木下航志くん

4月29日、NHK総合TVで何げに観ていて、13時5分から始まった番組を観ていてもう、釘付けになってしまいました。
「響けぼくの歌・木下航志14歳の旅立ち▽全盲の少年・鹿児島市での5年間▽母親の願い」
というタイトルだったんですけど、生まれて間もなく全盲になった木下航志くんが、独学でピアノと歌を練習して、10才にして地元・鹿児島でストリート・ライブを敢行、色々と音楽家への道と全盲というハンディの狭間で苦悩しながら、一人の音楽家として歩み始めるという内容でした。
なんかね、10才のストリート・ライブ、、、凄かった。
ビアノも歌も独学。しかし、凄い上手いの、これが。上手いっていうか、上手いだけじゃなくて、凄い迫力がある。聴いてると、凄く引き込まれるというか、凄く納得しちゃうというか。
一度、耳にしたら、サラサラとピアノ弾いちゃう。独学だよ。
日本の歌謡曲からジャズ、ボサ・ノバまで弾いちゃう。
テクニックとかじゃなくて、もう、理屈抜きで、音楽として演奏しちゃう。
14才にして、初めて先生についてクラシック・ピアノとヴォイス・トレーニングを始めたそうです。凄いなぁ。
でも、この、理屈抜きの「独学の感性」は忘れないでほしいな、と。
テクニックで演奏するなら、音楽で仕事している人なら、大抵は出来る事だと思う。しかし、航志くんの「独学の感性」は、幾らテクニックを磨いた音楽家でも真似できる代物じゃないから。
ほんと、凄かった、感動。
木下航志くんの部屋へようこそ

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