2000-11/1日記

ちょ〜仕事が忙しい。某有名カタログの仕事が入って来てる。写真内の、ありとあらゆる部分に、注文が入って来るので場合によっては、写真1点仕上げるのに1,2時間かかってしまう。そんなのが150点ほどある、、、もう、うんざり。。。幾ら、私らが力を出しても、それが最終的に印刷物に反映されない状況で仕事をしていて、品質もへったくれも無いと思うのだが、、、
はっきり言って、こういう状況下での仕事をしていて、最近は仕事に対する自信とか、無くなりつつあります。自分自身の技術っていうより、会社に対して「その程度か?」って疑問が、ふつふつと湧いてくる。


世はIT時代。まぁ、ITなんて単語は、意味無いからどうでもいいんだけど。前に某流通会社と、うちの会社の会議があってね。ちょうど、その流通会社のチラシとか、うちでデザインから印刷までやってるから、まぁ、お得意さんってわけ。
その流通会社は、インターネット事業にも手を付けたいと言ってるわけ。それで、デザインから印刷過程で出来上がって来たデータを再利用して、インターネットにも使用しようって話。うちの会社、東京本社や名古屋では、インターネットに関してぼちぼちと手を付けようという動きがあるらしい。
で、大阪はどうなんだ? と。そこに、今回の会議のネタが入って来たわけ。しかし、具体的にインターネットについて会話が出来る管理職って、うちの会社にはいないわけですよ。絵に描いた餅程度の話しなら、出来るってぐらいで。そこで、「おい、安並。良かったら会議に出てくれんか、、、、」って話しが来て、まぁ、出てみたわけよ。
ただ、眠たいだけの会議だったけど。その流通会社の部長? さんらしき人が、インターネットについて、色々と意見を言うのに対して、うちの役員の方は「はぁ、はぁ、そうですね」と相づちを打つばかり。よく判らないネタなんで、聞き流してるって感じが、素人目にも分かる。
会議が終わって、その役員が私に、「ところで、ダウンロードってどういう意味なんだ?」と聞いてきた。いや、、、これほどまでに、、、それこそ絵に描いたような質問をされるとは思わなかった。。。っていうか、これでよく会議に出るだけの勇気があるな、、、と感心もしたが。。。とにかく、唖然としたのは事実。
別に、ITだITだ、、、っていうのも問題だと思うわけだよね。“ドット コム”神話は、もう崩壊しちゃって淘汰される時代なわけだから。でさ、前課長と話しをする機会があって、私としては、そういうインターネットに関する事業を始めるなら、その方面で仕事をしたい、、、っていう意味合いで話しをしたんだけど、全く解答が無いんだよね。
、、、っていうか、その会議以来、誰もインターネットの事なんて会話に出さないんだよね。結局、回りがうるさいから、とりあえず・インターネット・って言葉で、会議してみようか、、、っていうぐらいのノリだったと思うのよ。
しかし、私はね、違う。印刷業って情報産業だと思ってるから。クライアントが広めたいと思っている情報を、如何にして流通させるかが仕事だと思うのよね。ただ、紙の上にインクをのせているだけの商品を売ってるっていう考え方なら、たぶん10年後には潰れていると思う。印刷物が、10年後にビジネス・チャンスを広げているとは、どう考えても思われないもの。iMODEとかを使っている連中相手にビジネスする時、どうするの? っていう、、、ね。
みんながやっているから、俺も、、、っていうパターンは話にならないけど、でもね時代は動いているのよね。17,8年前からパソコンを使ってるけど、ここ3,4年の技術進歩って凄いじゃないですか。じゃぁ、これからの5年後は、、、って誰も予想できない。だから、先の事に対して研究したり興味を持ったりする事は凄く大切だと思う。特に、私らのような情報産業の中で生きている人間には。

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