガンに弾きまくってステージ飛び出して、シンセ壊れて(笑)、ファミコン・テルミン?して、圧倒されました。聴きごたえのあるバンドですよ〜
そして、2番手が私。
出演者にと梅田ナカイ楽器さんから頂いたmoog Tシャツと白衣を着て、フロアへ。
PAさんのOKが出たので、軽く挨拶してから音出し。
ステージじゃなくて、いきなりフロアから挨拶したんで、お客さんも「あれれ」という感じだったかも(^^;;
今回、モジュラーは2ユニット。オシレーター×4&ノイズ×1、計5音を奏でるパッチングになりました。
モジュラーはモノフォニックというイメージが強いですが、出したい音の数だけ必要なモジュールを揃えればいいので、実際には無限ポリフォニックです。オシレーター100個用意して100音同時発音も可能です(笑)
その他、フィルター×5、LFO×3、エンベローブ×5、アンプ×3、サンプル&ホールド、ステップシーケンサー、テルミン、ジョイスティック等のモジュールを組み込んでいました。
ある程度の音の変化って予測は出来るのですが、動いているうちに、だんだん予測が出来なくなってくるんですよね。
同じモジュールでも個体差があって、ずーっと回していると微妙にズレてくる、、、1つの信号を分岐させて他のモジュールに変調かけて、さらにその信号を別に変調、、、という事もやっているので、そうなってくると、どう変化するかなんて考えても無駄というか、、、(笑)
傍らにストップウォッチを置いてて(実際には普通の時計を表示させていただけなのですが)、山崎さんに「これ何するの?」って突っ込まれていたのですが、モジュラーは自分から音を止めない事には、永遠に走り続けているので、時間みないと分かんないんですよ(笑)
そんなこんなで、、、
どうでしょう?
(^^;;
案外、いい音が出ていた感覚はありましたが、、、
途中で、「あれ、なんか信号が変?」とか色々とありましたが、変なのが正しいのか正しくないのかさえ分からない状態なので(笑)、えーい、そのまま突っ走れ〜という感じでやってました。
最後はお決まりの、シーケンサーをブン回して、キモになってるパッチケーブル1本抜いて終了(笑)、、、これで音が止るんです、強制的に。
終了後、ニコライさんが「友達が話をしたいって」と言われて、、、あやや、外人さん(^^;;
「very good sound!!」
おおお、なんか、、、「さんきゅう」(笑)
そして、京都のライブの時も来ていた方だそうで、声を掛けて頂いたり、Y先生とは「なんか即興で一緒にやろう」って話になったり、、、声を掛けて頂いたみなさん、ありがとうございました(^^;;
3番手は、「どうぶつげんき」
二人組のテクノ・ユニット。楽屋に行ったら着ぐるみ状態で、光り物の小道具が。。。「さっき、買って来たんっすよ!!」、、、おお(笑)
Neworderの曲(HARDFLOORのremixかな?)で軽快なチャンバラでスタート(笑)
シンプルな機材から強烈な高速ビートとサンプル・ヴォイスでアクセント付けつつ、ベースとキーボード弾きまくり。二人ともフロアまで出て来て、ぐでんぐでんに(笑)
可愛い?着ぐるみからは想像できないゴリゴリな音でした!!
4番手は、「√thumm」。(HPはこちら、工事中)
ローズのエレピまで持って来て、気合い十分のテクノポップ三人組ユニット。
とても気持ち良いキラキラしたサウンドは、フロアをスッとクールダウンさせつつ、最後はノリノリな一体感へ。
やはりヴォコーダーのヴォーカル、いいですよねぇ。カッコイイし可愛いし気持ちがいいねー
5番手は、出ました「nicorai maruhama」
赤いNordシンセを2台というシンプルなセットからは想像できない、壮大なプログレ演奏。
そして、霊魂的トークも炸裂(笑)
今回も、まるで違う霊が舞い降りたかのような演奏で圧倒されした。初めてNord Waveシンセの音を聴きましたが、わー、カッコイイ音しますねー!!!
6番手は、再びフロアにセットされた場所から、「山崎明+ダブロック+フェイターン」のユニット。
フロアには「山崎明+ダブロック」、そしてステージには「フェイターン」という変則的なスタイルでスタート。
アシッド・エレクトロっぽい楽曲を奏でつつ、フェイターンさんがテルミンでS.E.っぽく上モノな音を即興で入れていく。
ダブロックさんのシンセ音やヴォコーダー、山崎さんのアシッド音とリズムがダンサンブル。そして最後は、なんと山崎さんがテノリオンを演奏。
たぶん、一般に目にする機会としては、これが初めてという人も多かったはずです。最新のシンセサイザー。
余談ですが、リハの時にテノリオンが落下、、、本番中でも落下、、、(^^;;
これ、意外に危険かもですねー
そのままの流れで、7番手の「マコフェイ」に突入。
白マコさんとフェイターンさんのポップでエレクトリックで、ちょっとダークなユニット。
白マコさん独特のカーツウェル・サウンドの上で、歌とテルミンで自由に踊るフェイターンさん。
独特の世界観がフロアを包み込みます。
フロアではダブロックさんがそのまま残って、マコフェイのサウンドをアシスト。
さあ、いよいよラストは、テルミニスト「生方則孝」
Etherwave Proとオケ用のMacというシンプルなセット。
Etherwave Proの音って、凄くまろやかですよねー、、、
サウンドはポップですが、テルミンならではの実験サウンドを随所に散らばめた楽曲は、とても複雑に考えられていて、一つ一つの音が深い。
猫や怪獣の鳴き声を真似た音をテルミンで奏でていたのは凄いというか、テルミンが生き物のようでした。
生方さんが終わられた頃には23時頃だったでしょうか。
ダーっと撤収して、打ち上げに行きましょうという事だったのですが、、、
機材が多いし、車じゃないから、、、
どうしようどうしよう、、、うーむむむむ。。。
考えていたのですが、この機材をコロコロしながらウロウロするのはちと辛いというか、うっとおしいので(笑)、ここは泣く泣く素直に帰宅する事に。
まー、それにしても、、、とても楽しいイベントでしたね。
こんな素晴らしいイベントに声を掛けて下さったフェイターンさんに感謝。
そして、出演されたアーティストのみなさま、これからも楽しいサウンドを奏でて下さいね!!
お疲れさまでした。
P.S.
動画を撮影して頂いてものをリンクしておきます。トップバッターのTHE SUNだけ、間に合わずに撮れなかったみたいで、、、(^^;;

P.S.
京都の時と合わせて、写真はまた後でアップしますねー

コメント

  1. b_t より:

    お疲れ様でした!
    映像を拝見しましたー
    やはり、モジュラーでの即興はカッコイイですね!
    クラブで聴きたいぐらいです♪

  2. うにょ303 より:

    b_tさん、こんにちは。
    bpm3やシンセカイ共々、こうやって声を掛けて頂いて出演させてもらって、感謝感謝です(^^;;
    そうそう、日記にも書きましたが、、、
    テノリオンって、なにげにキーボードの上とかに置いておくと、ガタッとかいうちょっとした衝撃で、滑り落ちる危険あるかもなので、ライブで要注意です。
    首からぶら下げますか(笑)

  3. b_t より:

    そそ、そこが問題なんです。
    実は立てて置けるようなスタンドを探してます、
    いまのところアクリルの写真たてのような物がベストかと。
    下からケーブルが出るので少しゲタを履かす感じになりますね^^

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