参拝

靖国神社の参拝が問題になっている。
私なんかの“にわか”知識で、何がどうという事にもならないのだけども、なんとなく書いてみよう。
問題になっている点というと、、、
・政教分離
・A級戦犯合祀
・対アジア(とりわけ中国と韓国)への配慮
、、、という事なのでしょうか。


なんていうのかな、、、上記のような問題を言う前に、本当は少なくとも、日本人自身が自国の、戦前から戦時中、戦後の歴史を、じっくりと知る必要があると思うんですよね。今でこそ世界最強(最悪?)の生物化学兵器の研究をしていた、陸軍の第731部隊についての話も色々と出て来ますが、私が初めて存在を知る事が出来た森村誠一氏の「悪魔の飽食」(一部、事実と事なる写真や内容があるという事で発刊中止にもなりましたが、、、)という著書が出るまでは、ほとんどの一般人は存在すら知らなかったわけでしょう?
彼等の研究成果はアメリカと取り引きする変わりに、第731部隊の誰一人、東京裁判で裁かれてはいないし、薬害エイズで問題になったミドリ十字の創始者も実は第731部隊の人間だったわけですから、人間を単なる実験道具としか見れない人が、ミドリ十字を作ったという事実もあるわけです。
戦艦大和にしたって撃沈されたわけですけど、行きの燃料しか積んでなかったわけですから、明らかな特攻なわけですよね。
サイパンや硫黄島(10月に映画が公開されますね)の“玉砕”も大ウソなわけですよね。万歳突撃なんて、全体から見ればごくわずかなはずです。
万歳突撃の玉砕よりも、自決した人数の方が多いのでは?
明石家さんまさんが出演した「さとうきび畑の唄」というドラマでは、同じ日本人が日本人を殺すという理不尽な最後で締めくくってます。これも本当の話だろうしね。
東條英機元首相ら当時の内閣と、軍の間ではあきらかに温度差があったのも事実でしょう。
アジア諸国に侵略した主たる目的は、要は燃料でしょう。昔も今も資源の乏しい日本ですから、それを確保するために侵略を開始させるわけですけど、戦争という大事にはしたくなかったのが、当時の内閣の連中の考えだったようですよね。欧米を敵に回すと勝ち目が無いのも理解していたようですから。
そこを強攻策に打って出たのが、当時の陸軍らしいですよね。
日本が侵略、侵略という部分もあれば、原子爆弾を投下された最初の国なわけですよね。
戦争を早く終わらせるためにと最初は署名をした世界的物理学者にして20世紀最大の頭脳、アインシュタイン博士も直ぐに原爆の威力を悟って使用の反対運動をしていました。原子爆弾の恐ろしさは、ほんの一部の人にしか知らなかったはずです。
ただ、私も本やTV等から得た知識ですから、本当に本当の事は知りません。
自分の目で見て、耳で聞いたわけじゃありませんから。
だからこそ、分る事実を客観的に日本人の中でまとめる必要があると思うんですよね。
外の国から、あれこれ言われるのも気分の良いものじゃないでしょう。
東京裁判は公正な裁判じゃないから、AやBやC級という戦犯の扱いもおかしい、、、という論理もありますが、確かに勝者が敗者を裁くわけですから、まったく公正じゃありません。しかし、戦争に負けた事実を考えれば、この裁判を当時は、、、少なくとも当時は受け入れる以外の選択肢は無かったのでしょう。極論を言えば、戦争に勝っていれば、こんな裁判も無かったわけですから。
こういう理不尽さが、戦争の最たるものじゃないでしょうか。
どういう形で戦争責任を取っても、被害にあった国はそれを利用して外交して来ますよ。
どういう形で戦争責任を取っても、文句を言う国は、永遠に文句を言って来ますよ。
そういう国には、毅然とした対応が必要だと思うのですが、だからこそ、日本国内では事実をはっきりして知っておく必要があると思うんですよね。
その上で、日本国内で今の日本人が、大戦当時の主要な当事者に対して、改めて一つ一つ責任を考えていけば良いんじゃないのかな、と。
A級とか、そういう判断では無くて。
その上でなら、戦争責任もきっちり出来るだろうし、その後に文句を言って来ても、毅然たる対応で十分だと思うんです。
そういう考えを頭の中でぐるぐると回していると、靖国神社の参拝で問題は止めてしまうのは、本当は駄目なんじゃないかなと。

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